N-project チタン遮熱テーブル
【Round type】【Square type 】
マルチタイプで4種類のバーナーに取付可能!FULL TITANIUM GEA
今まで「縞板モデル」はありましたが、ようやく本命の「チタンモデル」の登場です。
こういう遮熱板&テーブルは、アルミ製にしてもステンレス製にしても、重さがネックでした。いつかは発売されると思っていましたが、チタン製の登場、早かったですね。
N-Projectさんの遮熱板は素材がアルミ「縞板」だったのが残念で購入を控えていましたが、これならありですね。
SOTO ST-310【Square type 】
《Amazon》
表面が凸凹ではなく平らで使いやすい。テーブルって、基本平らでしょ?
天板の板厚は1mmですが、チタンなので、よほど使い方を間違えない限り丈夫です。特にバーナーが入る穴の部分と両端には無理な力を加えない方がいいです。
今までは脚だけステンレスという製品が多かったのですが、このモデルは遮熱板・脚ともオールチタン製。軽い筈です。こういう製品を待っていました。
究極ともいえる軽くて丈夫な、最強遮熱板です。
N-Projectさん、やりましたね。
ST-310用の遮熱板&テーブルを比べてみると、いかにチタンが軽いかがわかります。・・・
N-Project チタン 288g (300gはりんご1個分、300mlアルミ缶1本分の重さ)
N-Project アルミ縞板 466g
Space fire アルミ3mm 484g
FUTURE FOX ステンレス 630gこれは重量比べです。
注:各製品のデザイン・性能や使い勝手などの優劣を比べているわけではありません。
ラウンドタイプの方が角がない分、軽くなっています。でも、自分としてはラウンドタイプより、スクエアタイプの方が広いし (広く感じられる) のでお勧めです。
SOTO ST-330【Square type 】
《Amaozn》
遮熱板を両脚タイプにしたことで、ST-330が取り付けやすくなりました。やっぱり両脚タイプの方が安定しているし、使いやすいです。
単板の遮熱板でST-330の脚にシリコンチューブを取り付けた製品がありましたが、遮熱板に何も負荷をかけない状態なら使えます。しかし、片脚タイプのテーブル仕様だと、ST-330にシリコンチューブを取り付けただけでは対応できません。なぜなら、シリコンチューブが縮んでしまうからです。
下の写真はSpace fireのソロキッチンを片脚だけにし、ST-310にシリコンチューブを取り付けて実験したところ。見事、シリコンチューブがテーブルに押されて、こんなにも下がってしまいました。当然、テーブルが傾きます。
ST-330の脚は直立しているので、片脚タイプだと、たとえシリコンチューブを取り付けても、遮熱板がずり落ちてしまって使えないんですね。ということで、ST-330を安全に確実に使うには両脚タイプしかないという結論になったのでしょう。しかも、脚の部分の長さを少し長く設定したことで、ST-310・ST-330共通で使えるようになりました。(ST-310だと足を入れる穴に少し隙間が見られます。) まさに一石二鳥。
IWATANI ジュニアバーナー【Square type 】
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バーナー形状のため、そのまま被せるわけにはいかず、五徳を閉じたまま下から入れて、その後に五徳を展開する方法をとっています。ちょっと面倒ですが、一度セットしまえばなんてことありません。
「UL=ウルトラライト」を目指している方は、こんな軽いテーブルなら使えるかもしれません。
そして、アルコールバーナー【Square type 】
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すべてのアルコールストーブには使えません。(穴径は71.5㎜です)サイズを確認した方が良さそうです。
説明では、トランギアのアルスト (アルコールストーブ)を推奨していますが、Esbit(エスビット) アルコールバーナー (直径74mm)も使えるとレビューにありました。(追記 : ガオバブのアルコールストーブも使えます)
鍔の部分が74mmなので、上から乗せるという感じですね。エバニューEBI254は取付不可とあるのは、鍔までが71.5mmだからです。内径は39mmなので入りますが、鍔の径が同じなのでセットできないんです。またエバーニューのEBY249では、鍔の部分を本体に乗せるタイプなので、本体が取り付けられず✖。
YouTubeではスペーサーを使って、アルコールストーブが落ちない工夫をしています。
⇓こんな感じに乗せるので、鍔が広くて、下側が70mmくらいなら入るでしょう。
なんといっても収納ケース付きが有難いです。今後はケースは必須ですよね。
《Amazon》
材質:チタン 重量:288g
サイズ:33㎝ × 16.5㎝ × 1~7.8㎝【幅 奥行 高さ】
軽いし丈夫だし、言うことなしの遮熱板です。
今まで、N-Projectさんの十八番 (おはこ) だった縞板をやめたのは、チタン製にしたからです。板を丈夫にするには、ステンレスを使う(FUTURE FOX)か、アルミだったら凸凹の縞板加工する(N-Project)か、厚くする(Space fire)かでした。でも、硬いチタンだったら、わざわざそんな加工しなくても、そのままで丈夫です。天板も平らになり、すっきりしました。拭き掃除も楽。
ラウンドタイプは角が丸いので、リュックなどに入れて運ぶときは引っかかりにくくて便利です。
チタン製なので(チタンをお持ちの方はお分かりかと思いますが)、表面はステンレスのような輝きはありません。それと、チタン特有の質感があります。でも、チタン=軽量がウリですから、これはヒットする製品だと思います。素晴らしい!
