ここ最近、「シリコン」という名前をよく目にする機会が増えました。そのシリコンを使った製品も増えています。
ST-310の脚に取り付けるシリコンチューブもその一つ。
安価で簡単に取り付けられるために普及していますが、スノピの取っ手もシリコン製に変更になりました
でも、シリコンについては、耐熱に優れている・・・ぐらいしか知りません。
そこで、ネットで調べてみました。
下の記事は、「株式会社東都ラバーインダストリー」より抜粋したものです。
SI(シリコーンゴム)の特徴
SI(シリコーンゴム)は、とても耐熱性に優れた特性があり、150℃の熱を加えても特性に変化はありません。また、耐寒性にも優れ-60℃~-70℃においても弾力性を保持します。
耐候性にも優れた特性があり、コロナ放電により発生するオゾンに対しても、ほとんど影響を受けることがありません。屋外で紫外線や風雨にさらされても、ほとんど特性に変化はありません。
シリコーンゴムは、化学的にも安定しているので人体に対しても悪い影響を与える心配がありません。また、シリコーンゴムは無味無臭で透明性にも優れている特性があります。さらに、着色が良く成型後の手触り感も良いなどの特性があります。
シリコーンゴムは上記のような特性から、電子レンジの窓枠パッキン・電子レンジのターンベルト・電卓やキーパットのキーパット・FAXプラテンロール・モーターや家電製品の口出線・ダイヤフラム・Oリング・食品容器のパッキン・乳首・マウスピース・シュノーケルなどに幅広く使用されています。詳しくはお問い合わせ下さい。
ところが、薄いシリコンゴムを接着剤や両面テープで貼り付けようとしても、うまく付きません。難接着性という性質のためです。
専用の接着剤を使えば接着することはできますが、シリコンゴムを何かに取り付けたいときに、一般の接着剤や両面テープでは、すぐに剥がれてしまって使うことができないということです。
シリコンゴムに水を垂らすと、撥水性のために水玉になってしまいます。
そのシリコンの表面を加工して、密着性や接着性を向上させ、一般の接着剤や両面テープが使えるようにする方法があるのだそうです。
ネットではバーナーの炎の先でシリコンゴムをあぶっていました。
もし、シリコンゴムを簡単に、しかも剥がれずに貼ることが出来れば、耐熱性があるために、キャンプ道具にも応用できそうですよね。
WAKI シリコンゴムシート 1mmX100mmX100mm
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先日製作したアルミの蓋。平らだったために、ポットに乗せると簡単に左右に動いてしまいます。
蓋の裏側にポットの内径サイズのシリコンゴムを貼れば、ポットの内側にすっぽりと嵌って固定されるのでは・・・と考えました。しかも、シリコンなので保温効果もありそうです。
ところが、セメダイン ポリエチレン ポリプロピレン シリコーンゴム 専用接着剤 PPXというシリコンも接着できる接着剤・・・
「つかない」常識を破った セメダインPPX
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、シリコーンゴム、ポリアセ タール、フッ素樹脂は難接着物といわれ、通常の接着剤では「つかない」というのが今までの常識だった。
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、シリコーンゴム、ポリアセタール、フッ素樹脂は身近にあるものの例としては、お風呂の洗面器や衣装ケース、ガーデニングのプランターやCDケース、ブルーシート、鉄道模型などに使われている。これらの素材に接着や補修をするときはセメダインPPXセットがおすすめ。
注意書きには、
★貴金属、高価格品、飲食用食器、洗面用品への使用は避けてください。
★屋外での使用には適しません。
そうなんです。有機溶剤のためなのか、詳しくはわかりませんが、食器などには使えないとのこと。
蓋は蒸気で高温になるし・・・ちょっと危ないですよね。
だったら、両面テープ? 接着力がちょっと弱そう。
ということで、この件、前に進みません。