さて、Gaobabu☆キャリボ風防にスライドシャッターを取り付けたので使ってみることにしました。
とにかく、実際にやってみなければ分かりません。
自作のシャッターの時は、それまではスムーズに開閉していたのに、燃焼を始めたとたんに、シャッターが急に固くなってしまい、開けるのに苦労しました。
このスライドシャッターはどうでしょう?
今回、使ったものは、
プリムスのM+ユニフレーム(UNIFLAME) UFシェラリッド300チタン
点火は、SOTO スライドガスマッチ
着 火
日中は、アルコールストーブの炎はほとんど見えません。手を近づけると暖かく感じたので、着火しているなと感じました。
火を点けてまもなくすると、ステンレスが青く色づいてきました。チタンブルーじゃないですよ。
スライドシャッターを閉じてみました。
楽に閉じることが出来ました。
いよいよ、実験です。
ここからは、分かりやすいように動画で紹介します。
結論から言うと、ダメでした!
シャッターを閉める時は軽々と閉めることが出来ましたが、いざシャッターを開けようとすると、自作のシャッターの時と同様に、内側に引っかかり強く動かさないと開けられません。
アルコールバーナーは点いたままです。
力任せに開けようとすると、勢いでキャリボ風防が傾いてアルコールがこぼれる可能性もありますね。
さらに、上に乗っているクッカーが落ちそうで怖いです。
五徳の上に、鉄板や鍋などが乗っていなければいいですが、乗っている場合は、開け閉めはしない方がいいと感じました。
★これでは、自作のシャッターと変わりありません。
やっぱり熱膨張か?
ということで、シャッターの原理は簡単で、とても素晴らしいアイディアなんですが、熱膨張には勝てなかったということですか?
難しいことはわかりませんが、アルミほどではありませんが、ステンレスも熱膨張しやすい金属には違いありません。しかも、アルコールバーナーで熱せられたステンレスが触れないほどの高温になるため、変形も大きいと思われます。
自作同様に、使い勝手はとても悪いです。いや、悪すぎです!
シャッターの動きは・・・
下は、中のシャッターの動きが分かるようにと、この位置から映してみました。
アルコールバーナーは消えていたので、燃焼時に比べて開けやすくはなっています。でも、やっぱり開けづらいことに違いはありません。
アマチュアの自分でさえ、いくつか試作品を使って実験したのですから、Gaobabuでは、この数十倍はシャッターの長さを変えながら、燃焼実験を繰り返したと思います。でも、とても残念な結果になってしまいました。
Gaobabu は好きなメーカーですが、しかも専用品ということで期待が大きかっただけに、自作品でもよかったなーと凹んでいます。
燃焼時に開け閉めしちゃダメ?
ただ、考え方として、これって、もしかして燃焼時に開け閉めしちゃダメってことなのかもしれませんね。
冷えていれば、少し固いですが、先ほどよりも楽に開け閉めを行うことが出来るからです。
燃焼中だとスライドが固くなってしまうので、火が消えるまで閉めっぱなしか?
それだったら、自作したシャッター⇩で十分でしたね。
対策として
先端が内側のステンレスに引っかかりにくくしようと、赤い部分二か所を少し内側に向けてみました。
燃焼後よりも動きやすくはなりましたが、燃焼させると固くなってしまいます。結局同じなんですね。
これは、自作のシャッターで実験済み。
それと、ステンレス同士が擦れ合うシャッターの外側と風防の内側に600番のヤスリをかけておきました。どれだけ効果があるのか?
やっぱり燃焼中に開け閉め出来る設定だった
ただ、Gaobabu の取扱説明書には、こう記載されています。
「スライド機能がありますので燃焼中に消火したいときにはプレートをスライドして消火蓋を入れることができます。※その際はプレートのつまみ部分が非常に熱くなっているので手袋をするかプライヤーなどで操作してください。」
途中でアルコールバーナーの火を消そうとして、シャッターを開けることもあります。だからメーカー側は燃焼中の開ける作業にも触れています。
でも、このスライドシャッターが燃焼時にも使うものであるなら、もっとスムーズに開閉出来ないと意味がありません。
ということで、
今の段階では、「燃焼中はシャッターを開け閉めしない方がいい」というのが、自分なりの正しい使い方です。
参考にしてみてください。
おまけ : 古いCM
~♪雨が降ってる日曜日
坊や泥んこなぜ泣くの
あそこの角で転んだの
どうしてそんなに急いだの
明星即席ラーメン パパと一緒に食べたいの~♪
~♪きょうは日曜ハイキング
アリがぞろぞろついてきた
あそこに見える切り株で
腰を下ろして焚き火して
明星即席ラーメン カブトムシにも食べさせた~♪
清志郎バージョン⇩