前回紹介したペットボトルで作った飼育器。
計5回ほど食草のホトトギスを入れ替えました。
あえて折り曲げた茎も入れました。この茎で蛹になって欲しかったからです。
ルリタテハはぶら下がり型の蛹のためです。アゲハと違って壁などで蛹にはならないんですね。
ところが、予想はしていましたが、早々に飼育ケースの蓋(天井)で蛹になってしまった個体もありました。
こうなっては取り出すのは、蛹を傷つけるために難しいので、この飼育ケースに入れたまま様子を見ることにしました。
蛹になっても動く
先日、いきなり「コトコト」と音がするので何事と思って見たら、蛹が体を左右に揺すっているのでした。
それがペットボトルに当たって、「コトコト」と音を立てていました。
蛹になっても何か違うモノがやって来て「危険だ!」と感知すると、防衛本能で体を揺らすんですね。(前回、飼育した時もそうでした)
アゲハの幼虫では見たことはありませんが、ルリタテハの蛹はかなり激しく動きます。
でも、あまりに長い時間揺れていると体力が消耗してしまわないかと心配です。
肉眼だと、よく見えたのですが、デジカメで写すと反射して見えにくくなってしまいました。
白い丸が蛹。この蛹が体を揺らしていました。
それは、上から幼虫がやって来て、蛹に触れたからです。
でも、10秒後には幼虫は離れて行き、蛹も静まりました。
今度は下から・・・
茎で蛹になった個体は、茎を切って、蛹ポケットに入れ直しました。
ただ、茎ではないところで蛹になってしまった個体も2頭いて、それは、この蛹ケースの底に置いておきました。
さて、これで何頭が無事に羽化できるでしょう?