コロッケそば
前回の「片恋グルメ日記」に登場した、「コロッケそば」。
電車で通勤していた時は、駅構内か、改札外と改札内のどちらからも入れるお店で、「コロッケそば」を食べたことがあります。決して、グルメではありません。
その「コロッケそば」。
関東では立ち食いそば屋の定番メニューなんだとか。
その店では、コロッケにコーンが入っていました。
自分は東京生まれの東京育ち。
小さな頃 (駅の立ち食いソバ屋で食べ始めた高校生ぐらい)から好きで食べています。
色々なメニューがあっても、自分が頼むのは「コロッケそば」一択。
元々、コロッケが大好きだというのも理由の一つです。
*コロッケが苦手な人は、まず「コロッケそば」など食べないでしょう。そば嫌いの人も。
*妻も息子も、それほどコロッケ好きではないので、肉屋のコロッケさえ好んでは食べません(笑)
この記事によると、「東京名物コロッケそばを広めようの会」なるものがあるそうですが、「コロッケそば」は「グルメ」でもなんでもなく、普通の庶民が食べる「立ち食いそば」であってほしいです。
安くて、早くて、うまいが勝負。
立ち食いソバ屋に行くと、まずは「そば」か「うどん」を選択します。カレーもありますね。自分は「うどん」が苦手なので選択の余地はなし。「そば」一択です。
次はトッピング。
店をきちんと構えている立ち食いソバ屋では、トッピングの種類がたくさんあります。その場でフライを揚げている店もあるでしょう。
でも、駅構内の店は、お店のような手間のかかるメニューはありません。
ここで本格的な食事をするわけではないので数的には少ないです。
ちょっと空腹を満たすため、そばに「コロッケ」が入るとボリュームが増す・・・そして、美味しい。
そんな食べ物が「コロッケそば」だと思っています
しかも、安いのが決め手。
そりゃー、¥1,000 以上もする「コロッケそば」は旨いに決まっています。
でも、それではダメ、値段が高過ぎでしょ。庶民的ではありません。
旨い不味いは値段では決まりません。
あらかじめ作ってあるものを乗せるだけのトッピング。だから簡単で早い!
これが駅構内の立ち食いそば屋の特長です。
なぜなら、電車が来る合間に、さーっと腹に詰め込む立ち食いソバ。
調理時間のかかるものや、食べるのに時間がかかるものはアウトです。
また、店に長居も無用。
*ただし、コロッケの味は肉屋には劣ります。
溶けかかった、ジャガイモが旨い!
「コロッケそば」は、コロッケの衣が柔らかくなり、ジャガイモが溶けて、さらにつゆにも溶けていきます。
それが旨いんです !
(おでんには必ずジャガイモを入れる、ジャガイモ大好きな派です。)
ただし、つゆは関東風の真っ黒いつゆでないと美味しくありません。辛いつゆに、ジャガイモが加わると、味わいがソフトになり、旨いんです。
だから、つゆが薄口の関西には「コロッケそば」が少ない?ということでしょうか。
*妻は九州育ち。あの真っ黒いつゆを見て、飲んで、驚いていました。こんなの、飲むの?って。
ということで、近くの肉屋にコロッケを買いに行ってきました。
すぐに影響されてしまうのは悪い癖です。
肉屋に行ったら、あいにく、母の好きなアジフライは売り切れ。
そこで買ったのはこちら⇩ *右のコロッケ x2 は即食べてしまいました。
妻はハムカツを見たのが初めてだとか。
これってメジャーですよね?
自分は子どもの頃に好きだった「ポテト」を思い出しました。
カレーに入れるような大きめに切ったジャガイモを茹でて、フライにしたものです。
町の肉屋さんに、普通に並んでいた「ポテト」。
マクドの、あのフライドポテトとは全く違います。
衣がカリカリ、ジャガイモのホクホク感がたまらない逸品でした。
ネットで検索したら、同じようなモノに「じゃがいものパン粉フライ」がありました。
この方も、この「ポテト」で育った方なのでしょうか?
「ポテト」と呼んでいた、あのポテトフライは、今ではマイナーな食べ物のようです。
いや、たまたま近所の肉屋さんになかっただけか?
最近、駅を利用しないので、立ち食いソバ屋から遠ざかっています。
食べたいですね、「コロッケそば」。