EnHike 折り畳み式遮熱テーブル
1台多役 軽量 コンパクト キャリーバッグ付き
《Amazon》
さて、凄いものが登場しましたよ。
マルチタイプの、しかも折り畳み式。ST-310、ジュニアバーナー、トランギアのアルストが使えます。(ST-330はテーブルの高さ調整が面倒なので使えない仕様です。 後述⇩)
よくぞ、ここまで考えました。
N-Projectが究極の遮熱テーブルかと思っていたら、またまた新製品の登場です。
早い段階で開発していたんでしょうね、この時期に発売されるということは。
*EnHikeはアルコールストーブなどキャンプグッズを扱っています。
収納時 170mmx160mmx33mm
組立時 320mmx160mmx80mm
重量 380g5秒以内に展開と収納が実現でき、使用簡単
表面処理:バリ取り、サンドブラスト、研磨加工、陽極酸化(アルマイト加工のこと)素材:アルミニウム合金・・(アルミ合金と言っても種類が多く、どんな化合物(Zn,Mg,Si・・)が含有しているのかは不明)
板厚 : 不明
重さ比べ
N-Project チタン 280g
EnHike 遮熱テーブル アルミニウム合金 380g 脚はステンレス
N-Project アルミ縞板 466g
Space fire アルミ3mm 484g
FUTURE FOX ステンレス 630g*重さはアルミ製なので、軽く作られています。
テーブル自体、折り畳み
この製品の素晴らしいことは、軽いだけではなく、なんといっても、遮熱テーブルを折り畳み式にコンパクトにしたこと。
以前、Future foxのA4の遮熱テーブルについて記事にした時に、広くて使いやすいが、A4だと持ち運びに大きすぎる・・ということを書いた記憶があります。
これなら、その問題をクリアーできますね。またまたやられました!
さらに後発製品としての工夫も随所に見られます。
開口設計
これは・・一般的かなー
突起部・・どのメーカーもこの部分は飛び出していますが、それを目立たないように短めに設定していますね。
さすがに、ST-330まで使うことは想定していません。
以前の記事に書いたように、ST-330を使うには天板の高さに問題が生じてしまうからですね。その点をこのメーカーはよく理解し、思い切ってST-330を使おうとはしていないのかも知れません。
下はST-330の関連記事。
ST-330は ST-310より背が低いので、1つのテーブルで両方使えるようにすると、ST-330のバーナーが天板の下にもぐってしまいます。それだと、天板に炎が当たり熱せられてしまうからです。かといってテーブルが低すぎると、今度はカセットボンベがテーブル下に入らない。
⇧上のテーブルの位置で燃焼させると、天板が確実に焼けてしまいます。
気になる点・・・
新製品なので、強度・耐久性はわかりません。
天板に段差はないのでしょうか?
また、塗装はどうなんでしょう? ブラックは落ち着いていて素敵です。でも、キズがついてしまうと、塗装が剥がれて下の地が見えてしまいます。また可動部分の擦れも気になります。
市販のバーナーはほとんどステンレスのまま。塗装物は少ないです。ST-310のブラックモデルもけっこう剥がれました。そのことを考えれば塗装無しの方がいいのではないでしょうか?
無塗装モデルも販売すればいいのに。
天板の開閉 (※新品時の開閉は固めですが、使用している間に馴染んできます。とありますが、写真で見る限り、ストッパーらしいものがないですね。テーブルを持ち上げることは少ないですが、まさか、SOTOのフィールドホッパーのようにテーブルを持ち上げたとたん、真ん中からカクンと折れてしまうことはないですよね? それが心配!
レビューを読むと、・・・
広げた際の段差はありますが、自分的にはお皿等置く場所ではないので問題なし。問題はSOTOのST-310に装着する際、火力調整つまみが邪魔ではまらないことです。脚を広げてからはめようとするとつまみが邪魔ではまらない装着の際につまみか遮熱版の脚を外して、装着後に取り付ければ問題なし。ガタつきもなく使えます。いちいち付け外しが面倒、良い取り付け方法があるなら誰か教えてください。
とありました。
やっぱり折り畳みなので、段差が出てしまうんですね。それと、ST-310のつまみが邪魔ではまらないとか。チタンテーブルでもつまみを出しっぱなしではセッティングできませんから同じでしょう。つまみを折りたたんだまま被せて、その後につまみを伸ばせばいいと思います。それとも、脚の形状が特殊なのでしょうか?
メーカーでも取り付けて実験しているはずなので・・・
こちらは、同じ折り畳み式でステンレス製のKVASSの遮熱テーブルです⇩
これは、ST-330も使える仕様。開閉も少し固めです。