バイクツーリング
とにかく走るのが好きな人は観光地巡りよりも、とにかくいろいろな道を走ることが好き。市街地~人里離れた道~ダムへと続くワインディングロード。目的地やルートを決めずに走る場合もあるでしょう。
バイクは所有していないし、免許もないのですが、ネットの記事などを読むと「ラーツー」を羨ましく思います。
「ラーツー」というと、バイクで出かけた先でお湯を沸かし、カップラーメンを食べるというイメージ。バイクなら小回りもきくし、ツーリングの途中で景色のよい場所が見つかったら、そこでラーメン休憩。さぞかし美味しいことでしょう。バイクなら駐車場の確保も楽そうです。
カップラーメンだったら、最低限、お湯を沸かすクッカーとバーナー、水、そして箸があればなんとかなってしまいます。テーブルはベンチを利用できるし。
どうしてもテーブルが必要なら、折り畳み式のバーナーとカップが乗る程度の小さなもので十分。
ただ、カップ麺を食べるにしても、周囲の目が気になります。道の駅などの駐車場はダメだろうし、人がたくさんいる場所も気になって嫌ですよね。人里を離れた、誰もいない場所を探すのも楽しいかもしれません。できれば誰もいない湖畔とか・・・最高ですね。
必要なクッカー+燃料
クッカーはいろいろな種類があります。「ラーツー用のクッカー」で調べるといくつか載っています。ステンレス製で名前も「ラーメンクッカー」というのもあるぐらい。
でも、お湯を沸かすだけなら、軽いチタン製かアルミ製がお勧め。ステンレスはアルミなどよりも重いです。
カップヌードルだと水の容量が300ml程度なので、沸騰による吹きこぼれを考えて500mlくらい入るクッカーで大丈夫。
お椀型のカップ麺だと、400ml~500ml以上のお湯が必要なので、それよりももう少し大きめのクッカーになります。
バーナーはクッカーの中にすっぽりと入ってしまうOD缶用が便利。OD缶も一緒に入れられれば言うことなし。
OD缶用を持っていない場合は、所有しているCB缶用のST-310やイワタニのジュニアバーナーなどでバーナーで十分。カセットボンベ仕様だと、ボンベがちょっと嵩張りますが、ガスなので重量は気にしなくて済むのがありがたいです。
エバニュー(EVERNEW) チタンマグポット500 RED
原産国:日本
サイズ:径9.7×高さ8.7cm/容量550ml
素材:チタニウム
質量:本体75g(ケース13g)
その他:スタッフバッグ付き《Amazon》
カップラーメンのお湯を沸かすにはぴったりサイズ。中にプリムスの110缶とP-115ストーブが入るので、これとカップラーメンを持って行けば、すぐに調理できます。
アルコールストーブという手もありますが、アルコールを別に用意しないといけないし、風に弱いので風防も必要。荷物が増えるだけ。P115の方が早く沸きます。
カトラリー
箸の代わりにフォーク(スノピのスクーとか)でもいいのですが、食べやすさはやっぱり箸。特に木の箸。滑りにくく最適です。本当は割り箸が一番つかみやすいのですが、エコを考えている人は繋ぎ箸などを用意するといいですね。せっかくカップラーメンを作っても食べにくくては台無しですから。ただ、ステンレスやアルミなどは箸自体が熱くなってしまいますよ。
テーブル+チェア
現地にテーブルや椅子があれば、それを使えばいいのですが、ない場合はテーブルがあった方が便利です。ただし、嵩張ってしまっては邪魔なだけ。フィールドホッパーなど、軽くて小さくたためるテーブルがお勧めです。
椅子はなくてもなんとかなりますが、長い時間くつろぐわけではないので、折り畳み式の小さいもので十分。
小さな敷物とミニちゃぶ台でもいいかも。
食後のコーヒー
ラーメンの後にコーヒーを一杯。となると、クッカーは?
それも考えないといけませんねー。前述のチタンクッカーは蓋がカップにはなりませんから。そうなると別に用意しなくてはいけません。軽いチタンマグがいいかな?
蓋がカップ代わりになるクッカーもいいです。
左がプリムスのソロセットS、右がミニキット。
プリムス・イージークック・ミニキット
プリムス P115 フェムトストーブ + 110gOD缶
この組み合わせ。アルミ製なので少し重くなりますが、カップがついているので、コーヒーを飲むことが出来ます。ただ、アルミなので口元が熱くなります。
熱くならずに軽いチタン製がいいのなら・・・
エバニュー チタンクッカー1人用セット RED
《Amazon》
これなら、ミニキット同様に110gOD缶は入るし、少し大きめのSOTOのウィンドマスターも入ります。
ところで、そんなことを書いている自分はキャンプでカップラーメンはもとより、袋麺を食べたことは一度もありません。カップラーメンにしても袋麺にしても、家で食べるモノというイメージ。わざわざキャンプでカップラーメンはないだろう・・と思っています。
でも、「ラーツー」は違います。それはラーメンを食べるためのツーリングだからです。「ラーメン」を食べに行くのが目的なので、「ラーメン」でないとダメなんですね。
昼食目的なら、コンビニで買ったお握りでもサンドイッチでも、〇〇弁当でもいいんですけど、やっぱりバーナーとクッカーでお湯を沸かす儀式が必要なんです。
結論
ラーツー用のクッカーの記事では、いろいろな種類のクッカーを紹介しているので迷います。
でも、カップ麺と割り切るなら、お湯を沸かせる小さいクッカー一つで充分です。蓋つきのチタン製なら最高です。
中にOD缶とバーナーを収納すれば小さく収まり邪魔になりません。
プリムスのソロセットS (ポット (630 ml、内径 9.5 × 8.7 cm ) 、ミニポット (395 ml、内径 9.5 × 4.8 cm )重量: 201 g) はホントに一人分のお湯を沸かす程度です。蓋がカップに使えるのが有難いです。これでコーヒーがいただけます。しかも、なんといってもお安い。
ただし、袋麺を作るとなると話は違ってきます。袋麺では水500mlを使いますから、容量は900~1000mlくらいのクッカー。そうしないと、吹きこぼれてしまいます。さらに麺を割らずに調理するとなると、径が14㎝くらいのクッカーが必要になります。カップ麺と装備がかなり違ってきます。
さらに、重ねられるクッカーセットにヤカン、マグがあったら便利だろうなーと、あれもこれもと揃えると、結局荷物ばっかり増えてしまうということになります。
目玉焼きなども作ろうかーなんて言っていると、フライパンになるクッカーを用意しないといけなくなるし、だんだんと「ラーツー」という目的から外れてしまいますね。シンプルにラーメンだけ食べるようにしましょう。
快適性ばかり求めて、あれもこれも積んでいこうと思うと、ただただ荷物が増えるだけ。片付けのことを考えると最低限の道具の方がいいと思います。
突然の雨・・ということもありますからね。
いいなあー、バイクツーリング。