シェラカップについてのお勧め記事 (買わせる記事?) がたくさん出ているので、それらを参考にすれば自分にあったシェラカップを選ぶことが出来るでしょう。
【2022年】シェラカップのおすすめ人気ランキング25選
記事の監修者はズボラママこと、年間120日以上キャンプしているという方だそうです。
記事には、
キャンパーや登山者にとって、必須アイテムともいえるシェラカップ。
ご家庭のキッチンで活用する方も増えていますが、その人気の理由は、使い方が多彩なこと。
丼ぶりや取り皿として使うほか、深さを活かして汁物入れやマグカップとしても便利です。・・・・
とありました。
実は、自分はシェラカップを一度もキャンプに持って行ったことはありません。
ということで、実感は湧きませんが、シェラカップが必須アイテムとは、今の今まで知りませんでした。*シェラカップがなくても全く困らなかったので。
遅れていますねー。
一般的に、シェラカップの選び方として、用途や材質、 目盛りのあるなし、 持ち手の形、 手入れのしやすさ、 重量などが挙げられます。
中にはシェラカップは「万能・・」と表現を使われている方もいます。
「万能」? いやいや、ちょっと持ち上げすぎでしょ。
*そんな「万能」なシェラカップよりも、「不器用」だけど、何かに特化した道具に魅力を感じてしまうのは自分だけでしょうか?
シェラカップの用途・・・
鍋に使うのか食器として使うのか、
計量カップとして使うのか、
容量は?
材質によっても、熱が伝わりやすい、焦げ付きやすい等々、ありますね。
ということで、一つ一つ思ったことを書き綴っていきます。
シェラカップの用途など
食器として使う
サラダを盛ったり、取り皿として具材を入れたり・・は普通にできます。
深皿として使えますから、汁物や嵩があるものはこぼさずに入れることができて便利です。取り皿として使うには、シェラカップが数個あると便利です。
鍋として使う
*シェラカップで作る料理の記事は"流行"という事もあってたくさん見つかります。
①炊飯
シェラカップ (300ml) でご飯を炊く記事もあります。
ただ、1合を炊くとすると、米180ml、水が200mlなので、この分量で炊けば、どんな状態になるか想像がつきます。吹きこぼれてしまいます。そこで、米は0.5合が適量です。
中には、わざわざ熱伝導率の低いチタンで炊く記事もあります。シェラカップの底面積 (炎が当たる面積) が小さいので、バーナーパッドを敷いて均一にする必要があるようです。そうすればうまく炊けるようですが、自分には不向きでした。
・チタンを使って米を炊いている動画があります。チタンの場合は熱が上手く伝わらないので、沸騰したら一度米をかき混ぜて・・と工夫していました。でも、焦げ付かさないように配慮したせいか、不味くはないが旨くもないという感想。
・ステンレスの場合でも火加減や燃焼時間等々、難しいようです。
*いずれの動画も実食時にアルミで炊くような美味しさは伝わってこないのが残念です。
*テクニックがないと美味しいご飯が炊けないのでは、キャンプでは面倒すぎます。
各炊飯器メーカーは米をより美味しく炊くために研究していますよね。特に内釜にこだわり、鉄やステンレスなどの合金だったり多重層の金属を使ったり。
たかが炊飯と言っても、美味しくふっくら炊けるかどうかがカギです。
せっかく、キャンプに来たのに、炊いた米に芯があったり、柔らか過ぎたらどうしようもありません。
シェラカップを使う人は炊飯に手間暇をかけられる、炊飯に神経を遣える人向きだと思いました。
結局、固形燃料の"ほったらかし炊飯"が一番じゃないの?
米を美味しく炊くなら、アルミ製の
エバニュー Backcountry Almi Pot シルバー 122×67mm
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径122×深さ67mm
質量 : 140g
容量 : 650mlスノーピークのトレック900のポットが、/φ120×107mm、フタ/φ127×39mm。それよりも少し低い小さなポットです。
小さいので1合炊くならこれぐらいでちょうど良し。トレック900と違って、吊るすことが出来るのがポイント。でも、価格は高い。これがネック。⇩
この記事に出て来るクッカーは、これですよね⇩
ところで、ごはんを炊いた後、シェラカップにご飯を入れたままでは、おかず用のクッカー、汁用のクッカーが必要になります。つまりご飯を炊いたはいいけれど・・・です。他にもクッカーが必要です。
②キムチ鍋
具材などを入れて煮立てれば、簡単に一人鍋が出来ますが、目盛りの200mlまで水を入れて、それに具材を加えたら・・・溢れます。
ミツカンのチゲ鍋の記事を読むと、水だけで270ml。クックパッドのレシピでも300ml入れることになっています。
通常のシェラカップは 300ml なので作れません。
では、もっと容量の大きいシェラカップを用意すべきか? めんどうでしょ、大きめのクッカーで作って、シェラカップを取り皿代りにすればいいだけです。
他にも鍋で作る料理として、パエリア・アヒージョ・チーズフォンデュ・天婦羅&揚げ物などの料理はありますが、いずれの場合も300ml程度の小さなシェラカップでは作れません。
つまり、これらの料理を作るなら 420~900ml ほど入る大容量のシェラカップが必要ということです。でも、そのためにわざわざシェラカップを用意します?
