②の記事では、後半だらだらと長く書いてしまったので、②の後半部分を削除して、改めて③として書き直しました。
Space fireの脚の折畳みの機構について《レビューを読んで》
レビューにもあるように、「折畳みの機構はN-projectの完全コピーです。何の特徴もないです。・・・」と、N-projectの後追い感があるのは確かです。そこが唯一気になっています。
N-projectの説明の最後にある、
※N-projectは商品の企画、設計、製造販売まで自社で行っております。類似品にご注意ください。
という注意書きを加えているのは、そのことかもしれません。
キャンプ用品の開発には、アイディア、時間、費用、製造技術・・・など、いろいろなことが絡んでくると思います。一つの製品を作り出すのに試行錯誤しながら、実験を繰り返し・・そうして時間をかけてようやく製品として販売できる。ゼロから一つの製品を生み出すって、たいへんなことです。
レビューで指摘されているように、N-projectの製品が登場しなかったら、Space fireの製品も生まれてこなかったことは事実だと思います。
ただ、後発の製品は既成の製品の欠点などを補いながら進化する・・とも思っています。オリジナルにはない特徴を加味していますから。
キャンプ用品に限らず、楽器、車、家電などあらゆるもので、各メーカーが競って製品開発をしているわけです。中には完全にコピー品と思わせるほど、そっくりのモノもあります。
そうやって、より良いもの、より使いやすいものが生まれてくるのでしょう。ユーザーはその中から、見た目や性能、工作精度・・などで製品を選ぶわけです。
そういう意味ではユーザーにとっては選択肢が増えたと理解してもいいのかもしれません。
FUTURE FOXのように、2020年4月にスタートした信州発のアウトドアブランドもありますし、まだまだいろんなメーカーが参入してきそうです。その製品の一つ⇓
ステンレス遮熱板 テーブル 【9月中旬より順次発送】約750g
《FUTURE FOX》
ステンレス製なので重いですが、その分丈夫です。
テーブルの大きさは 長さ300mmm×幅200mmm×高さ80mmmなので、A4サイズ (297mm×210mm) とほぼ同じくらい。
ジュニアバーナーだと、構造上、テーブルを乗せて支えるということが出来ないため、片脚タイプにはできないのでしょう。
少し大きめのテーブルと謳っているだけあって広いです。でも、A4サイズだと少し大きいので、フィールドホッパーのように折りたたみ式になるといいですね。そして、いつかST-310用が発売されると期待しています。このメーカーからも目が離せません。
脚の仕組み
《ユニフレーム クッカースタンド Amazon 》
これは、バーナーが小さくて、五徳に大きなクッカーを乗せると不安定になってしまうのを防ぐための、バーナースタンドです。数多く発売されています。
この脚の折り畳み式の構造。N-ProjectやSpace fireと全く同じです。折り畳み式にすると、どれも似通った仕組みになってしまうのは仕方のないことなんでしょう。どの製品が最初に取り入れたんだ! と詮索するのは無意味に感じます。単純だし、こういう構造しか誰も考えつきませんから。
話を戻して・・・
自分がN-project製を見た時、「これは、すごい!」と感心しました。
カセットボンベの上まで遮熱板 (L字型の製品) で覆ってしまい、しかも、それがテーブルを兼ねるという発想。誰も思いつきませんでしたからね。画期的です。やがて脚を折り畳み式に出来る製品に改良されました。こうすることでよりコンパクトになるからです。L字型だと収納に不便ですよね。
N-projectさん、本当に素晴らしい製品を出してくれました。今後も次々と新しい製品を出していくでしょう。期待しています。
でも、自分が購入を躊躇わせたのは、あの縞板の模様です。テーブルは平らでないと使いづらいのに、なぜ凸凹なんでしょう。謎です。
あれがヘアーラインとか、ステンレスのように平らだったら、即、N-project製を購入していたでしょうね。
結局、テーブルとして表面が平らで使いやすく、「すっきりとしたデザイン」が好みだったので、Space fire製を選びました。
それと、「ところでちょっと気になったんですが、バーナー通す丸穴に十字溝、この十字をST-310の傾斜した脚にかけるタイプの遮熱版って、何処が最初なんでしょうかね? SOTOさんの溶岩プレートとセットの奴あたりでしょうか?」というレビュー。上述した脚の折りたたみ式構造のこともあるし、どのメーカーが最初に考えた?という疑問です。
2015/12/17に購入したMORIKAWAというメーカーの「グリルプレートに付属の遮熱板」のことですね。今は「ZEOOR(ゼオール」というブランド?
これはSpace fire製と全く同じ形です。ただし、SOTOの溶岩プレートは2014年5月からのレビューがあるので、SOTOの方が古いかもしれません。ということはSOTOが最初かな?
ただ、どの分野でも、それぞれのメーカーが生き残りをかけて、鎬(しのぎ)を削り、より良い、使いやすい製品を目指して開発を続けています。
最後は、製品の精度がよく機能的にも優れ、耐久性のあるものだけが生き残るような気がしてなりません。