rmenx’s blog

自然が大好きで、生き物に関連する記事も載せています。製品レビューについては、ただ製品の画像や仕様などを載せるだけではなく、実際に使ってみたり、自分なりに詳しく調べてから載せるよう心がけています。また、過去記事に追加・変更もしています。こちらも御覧になってください★間違いなどありましたら、知らせていただけるとありがたいです★ アソシエイト・プログラムへ参加 ※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

★究極のN-project チタン製 遮熱板 & テーブル③ 少し紹介! 追記あり

名古屋から届いた宅急便。とにかく早かった。 f:id:rmenx13:20201105111851j:plain

しかも軽いです。軽すぎです。持った瞬間、びっくりしました。りんご1個分でしたっけ?

収納ケース、プチプチに包まれた製品。f:id:rmenx13:20201105112022j:plain

材質:チタン(板厚1.0mm)※1  重量:288g 
サイズ:33㎝ × 16.5㎝ × 1~7.8㎝【幅 奥行 高さ】
マルチタイプは4種類のバーナーに対応できます!【バーナー、ボンベは付属しません】
N-projectオリジナル収納ケース付属
MADE IN JAPAN

※1:板厚は1.0mmと書いてあります。質問しないでくださいね。

 

専用の収納ケースは便利です。きつくもなく、ゆったりしていて入れやすいサイズ。f:id:rmenx13:20201105112058j:plain

プチプチに入れたままでも余裕で入ります。天板が薄い・・と思われている方は、ぜひこの方法で。少しでも安全な方がいいですよ。 f:id:rmenx13:20201105112145j:plain

それだけではありません。このケース、少し大きめに作ってあるので・・

フィールドホッパーなども同梱できるんです。Space fireの遮熱板 & テーブルも入ります。

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これって、意外と便利じゃないですか? 他にも何か薄いモノが一緒に入れられます。

 

スクエアタイプ

脚を広げてみました。きつくもなく緩くもなくちょうどいいです。

 

ラウンドタイプもありますが、隅が四角い方がなんとなく安心感がありますよね。落ち着きます。ダイニングテーブルも四角い方が使いやすいのと同じ?

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指紋がつきやすい

レビューにあった油手袋の跡とは、これのことかな?⇓

洗剤で簡単に落とせました。食品ではあるまいし、たいしたことではありませんね。

工業製品ですし。気になる方は洗えばいいだけです。

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というか、洗った後に触っていたら、表も裏も指紋だらけになってしまいました。あらら・・・

油っぽい指かい?(油膜により光の反射が屈折して見えた色。チタンの色は”干渉色”といって光の反射が玉虫のように光ります。⇒プロドットコム

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チタンは指紋がつきやすいので、拭き取ってもまたついてしまうでしょう。スノピのマグも指紋だらけ。特にお店などではいろいろな方が手に取るので指紋だらけです。チタン製品の宿命ですね。

バーナーの熱などが伝わるので、コーティングの塗装をしたり、パソコンなどの保護シートを貼るわけにいかず・・・そこで、とりあえず「マル秘コーティング」をしてみました。⇐車のワックスをかけてあります。

どんなに触っても指紋がつきませんよ⇓ 収納ケースから取り出すときも全くつきません。これはいい。

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それよりもチタンのもともとの色について興味が出て来ました。

さらに、

輝く虹色のマジックパワー 〜チタンの陽極酸化

 このページから!

チタンの表面に酸化被膜をつけるのですが、その被膜の厚みによって色が変わるんだそうです。

高温で焼いてチタンブルーにするだけじゃないんですね。

チタンって、表面加工によって様々な色に変身できるようです。

ただ、時間と費用と・・・簡単には出来ません。

でも、おもしろそうでしょ!

 この線傷は・・

左右には、こんな線状の傷?が刻まれています⇓

レビューにもありましたが、これって、製作工程で生じる傷なのでしょうか? それとも作り手の問題? 想像だけで、なんとも判断しかねます。

説明に、「※製作時に少々キズがついてしまいますが、使用上問題ございませんのでご了承願います。」とあるのは、天板の傷などではなく、このことでしょうね。

この傷、無いに越したことはありませんが、あまり気にしてません。f:id:rmenx13:20201105144224j:plain

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《上の画像は、精密板金の丸井工業ブログより 》

線傷の場所、全く同じですね。

チタンは硬く、加工が難しいことで有名ですが、特に曲げ加工では、力を加えてもスプリングバックと言って元に戻ってしまう性質があるとか。上の線傷は曲げ加工と何か関係あるのでしょうね。そう睨んでいます。

製造工程が公開されていないのでなんとも言えませんが、むずかしい作業なんだと思います。

ユーザーはクッカーにしても、プレス加工は当たり前だと思っていますが、なかなか簡単にはいかないのかもしれませんね。 

今までのステンレスやアルミと違って、チタンの性質が分っていないといけないし、専用の工具を開発したりと、チタン製品の製造はハードルは高そうです。

使用に全く問題ありませんが、気になったので、素人が調べてみました。

「チタンの曲げ加工 傷」で調べると、

CONICの「ベンディング金型編」のページに、こんな写真が載っていました。(ベンディング加工=V字、U字、L字などの曲げ加工)。ヤゲン跡? ベンダー傷?