普通のクッカー (鍋なら浅型 例えばアルミパーソナルクッカー) で十分だと思います。
いくらシェラカップが万能で便利だからと、何が何でもシェラカップで作る必然性はないでしょう。
③スパゲッティー
"別茹でなし"のスパゲッティーを使い、具材と一緒にスパゲッティーを茹でて、水気がなくなったら、にんにく、醤油、バターを入れて出来上がり。簡単レシピです。
これは簡単です。ただし、沸騰したお湯が溢れるので、シェラカップ 900ml 使用と書かれていました。
④ミネストローネ
具だくさんのトマトベースのスープ。材料は、じゃがいも、人参、玉ねぎなどの野菜にウインナー、ニンニク、オリーブオイル、トマト缶 水300ml コンソメブロック。
具をたくさん入れるので、300mlでは全く入らず、これまた 900mlのシェラカップを使用しています。
つまり、お湯を沸かしたり、具だくさんのスープなどを作るときには、900mlぐらいの大きなシェラカップを用意しないといけないということです。
なるほど、そういうことかー。
ユニフレーム UFシェラカップ 900 668016
【サイズ】φ185×257×50mm
【容量】900ml何もシェラカップじゃなくてもよくない?
*シェラカップを使った料理の紹介記事なので、どうしてもシェラカップで作らないといけない理由があったのかな?
フライパンとして使う
小さなシェラカップなら、目玉焼きぐらいは簡単に調理することが出来ます。
ステンレス製がいいですね。わざわざバーナーパッドを使ってチタンで調理する必要もないし、肉だって焼けます。
シェラカップで焼いてどうするの?
小さくても、鉄板を持って行けばいいのに。
目盛り
目盛りについては前回書きました。計量カップとして使わなければ必要ないし、デザイン的にもスッキリします。
サイズ
上述のように大量の水を使う料理の場合は300mlでは作れないということがわかりました。
となると、420ml や 600ml、或いは 900ml と色々なサイズのシェラカップを用意する必要があります。
これで3つ重ねています。300mlを2つと150mlの小さなシェラカップ
りゅうちぇるさんのページが視覚的に分かりやすいのでお借りしました。
シェラカップを上手に重ねることが出来ています。素晴らしい。
でも、収納には取っ手が邪魔かなー
もともと携帯性の悪いシェラカップ。
同じサイズなら奇麗に重ねることができますが、やっぱりサイズが違うと、こうなってしまうんですね。どうしましょう?
*しかも、300mlくらいのケースはいくつか発売されていますが、900ml などの大きなシェラカップまで収納できるケースは今のところありません。
これは「Space fire」シェラカップケース
このように、取っ手だけ外に出して収納するタイプが多いです。取っ手を何かに引っ掛けることも出来ます。
300~330mlサイズのシェラカップなら 5個は入ります。価格も安いし、お手頃。
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★わざわざ大容量のシェラカップを用意しなくても、900ml 以上の普通のクッカーを用意した方が何かと便利じゃないかなーと思ってしまいます。
持ち手
スノーピークの持ち手はとても持ちやすいと評判ですが、感じ方は人それぞれ。
カップを火元から離すには長い取っ手の方が有利です。
そして、持ち手はまっすぐな方が調理に向いています。あくまでも、シェラカップはソロ用。ソロキャンプで、こじんまりと飲み物を温めたり炒めたりする道具だからですね。
そうなると、折り畳み式も視野に入ります。
エバニュー(EVERNEW) チタンシェラカップFD EBY152
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お手入れ
ステンレスなら全く問題ないし、入念な手入れをしなく済むこともシェラカップの良い点だと思います。
重量
UL装備なら、迷うことなくチタン。ステンレスは丈夫ですが、少し重いです。
携帯するには軽いチタンが有利。でも、調理全般を考えると、全てチタンというわけにもいかないでしょう。
食器として使ったり、お湯などを沸かす、何かを温める程度ならチタンがいいかもしれません。
シェラカップに関する記事を読んで感じることは、シェラカップでこんなことが出来るんだ、という内容が多いことに気がつきます。それだけシェラカップが優れた道具であるということですね。
でも、いくらシェラカップが"万能"とはいえ、シェラカップ一つで全てを賄うには無理があります。
やっぱり、適材適所でしょうか?
おまけ : 日差しは春めいてきました。日陰だった場所にも少しずつ日が当たるようになり、地面の下では、新しい芽の準備をしていることでしょうね。
もう少しで3月。芽吹きが始まるのも、もうすぐです。
ひょうたん池は、水温が3℃くらいと低いので、動く生き物の姿はありません。エビ、無事に越冬できたでしょうか?
アナカリスは冬を越しました。寒さに強い品種ですね。
というか、今年はそれほど寒くなかったのか、池が氷づけになることはありませんでした。
アサザなどが芽を出し始めたら、嬉しいです。