これ一台あれば、他の遮熱板は必要ありません。
それぞれの遮熱板の重さ・材質・価格・Amazonのレビュー数を比べると、
N-Project チタン1mm マルチ 両脚タイプ (288g ¥12,800) x3
EnHike 遮熱テーブル 折り畳み アルミ合金 両脚タイプ (380g¥6,980) x4
N-Project アルミ縞板マルチ 3mm 両脚タイプ (466g¥8,480) x13
Space fire アルミ3mm 片脚タイプ ( 484g¥4,680) x69
FUTURE FOX ステンレス 片脚タイプ ( 630g¥4,980) x109《2020.11.19現在》
N-Project製のマルチ、チタン製は価格が他と比べて高価なので、購入を躊躇っている結果だと想像できます。マルチでいろいろなバーナーが使えて便利です。特にチタンは軽い。
EnHikeはテーブルが唯一折り畳み式。販売されて間もないのでレビュー数は少ないです。Space fireはアルミ堅牢モデル。片脚タイプですが、軽くて丈夫です。
FUTURE FOXは重いのですが、片脚タイプなのにデザインがいい。値段も手頃なので高レビューです。
こうやって比べてみると、重さ・価格・発売時期・・・などユーザーの好みが反映されていることがわかります。
N-Project チタン製 遮熱板 & テーブルのレビュー⇩
「Full titanium heat shield」がかっこいい!
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N-project 五徳付き風防【SHIELD MASTER 1016】
ST-310 ST330 ジュニアバーナー用のステンレス製の風防です。デザインが素敵!
風防は100均のモノでも間に合いますが、ST-330用、ジュニアバーナー用というのが新しいですね。
*ただ、100均の風防のように、ST-310に取り付けたまま収納できないのは痛い!
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このチタンテーブルにアルコールストーブや固形燃料用のトレーを嵌めて使う場合、五徳として使うにはクッカーまでの高さが低すぎます。せめて4㎝ぐらい開いているといいようです。そこで、レビューには、平らな部分が上にくるように五徳をひっくり返し、その上に付属の組み立て式の板状の五徳を乗せて高さをあげているコメントがありました。
なるほど、そういう手がありましたか。
この製品、なかなか面白いアイディアです。でも値段が・・・
テーブルと五徳の2つを合わせると2万弱。キャンプは高額所得者じゃないと無理?
それにしても、こうも次々と新製品が発売されると、ユーザーとしては・・・・
いろいろなバーナーを使えるのはいいですが、取っ替え引っ替え使うわけではないし、いっそのこと、カセットボンベを遮熱板の外に出してしまい、テーブルとしては使えませんが、ツーバーナーなんて、どうでしょう。
追記:11.1
今はYouTube動画が流行りです。素早く動画をアップしてくれるので有難いですね。
動画を見ると、いかに使い勝手がいいかわかりますね。使ってみたくなるのも頷けます。
同じような製品はFUTURE FOXからも販売されています。
こちらは3カラーがウリ。このデザイン、このカラーじゃないとダメ!という方でなければ、値段は高いですが、N-Projectを選ぶのもありかと。
《Amazon》