Hamazonさんのページでペグハンマーを取り上げていたので、「我が家のペグハンマーって、どんなんだっけ?」と気になって取り出してみました。
安いテントについてくるハンマーは華奢で、「これじゃあ、ペグ打てないよな!」というものも多いです。
キャンプを始めた頃がそうでした。おまけ的な金属製のハンマーでした。
プラのハンマーもありましたが、これは使えるもんじゃありません。
「ボッチキャンプでその場にあった石ころをハンマー代わりにしている」というのがありましたが、こういう方法も以前はしょっちゅうやっていました。
なぜって、ハンマーを忘れて来たり、まともなペグハンマーを持っていなかったからです。(笑)
今はキャンプブーム。ペグハンマーもいろいろな種類が発売されていて羨ましい限りです。
そして、いろいろ考えた末、まだこれほどキャンプブームになっていない頃 (2016年) に購入したのが、ペグ打ち用、いや、ただの「ネイルハンマー」です。
*金槌 ⇨ 鉄製の槌(つち)。ゲンノウ(玄能)、トンカチ、ナグリ、ハンマー
ところで、ペグハンマーの条件とは、(私見です)
①ペグだろうと何であろうと、金槌の役目は釘 (ペグ) を確実に、木 (地面) に打つことが出来る事。確実にペグを地面に打てることが大事です。
柔いハンマーでは硬い地面にペグを打つことは出来ません。
②ある程度の重さがあること。
重い方がその重さも加わってペグを少ない力で打ち込むことができます。柄の部分が軽い木製のものもありますが・・
下は、あるペグハンマーのレビュー
・・・というかキャンプ用のペグハンマーは何を勘違いしているのか
「軽い」「仕上げが美しい」「コンパクト」という事ばかりが先行しているが、本来ハンマー・金槌の類で一番大事なのは、打ち込み易さだと思う。軽すぎても何回も打ち込むのは疲れてしまうし、
仕上げが美しすぎるからオシャレキャンパー(笑)として本体を傷つけてしまうのは絶対嫌とか言ってるような人はさておき、やっぱり楽に打ち込みたいからある程度は重くていい。
③釘 (ペグ) 抜きも備わっている。
ペグ同士を引っかけて抜く方法はオーソドックスですが、ペグ抜きの方が抜きやすいです。
④滑りにくい。
勢いあまってハンマーが飛んでった・・なんて笑えません。そのために手首に絡ませるストラップがついています。
⑤丈夫で簡単には壊れない。
ペグハンマーのレビューにあるのが「ヘッドが割れて飛んだ」「木製の柄の部分が割れた」というもの。
★キャンプ場では「柄が折れたり、ヘッドが外れてしまうと命取り」
特にハンマー自体やヘッドだけ飛んで誰かに当たったら大変です。
その点、キャンピングムーン プレミアムペグハンマーは、そのステンレス製のヘッドにストラップがついていて、ヘッドが外れても飛ばないような仕組みになっています。
キャンピングムーン(CAMPING MOON) プレミアムペグハンマー
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ペグハンマーは、とにかく、壊れないことが一番の条件です。
これは他のキャンプ道具にも言えますね。だからキャンプ道具では信頼性が重要視されています。
参考⇩
と前置きが長くなりましたが、あらためて我が家のハンマーを紹介します。
職人の方が使われているような、一般的な低価格の「ネイルハンマー」です。大きさは標準サイズ。 *職人さんはもっといいものを使っているかな?
大五郎 ネイルハンマー 小 8oz (8オンス) 2016年購入
・釘抜き付き洋ハンマー(ネールハンマー)
・シッカリ握れる樹脂グリップ
・釘抜き部は、釘に喰いこみ楽々に釘が抜けます。
・頭部重量:8oz(オンス)約225g
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レビューを読むと、ヘッドがすぐに外れたというマイナスコメントもありましたが、キャンプ用のストラップが邪魔なのでこれを選んだ・・とか、キャンプで使われている方もいるようです。
なんたって、魅力的なのは、¥424。
スノーピークの1/15の値段。この値段で、これだけ使えるなら丸儲けです(笑)
手入れが悪いので錆びついていますが・・・。
柄まで金属なので重いですが、木材のように折れたりすることはまずありません。
質実剛健。これって、大事。
ハンマーヘッドは、鋳鉄製。
*銅や真鍮製は衝撃を和らげる効果はあるでしょうが、柔らかすぎて変形しそうです。
打撃面は平らで、通常のペグハンマー (3~3.5㎝) よりも大きくはありませんが、元々釘を打つためなので、こんなものです。打撃面が小さいのでペグに当たりにくいですが、問題はありません。
ヘッドが重いので石ころだらけのキャンプ場でも、ペグをガンガンと打ち込めると思います。柔いペグだと、逆にペグが曲がってしまうかも。
ソフトグリップ。
これがあるので滑りません。振動が伝わりにくいので、手にも優しいです。
*大事なテントが錆で汚れてしまわないようにと、鉄は錆びやすいのでCRCを吹きかけてビニール袋に入れて保管しました。今度磨いて、塗装しておこうかしら。
ペグを打ってみる
打撃面が丸く小さいので何回か打ち外しましたが、使えないことはありません。
楽に地面に突き刺さりました。
長いチタンペグの場合は打つ回数も増えるので、楽に打てるハンマーが適しています。
使っているペグは アルミ合金ペグ 12本入り 軽くて安い。
丸いペグだと回転してしまいますが、六面体なので回転しにくい・・・ただ、あまりにも固過ぎる地面には不向きです。*庭で木々を止めるために買ったので・・・
抜く時は「てこの原理」で抜きます。
元々、釘抜きなので、ペグにうまく引っかり簡単に抜くことができました。(地面の固さ、ペグの形状・材質によってはペグが曲がることがあります)
ペグに引っかけて、力づくで上に引っ張り上げるのは大変な作業です。
キャンプ用のペグハンマーにはいろいろなペグを抜くための突起や穴が開いていますが、¥424 でこれだけの事が出来れば💮でしょう。
キャンプ用のペグハンマーとの違いは・・・
★ストラップがついていないこと。
★ペグを抜くための突起や穴がないこと。 代わりに釘抜き。
★打撃面が小さいこと。 普通のペグハンマーは3~3.5㎝ほど。
★¥500 以下と価格が安いこと
★デザイン的に普通過ぎること
ペグに特化したキャンプ用のペグハンマーとは比べようもありません。
¥2,000以上もするペグハンマーには非の打ちどころがないでしょうから。
でも、安価で普通に使えるし、とにかく壊れようがないハンマーです。
これで十分では?
*ただ、期待はしないでください。この値段ですから(笑)
Hamazonさん曰く「要はペグが地面に刺されば何でも良いんですよね。」
その通り。
とはいえ、ネイルハンマーは所有欲という点では・・・
やっぱり所有欲を満たすためには「ペグハンマー」という選択も?
キャンプ道具に関わらず、優れた道具というのは、デザイン的にも優れ、使い勝手がよく、丈夫で長持ち、つまり一生ものとも言えます。
そんな道具に出会ったら、もう手放せないでしょう。そして、大事にしたいですね。
Hamazonさんのブログで紹介されていた、大先輩から譲り受けたという「SALEWA サレワ」のロックハンマー。
年代物とはいえ、だからこそ、これからもずっと使い続けて欲しいです。