中子が毎回、左か右端だと、ほぼ同じ弁当に見えてしまいます。
いつも同じようなレイアウトでは、中身も同じに見えてつまらないものです。
(ブログでも見出しや文字の配列・色などデザインがパターン化されているので、ついつい、同じかーと勘違いをしてしまい、スルーすることも)
「またかよー!」と思われるのも嫌なので、変えてみました。
おかずが入る中子を中央に置く
この中子をご飯で挟みます。
もちろん、中子にご飯を入れて、中央に配置するという手もあります。
ということで、今回は試しにご飯を分割して入れてみました。
ご飯の量は左側が若干多めです。
こういうの非対称って言うんですよね。左右対称もいいけれど、ちょっとズラすことで変化が生まれます。(ホント?)
左右対称は安定感があるが・・・
シンメトリー (左右対称) 効果
歪みのない対称の物に対して安定感や美しさ、誠実といったイメージを受ける効果のことをシンメトリー効果と呼んでいます。
また、シンメトリーは左右だけでなく、上下対称や斜め対称も含まれます。
意識的に取り入れることで、にぎやかなデザインでも整って見えるため、見る人に好印象を与えることができます。
ここからの引用です。
この逆がアシンメトリー (左右非対称) 。ある箇所に注目を集めたいときや、流動性や躍動感を伝えたいときなどに活用されるそうです。
元々、弁当は非対称が多いので、それほど不思議ではありません。
中子がグラグラしないようにと、脇にラップを詰めて固定?しています。
まずは、いつものふりかけをかけて、その後にご飯を乗せました。
「混ぜ込みわかめ 梅じそ」と「わかめご飯 鮭」
これで、ご飯側は準備万端。
おかず編
和風のり巻チキン 定番! とにかく旨い!
うずらのスコッチエッグ 今回、初めての登場です。「チンッ」出来ないのが面倒です。
茄子のはさみ揚げ 定番! これも大好きなおかずの一つです。
甘酢あんをかけると、さらに旨い!
鮭 珍しい。 でも、自分の弁当には・・・
ベーコンにミックスベジタブル+卵を混ぜて焼きましたが・・・
完成。
右下には前回好評だった「味噌ピーナッツ」。
おくらは好きではありませんが、特別に入れてあります。塩ゆでしました。
ベーコン・ミックスベジタブルに卵を混ぜて焼いたもの。
白身が多く入っているものをご飯の上に乗せています。これならミックスベジタブルとは気づかれません。(笑)
左は妻用の弁当 (600ml)。鮭入りです。
同じようなおかずなのに、見た目はだいぶ違っています。
でも、なんか違うなぁー。
元々、デザインのセンスなんてありませんが、一見、妻用の弁当の方が見た目も良くバランスが取れているようで、美味しそうに見えます。
それに比べて、自分用のは・・・
原因は・・・・卵焼きか?
卵焼きは見た目が美味しそうに見えないし、やけに浮いて見えます。(笑)
理由は、この部分は端っこの余った部分だったのです。奇麗な黄色い卵焼きは息子の弁当の中!
と、気になってしまったので、リメイクすることにしました。
前回の「梅肉としそのロールカツ」が美味しかったので、さっそく揚げました。
リメイク版の弁当
こっちの方が落ち着いて見えませんか?
卵焼きをご飯の上に広げて、ドカーンと乗せるよりもいい感じです。
妻の弁当には卵焼きは折り曲げて入れてあります。
これが有名人が作った弁当だったら、一躍取り上げられ、「美味しそう!」「さすがです!」「天才的!」「思いつかなかった!」等々、たくさんの声が聞かれるのでしょうが、素人だとそういうわけにはいきませんね。(笑)
いつものようにフタを被せて食事時まで待ちました。
実食
やっぱり、リメイク版の方が見た目も美味しさも良かったです。(卵焼きの味がまずかったわけではありません。それはそれで美味しかったです)
もちろん完食です。
また、中子を真ん中に置くアイディアも良かったと思います。
ラップを挟んだ中子なので、箸で触っても動きませんでした。
前回、食べていた時は、ちょっと箸で触っただけで簡単に中子が動いてしまったので、いい気持ちはしませんでした。
今度、左にご飯、右にスパゲッティーとか入れてみましょうか?
和風スパゲッティーは・・・・
和風なので、醤油や出汁、和野菜、海苔などの和風食材を使って作りますが、
ある方は、材料はパスタ、しめじ、エリンギ、ベーコン、にんにく。
調味料がオリーブ油、パスタ茹で汁、顆粒コンソメ、有塩バター、醤油、黒胡椒。
最後に小ねぎ(小口切り)、刻みのりをかけてありました。バター・醤油味が美味しそうです。
和風スパゲッティーのレシピをいくつか見ましたが、ニンニクやベーコン、きのこを使っていることが多いです。
他にも、ほうれん草や彩りを考えてパプリカなどを入れている場合もありました。
妻が午後から出かけるということなので、母用の弁当も作っておきました。
ウィンナも可愛らしく切ったりして・・・
自分が詰め始めると、こうなってしまいます。(笑)
おかずがぎっちりと入っていて、美味しそうです。
いま日本から「家庭の味」が失われている…日本人が「自分だけの料理」を作れなくなってしまった「2つの理由」
SNS出身の人気料理家たちのレシピ本には、めんつゆやマヨネーズなどの合わせ調味料と基礎調味料をいくつも組み合わせ、「やみつきになる」濃くて複雑な味を推奨するレシピがたくさんある。
2017年に出た『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子、マガジンハウス)に、「調味料A、調味料B」が示されていると、毎回レシピを見なければ作れない、という指摘があった。調味料をそのようにくくるのは、基礎調味料を何種類も組み合わせるからで、それはいわば自作の合わせ調味料である。
複雑な味を作る傾向はSNS出身の料理家にとどまらず、調味料Cまで入っているレシピもある。レシピ本文には「Aを入れる」とあって文章は短くなるが、読み手はいちいち材料欄のAの中身と突き合わせないといけないので、内容を理解するのに時間がかかる。
こうした合わせ調味料の氾濫は、台所の担い手の自信を失わせてきたのではないか?
『もうレシピ本はいらない』の著者の稲垣さんは、覚えきれないがゆえに頼りきりにさせられる調味料Aオンパレードのレシピ本を参考にするのをやめ、シンプルな料理に立ち戻ったことを書き記していた。
《記事の前半を引用》
記事にある、「Aを入れる」時、いちいち前に戻らないと、どんな調味料を入れるのか分かりません。これはきついですね。自分もそう感じます。
また、レシピを見ないと作れないというのも大変です。
初めての料理なら、レシピは参考になりますが、レシピ通りに作るのって、逆に大変でしょう?
レシピを作っているのは半分プロの料理人か、自称、料理研究家なんだから(笑)
後半には、こんなことも書いてありました。
尊敬してやまない料理家の場合は、レシピに忠実に料理したいかもしれないが、レシピは本来、料理を覚えるためのガイドに過ぎない。基本をマスターしたら、その後は自分や家族の好みにカスタマイズすればよいのではないか。稲垣さんのように、調味料AからCまで全部書いてある通りに入れなければおいしくならない、そして作るのが煩わしくなってしまう料理なら、そのレシピ自体を手放せばいい。
《記事の後半を引用》
料理は楽しく、そして、美味しくなるように作らないと。
レシピにこだわりすぎて、うまく作れなかったと嘆くよりも、自分好みにカスタマイズする。
この考え方に賛成です。