ファミキャン用など、鍋とフライパンがセットになったモノが売られています。
しかも安価。
セットになっていれば鍋の数も多く、キャンプ道具を安く上げようと考えている方には最適です。
特に初心者があれこれ迷うよりは、セットになっている方が便利です。
キャプテンスタッグ ステンレスクッカー セット
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ステンレスはピカピカ輝いて、好きな素材です。
そのステンレスはアルミなどと比べて重いですが、丈夫さではアルミより断然上です。
多少焦げ付かせても、金属たわしでゴシゴシと擦れば汚れなどは落ちてしまいます。
でも、クッカーとして使いにくければ、いや、使えたとしても焦げ付かさずに上手に焼物が出来なければ、クッカー(特にフライパン) として不便です。
鍋でお湯を沸かしたりするのは全く問題ありませんが、こびりつきやすいステンレスのフライパンで料理するって意外と難しいんです。
*特に、安すぎるステンレスセットには気をつけましょう。作りがよくないものもあります。
野外で過ごす、宿泊する経験がなければ道具選びもできない。つまりキャンプギア選びはトライアンドエラーなのだ。実際に使って、どんな場面でどのような不便が生じるかを繰り返し体験しないと、快適なキャンプにはならない。
「ただ、初心者だからといって安価なものを選ぶと失敗も多い。信頼性のあるブランドの機能がしっかりしたものを選ぶほうが、後々後悔することが少なくて済むと思います」
これは、「ソロ&ツーリングキャンプで活躍する「安くて良いギア」20選」の中の一節。
ここではテント取り上げていますが、クッカーも同じでしょう。
以前、ステンレスのフライパンを焦がさずに使いたいと思って、いろいろと調べました。
その方法とは、
基本的にステンレスのフライパンは熱伝導がそれほど良くないので、中火ぐらいでしっかりと温めます。
そして、水滴を落として甲高く「チリンチリン」と玉になって転がれば最適な温度になっています。
そして油を投入。油がフライパンに馴染むように広がれば調理開始です。
その後、油から煙が出ないように火力を押さえます。
この時に煙がたって来たら温度が上がりすぎなので、塗り打折るなどの上にフライパンを乗せて冷まします。
この状態で卵を落とせば、卵がスルスルとフライパンの上を滑ります。こうなればしめたものです。
低~中火ぐらいに火力を保ちながら、少量の水を入れて蓋をします。2~3分で目玉焼きの完成です。
卵がこびりついてしまった動画も見ましたが、きっと火加減の問題でしょうね。
というわけで、ステンレスのフライパンを使いこなすにはちょっとしたコツと経験が必要ということです。
それで?
ステンレスのフライパン付きのセットが安価だからといって、初心者の方にいきなり「ステンレスのフライパンはいいですよ!」とお勧めは出来ないという事です。
以前、購入した鍋2個とヤカンのついたセット物。でも、厚みが薄くて、火にかけたら特に空焚きしたわけでもないのに、鍋底が少し歪んでしまいました。
当然、すぐにこびりついたし・・・この買い物、失敗でした。
ステンレスのフライパンでの調理は、自分も何度か失敗をしながら感覚をつかんできましたが、でも、未だに失敗します。
以前、中華鍋の煽りについて書きましたが、このステンレスのフライパンも同様で、家でたっぷりと練習を積んでからキャンプデビューすることをお勧めします。
*特に野菜などをシャキッと炒めたい場合にはステンレスのフライパンは不向きです。それは強火で調理しないからです。
そう考えると、ステンレスのフライパンでの調理を何度も経験して、その感覚、使い方を知っていればベテランキャンパーなら使えるかもしれませんが、全くの初心者にお勧めすることは出来ません。
初心者もベテランも、フッ素加工されたフライパンか鉄のフライパンを別に用意した方が、確実に、しかも気を遣わずに調理することができます。
ユニフレーム fan5DX (ファンゴー)
*ユニフレームでは、フライパンはアルミニウムフッ素加工のものを使っています。これなら安心して調理が可能です。
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下は我が家の三層構造のステンレス製のフライパン⇩
目玉焼き・生姜焼きなら簡単に作れます。
下はステンレスのフライパンを使って目玉焼きを作った記事。
弱火を使うとこびりつきこともなく目玉焼きが作れます。
*フライパンの厚みが薄いためか、フライパンが少し凹んでしまいました。薄いフライパンでは、あるあるです。
YOUTUBE 動画では餃子を焼いたり、肉を焼いていました。くっつかずに焼くことができますね。餃子はアルミ製でも焼けるので、そういう料理なら使えます。
では、炒飯はどうでしょう?
ステンレスのフライパンは強火厳禁。すぐにこびりついてしまうので弱火~中火ぐらいで調理します。
ある動画ではステンレスでも出来ると電磁調理器を使って作っていました。強火(IR8)にして、油を多めに入れて溶き卵を投入、軽く火が通ったら、ご飯を入れ後に、具材を加えて蓋をし2分間。その後にかき混ぜ、調味料を加えて完成。ステンレスのフライパンでもくっつかないとか。
くっついてはいませんが、パラパラなのか、味までは伝わって来ませんでした。 器にうしている場面では、どうみてもしっとり炒飯でした。これって、ア〇〇〇〇のCM?
