rmenx’s blog

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コナラの巨木が枯れている

先日、雑木林の脇の道路を歩いていたら、雑木林内の大きなコナラの葉が茶色になっている光景を見ました。

それも一本ではなく、数本。

 

民家の木も枯れていたので、あの暑さでやられたのか?と思っていましたが、でも、雑木林の木ですから、どうやら他にも原因がありそうです。

我が家の近くの雑木林でもこのとおり。葉が茶色になってしまっています。

 

これはナラ枯れ

ナラ枯れとは何ですか?
 「ナラ枯れ」とは、森林病害虫であるカシノナガキクイムシが病原菌である「ナラ菌」を増殖させることで、水の吸い上げる機能を阻害して枯死させる樹木の伝染病です。ナラ類やシイ・カシ類以外の植物への影響が出た事例はなく、人体やほかの動物に影響はありません。
 被害が拡大すると、森林景観の悪化、木材資源の減少等が懸念されます。1980年代以降、日本海側を中心に拡大し、近年、全国的に被害が増加しています。
 多摩市においても、令和2年8月頃から公園や道路の街路樹などでナラ枯れの発生が確認され、市では情報収集と順次対応を実施しているところです。


ナラ枯れ被害木の特徴
木の根元にフラス(木屑)が落ちている。
幹に直径約1~2mmの穴がたくさん空いている。
梅雨明け後から晩夏に急に枯れる。
葉が赤褐色や茶色に変色し、落葉しない。

どうやら「ナラ枯れ」が進行しているようです。

 

この「ナラ枯れ」に関連して、以前、読んだ記事が気になりました。

【独自】「最強毒キノコ」公園で増殖…“死の危険”触るのもNG 発見場所に“共通点”
7/29(金) 12:30配信 テレビ朝日系(ANN)

 触れただけで皮膚が異常を起こし、少量でも食べてしまうと死亡することもある“最強の毒キノコ”「カエンタケ」の目撃情報が、今月に入って相次いでいます。番組が取材すると、カエンタケが見つかった場所に共通点があることが分かりました。

■“最強毒キノコ”カエンタケ

 見るからに毒々しい、このキノコ。触れただけで皮膚がただれ、間違って食べると、死に至ることもある猛毒のカエンタケです。鮮やかな赤色と、燃えるような炎の形から、その名が付けられました。

 神奈川県座間市にある公園で、カエンタケが見つかったということで、案内してもらいました。

《同記事より抜粋》

《同記事より》

はじめは「カエンタケ」の記事でしたが、後半に「ナラ枯れ」のことにも触れていました。

■なぜ増殖?“発見場所”に共通点

 今月、カエンタケが見つかった場所を番組が調べてみると、公園のある座間市以外にも、神奈川県内では横浜市川崎市厚木市。さらに、千葉県や福井県でも見つかっています。

 橋本教授:「(カエンタケは)山の中とか、公園とか関係なく、枯れた木の根元に生える。というのも、枯れた木に生えるカビを食べるキノコ。カビを今、そこら中に繁殖させているのが、ナラ枯れを起こしているカシノナガキクイムシ。その虫が繁殖すると、カエンタケが必然的に増えてくる」

 ナラ枯れとは、ブナなどの広葉樹林に害虫が侵入することで、木が枯れる病気です。被害はこれまでに42の都府県で確認されていて、特に神奈川県は、わずか3年でおよそ15倍に急増しています。

《同記事より抜粋》

ということで、「ナラ枯れ」を起こしたコナラなどの木の根元に、危険なカエンダケが生えて来るということのようです。

これはなんとかしないといけないですね。

果たして、ここを管理している管理事務所は把握しているのでしょうか?

心配になって来ました。

ということで、管理事務所宛てに「ナラ枯れ」ではないか?とメールを送りました。

 

その後、返信が届きました。

この雑木林でも2年ほど前から「ナラ枯れ」現象が起こっていて、順次伐採しているそうです。また「カエンタケ」についても発生しているので駆除しているとか。

どんどん大きく広がっていかないことを祈るばかりです。

 

コナラなどの茂る雑木林。里山なら、古い木は切り倒し、薪などに活用していましたが、現在は間引きさえも行われない状態。

自然を残す・・・という名目で、管理すらしなくなった雑木林は荒れ放題。

先日のニュースでトトロの森(埼玉県所沢市)でも発生しているとか。

ナラの木にも寿命があるので、50年くらい経った古木は木自体が弱っているし、虫の影響を受けやすいんですね。萌芽更新でもしていれば別ですが、何も手入れをせずにしていたら、「ナラ枯れ」が起こるのは自然の成り行きでしょう。

とにかく、雑木林とて若返りをしなければ老いていくだけです。

 

やっぱり暑くなっていた

「実際、昔と比べて日本はどれぐらい「暑く」なっているのか。データをみたらやばかった。」
8/2(火) 6:00配信 キャリコネニュース

この記事の中には下のグラフが添付されていました。

西暦の数字が小さくて見にくいですが、拡大すればよく分かります。

このままどんどん気温が上昇すると、人間の生活も変化せざるを得ないし、植物や動物などの生態系にもかなりの影響を及ぼすでしょう。

ナラ枯れ」の原因も気象の変化が関係しているかもしれませんね。

今後どうなってしまうのか心配です。