かに玉 (天津) 丼は好きですが、それを弁当に入れるとどうなんでしょう?
ご飯や卵、あんが冷えてしまうと、食感や味などに影響が出そうです。
ネットで調べてみると、レシピがいくつか載っていました。
ただ、一般的なレシピでは材料と作り方、そして、少ない画像だけです。
細かい工夫などの詳しい説明がないレシピも多く、参考にはならなかったこともあります。
お店の天津丼は、ご飯の中央を高く盛り付け、そこに卵焼き、そして、あんをかけるので、ご飯の周囲、皿まであんが流れ落ちています。
でも、弁当箱だと・・・あんが垂れてしまい、ご飯の隙間から下に落ちてしまうのでは・・・と心配になります。
ご飯とおかずが別々の器の場合は、垂れてしまおうが大丈夫だと思いますが、一つの弁当箱だと気になりますね。
・あるレシピでは、ご飯の上にラップを敷き、その上に卵を乗せていました。
なるほど、これならご飯にもご飯と弁当箱の隙間にも浸み込まないでしょう。これでご飯がベチャベチャにならずに済みます。
・また、あんを別に用意して、食べる時にかけるというレシピもありました。
食べる時にあんを暖めないといけないのは面倒です。
皆さん、いろいろと考えていますねー。でも、決定打がありません。
さて、どうしましょう?
とにかく、ご飯の上に卵焼き、そして、その上にあんをかける・・という方法で作りたいですが、問題はあんがこぼれ落ちないようにするという一点だけ。
①卵の四隅を持ち上げて、器型にしてしまう。これなら、卵から下には流れ出しません。
②ご飯の中央を凹ませ、そこに卵焼き。卵焼きの真ん中が凹むので、そこにあんが溜まる。この方法だと、どの程度のあんがあるかによって、溢れてしまうことも考えられます。
③あんを濃い目に作って、流れ落ちにくくする。濃い目のあんを作れるの?
④あんが流れ落ちようが気にせずに作る。
ということで、いろいろ考えてみましたが、一番現実的なのは ①の方法。
四隅を折り曲げて高くしておけば、溢れない量のあんを入れれば大丈夫そうです。
しかも、いつも使っている卵焼き器を使えば四角く、大きさもちょうど良さそうです。焼いた卵が、きちんと弁当箱に収まりさえすれば、あとはあんを流し込むだけです。
さて、構想が出来上がったので、次は実験です。
うまく卵が乗せられ、あんをこぼさずに盛り付けられたら大成功です。
まずはおかずの、大葉の豚バラ肉巻き。
豚バラ肉に大葉を乗せてクルクルと巻いたもの。味付けは塩・胡椒。そして、醤油。蓋をして数分蒸せば完成です。
そして、ご飯は・・・・この上に卵を乗せ、あんをかけるので、ご飯は少なめです。
逆にレタスをたくさん入れました。
下の中子におかずを詰めました。
おかずは、大葉の豚バラ肉巻き・茄子のはさみ揚げ・シュウマイ・おさつ等々。
シュウマイはスーパーで購入した小さなものです。小さいので、二段重ねで計4個入れています。
広東風かに玉 このかに玉丼の素は卵を3個使い、かに玉丼の素を入れて焼いています。「かに玉の素」には、たけのこ・にんじん・かに肉・かまぼこ・きくらげ・しいたけが入っています。
この後に裏返します。
でも、フライパンが劣化しているために、スルスルと動きません。新しいモノに交換しないとダメですね。料理がはかどりません。
裏側も焼いた後に、ラップに乗せて、弁当箱にうまく入れていきます。
こんな面倒くさいことをしなくても、直接、フライパンから乗せることも出来ます。
妻の弁当はフライパンから直接入れています。
何とか入りましたが、とにかく縁が立ち上がっていれば問題なしです。
「あんかけの素」は、200mlの水を混ぜたあんを弱火で熱していきます。沸騰して、とろみが出たら完成です。
あんをスプーンを使って、卵からはみ出さないようにかけて完成です。
かに玉丼弁当
あんがこぼれ落ちずに、うまくご飯の上に乗っています。
何とか、あんがギリギリ収まっています。まあ、成功でしょうね。
下は、妻用の弁当 (600ml)。
二つを並べてみました
卵の縁が高く盛り上がっていますが、見た目はそんなに悪くはないでしょう?
実食
卵からあんがこぼれずに静かに乗っています。いいですね、これ。
温かいかに玉丼を食べたいので、「チンッ」しています。
そのため、「チンッ」出来る弁当箱にしています。
これは便利ですよ。
木製の輪っぱ弁当を素敵でしたが、電子レンジ不可なので選択肢から外れました。
また、他のおかずも美味しかったです。
ご馳走様でした。