中華屋さんが中華鍋で作る炒飯が一番旨い!と思っていましたが、いろいろな作り方、いろいろな炒飯があるんだと再認識しました。
どうやら、炒飯にはそれぞれの人が描く炒飯像?があるようです。
今まで食べたことのある味。自分の好みの味・・・一人一人好みや味覚が違うように炒飯一つとってみてもいろいろあって面白いです。
でも、自分は強火でガンガン炒める炒飯が好きです。
失敗事例
キャプテンスタッグの三層フライパンを使って炒飯を作ってみることにしました。
以前、目玉焼きはこびりつかせずに作ることには成功しています。
まずは大きさから。17㎝です。小さいです。
26㎝フライパンと比べると、こんな感じ。
ご飯は軽く一膳。120g ぐらい?
弱火で熱して、水玉がころころと勢いよく転がったところで、油を入れました。
ところが、火が強かったのか、少し煙が出てきました。いったん火から降ろして冷ましました。ここまではステンレスのフライパンの使い方としてはアリ。
次に卵を投入。
そして、ご飯を投入してかき混ぜると・・・この時点で「ダメだ!」と感じました。
なぜって、ご飯がバラバラにならず、くっついてねっとりしています。
以前、パックご飯をアルミのトレック900 で作った時と同じように、ベチャーとした感じが似ています。
パラパラどころか、ご飯同士がくっつきあっていて、粘っているみたいです。
どうやら、水分が飛んでいないようです。火が弱かったか?
ここで、ハプニング!
固く締め付けたつもりでしたが、途中でフライパンの取っ手が外れました。
*この取っ手の取り付け方法はダメです。欠陥!
五徳に乗せていたのでよかったのですが、持ち上げていた時だったら、とんでもないことになっていたでしょう。
すぐに火を止めて取っ手をつけ直しました。その後、調理を続行。火加減は弱火~中火ぐらいでした。
必死でかき混ぜましたが、すでに遅し。
味付けをした後に、さらにかき混ぜて・・・もちろん、煽るなんて出来ません。
パラパラどころかベタベタ。フライパンにくっつきまくっています。
見た目は炒飯ですが、食感は炒飯ではありませんでした。
物凄くこびりついてしまったフライパン。
ただ、金属たわしで擦れば、これは全て取れて奇麗になりました。
鉄のフライパンだと、こびりついたなーと思っても、その後も強火で炒めていると、自然とこびりつきが消えてしまいます。
こびりつきがなくなれば煽ることも出来るし、調味料も普通に入れることが出来ます。
でも、ステンレスのフライパンは「火加減」と「こびりつき」に気を取られて、なかなか料理に集中できなかったというのが感想です。
COOKPADのレシピではうまく作れているのに、自分は・・・・まだまだ技量不足です。ビ〇〇〇〇〇じゃないからかな?
結論から言うと、やっぱりステンレスは自分には難しい
卵や野菜、肉などを焼くだけならなんとか焼けるのですが、パラパラ炒飯はうまく作れませんでした。
元々、フライパン自体が小さいので煽るなんて無理。
しかも、一人分のご飯を入れると、上の写真のようにそれだけでいっぱい。かき混ぜるしか手がありませんでした。
悔しいので、今度はこびりつき覚悟で強火で作ってみようと思います。
と言う具合に、自分の腕が悪いのかもしれませんが、目玉焼き、餃子、生姜焼きはいいとして、ステンレスのフライパンでパラパラ炒飯を作ることは出来ませんでした。
終わりに
★ステンレスのセット製品(クッカーやフライパン、箸などがセットになったもの)が安く販売されていて、災害時に使うためと割り切っている方もいます。
でも、災害時こそ、使えないクッカーでは意味がありません。
災害時こそ、確実に使える製品を選んだ方がベストです。
スノピ 真空マグの簡易蓋
これって、「ハーゲンダーツ」のアイスクリームの蓋です。被せてみたら、なんとピッタリ。
ただ、写真のように二重構造なので、内側のひだを切り取っています。
乗っているだけの蓋なので、逆さにしたら外れてしまうし中身もこぼれてしまいます。
しかもラベルは印刷されているようで剥がせませんでした。
でも、蓋があるだけでお湯を入れても冷めにくくなるので重宝しています。30分以上は温かさが保たれていました。
スノピの専用シリコンリッドも持っていますが、見た目は悪いですが使いやすいです。
他メーカーのモノが不思議とぴったりだったりすることがあって面白いです。
左のタンブラーは「SOTOの ステンレスビアタンブラー 400ml ST-BT40」
これにもぴったり。だから、なんなのよーって?
蓋は出来ますが、熱湯注いだカップでは、蓋も熱く柔らかくなります。
ということで、ちゃんとした蓋の方が良さそうです。
ぴったりと言えば、これも。
「Alpen Salzの塩」の蓋に「ワンカップ大関の蓋」
新しい「Aipen Salz」にはフタがなくなり、回転式になってしまいました。そこで、この蓋を被せて湿気を防いでいます。