傷の様子、ついている場所がそっくりですね。金型の接触箇所のキズのようです。

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《CONIC》

原因がこう書かれています。

1-16)曲げ加工時のキズ対策について

① すべりキズ
V曲げで最も発生するキズでダイの中にワークを押し込む際に、ダイの肩部でワークが 擦れて発生するキズ。《CONIC》

他にも、つなぎ目キズ、しごきキズがありますが、どうやら、すべりキズ」のようです。

「ダイ」「ワーク」と専門用語ばかりが並んでいます。調べると、「ダイ」は「プレス用金型」、「ワーク」は、「切削加工の対象となる材料(金属)」のことなんですね。

そこで、さらに調べると・・・

「ものづくりの、明日を支える MiSUMi-VONA 技術情報」のページに、こんな図がありました。

上からパンチ(上の金型)を押し込んだ時に、ダイ(下の金型)の角の部分で傷がついてしまっていたのかもしれません。(赤丸はコチラでつけました) 

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さらにキズ対策として、こう書かれていました。

すべりキズ対策
■ダイ肩Rを大きくすることで、キズが軽減します。
■ダイ肩部に油を塗布し、すべり抵抗を抑えることでキズが軽減します。
■ダイ肩R部にクロームメッキ等の処理を施し、すべりをよくする事でキズが軽減します。
■材料の対策として保護ビニールを貼ることで、キズが軽減します。すべりキズ対策

上の図の「ダイ肩半径」と書かれている部分に、丸みをもたせれば解決できるかもしれません。

つまり、N-Projectのチタンテーブルの傷は「粗い作業工程」などではなく、「普通にできる傷」だったんです。工業製品って感じがするでしょう?

天板にたくさんの傷があったら、品質管理に問題があるでしょうが、製造過程で出来てしまう傷なら仕方ありません。ただ、傷はない方がいいですよ。

今後 製品に傷がつかないよう、対策をお願いします。

 さて、下は溶接跡を削っている動画⇓ さすがプロの作業です!

《ものづくり市場より》

専門家でないので、チタン加工について詳しいことはわかりません。

詳しくはMITSUIの このページを!

 

脚の部分、しっかりと作られています。しかし・・・

緩いので、もう少しガッチリ固定出来る方がいいです。

そして、欲を言えば、もう少し脚が外側に広がっていてもいいかなとも思います。その方がさらに安定します。

今のままだと、何かの拍子に脚が内側に倒れてしまうことがあります。ただ、テーブルの高さは ST-330との関係で変えられないので、これ以上低くはできません。ということは、脚の長さを変更して、今の高さをキープするしかありません。ここ、改良の余地ありです。

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アップにしてみると・・内側にあるのは切込み。ここで内側に曲げられています。

確かチタンって、粘り気がないんですよね。だから、曲げる時・・・f:id:rmenx13:20201105113046j:plain

チタンならではの製品の加工上、必要な切込みなんでしょう。

こうしないと綺麗に曲げられないのかもしれません。f:id:rmenx13:20201105113153j:plain

ここにも切込みが二か所。

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触った感じ、バリは感じられません。綺麗に処理されています。
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カセットボンベが干渉しないようにと、左右に切込みが入れられています。f:id:rmenx13:20201105113332j:plain

下のSpace fire(片脚タイプ)と比べて・・・幅はほぼ同じ。
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ST-330も使える工夫

重ねてみました。

マルチなので、いろいろなバーナーが使えるようにと、N-Project製の穴は大きめです。

下側は Space fire 径6.4mm、上側はN-Project 径7.15mm。ちなみにST-310バーナーの径6.2mm、ST-330は6.15mmです。ST-310用なら6.4mmの穴で十分ですが・・・

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高さはN-Projectの方が低いですね。f:id:rmenx13:20201105113949j:plain

高さが低いのは、たぶん、これが関係しています。⇓

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ST-330は ST-310より低いので、ST-310と同じに高さにしてしまうと、ST-330のバーナーが天板の下にもぐってしまいます。それだと、天板に炎が当たり熱せられてしまうからでしょうね。 f:id:rmenx13:20201105125130j:plain

これで燃焼させると、天板までが焼けてしまいそうです。

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ST-310をセットしてみました。f:id:rmenx13:20201105184423j:plain

上から遮熱板を乗せたら、ST-310の火力調整つまみが引っかかってしまいました。というか、丸棒がこの位置にあるので仕方ないでしょう。

つまみをたたんだまま被せれば全く問題はありません。レビューに書くほどの欠陥ではないですよ。大げさ。ちょっと工夫すればいいのにね。

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他のバーナーは試していませんが、ここまでで十分優秀な製品だということが伝わってきました。

これは良すぎ!

絶対に、人気商品、ヒット商品になること間違いなしです。ただ、値段が・・・

 

最後に・・

光が当たると、キラッと光るロゴが誇らしげ。とてもかっこいいです。f:id:rmenx13:20201105114417j:plain

★今まで、あの「縞板」模様の天板が、どうしても受け入れられなくて、「なんで、あんな土足に使う縞板をテーブルに使うんだ!」と思っていたのですが (今も思っていますが・・・)、これは違う!

N-Projectは、実は、とても素晴らしい製品を作っているということを改めて認識しました。

これは本当にお勧めです。下に続く⇓

 

下は最初の記事⇓