rmenx’s blog

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M:I-K ミッションを成功させてはならない! 

下の記事はだいぶ前に読みました。

 

蚊を叩き潰して血を見た人が知らないドラマ
彼女は子どものために命懸けで侵入してきた
稲垣 栄洋 : 静岡大学農学部教授

いつものように窓際近くのパソコンで作業をしていると、右手中指の付け根辺りが痒く感じました。とりあえず、液体ムヒを塗りましたが、見てみると、1㎝位ぽっこりと腫れています。

蚊だろうか?

もし蚊だとすると・・ということで、この記事を思い出したのです。

ハリウッド映画級のハードなミッション
彼女に与えられたミッションはこうだ。

何重にも張り巡らされた防御網を突破して、敵の隠れ家の奥深くに侵入する。そして、敵に気づかれないように、巨大な敵の体内の目標物を奪う。もちろん、それで終わりではない。そこからさらに防御網をかいくぐって見事に脱出し、無事に帰還しなければならないのだ。

こんなハードなミッションを成し遂げるヒロインを主人公にすれば、ハリウッド映画顔負けの大作となること間違いないだろう。

このヒロインこそが、私たちの血を吸いにやってくるメスの蚊である。

蚊はメスだけが血を吸うのである。

蚊はメスもオスも、普段は花の蜜や植物の汁を吸って暮らしている。実に穏やかな昆虫なのだ。

ところが、あるときメスの蚊は吸血鬼となる。・・・

《同記事より》

この記事の通り、防御網を突破して“彼女”は見事に部屋に侵入できたのです。

そして、お目当てのお宝をゲット、今まさに、“彼女”は最後の難関、脱出を試みていたところでした。

ミッションを成功させてはならぬ、と思い、“彼女”を探しました。たぶん明るい窓だろうと考え、窓のカーテンをひらひらさせました。

すると、網戸で外に出ようしている“彼女”を発見しました。

「こいつだなー」

そして、「バチッ!」 

あらあら、こんなに血を吸っていたのか・・・

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いわゆる藪蚊です。

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記事によると、人間の血がそのまま蚊の体内に入ると、固まってしまい、蚊そのものが死んでしまう。そこで、唾液を注入し固まらないようにしているということです。

その時間はわずか2~3分。藪蚊なので、もっと短いでしょう。全く気が付かなかったんですから。

蚊の体重は2~3ミリグラムだが、血を吸った後は、5~7ミリグラムにもなる。重い血液を抱えてふらふらと飛びながら、人間に打たれないように帰還しなければならないのだ。

何という困難なミッションなのだろう。

血をたっぷりと体に詰め込んだ彼女は、重い体でフラリと空中へ飛び立った。

しかし、体がふらついてなかなか姿勢が安定しない。思うようにうまく飛べないのだ。

 《同記事より》

あれだけの血を吸い込んだ“彼女”の体重は増え、うまく飛べません。

危険がいっぱいなのです。

しかも、“彼女”は網戸に追い詰められ、もう行き場がありません。

その間に、スナイパーの手がジワジワと“彼女”に忍び寄ってきて・・・・、「パチッ!」

 

稲垣 栄洋先生のお話、どれもおもしろいですよ⇓ ぜひ!