博士の愛した数式
不慮の交通事故で、天才数学者の博士は記憶がたった80分しかもたない。
何を喋っていいか混乱した時、言葉の代わりに数字を持ち出す。それが、他人と話すために博士が編み出した方法だった。
博士のもとで働くことになった家政婦の杏子と、10歳の息子。博士が教えてくれる数式の美しさ、キラキラと輝く世界。
母子は、純粋に数学を愛する博士に魅せられ、次第に、数式の中に秘められた、美しい言葉の意味を知る―。
1時間57分
2006年
『博士の愛した数式』(はかせのあいしたすうしき)は、小川洋子による日本の小説。
美しい数式の世界を織り交ぜ、記憶が80分しか持続しない数学者と母子の交流を描く。第1回本屋大賞受賞作品。
キャスト
博士 - 寺尾聰
杏子(「私」) - 深津絵里
ルート - 齋藤隆成
先生(19年後のルート) - 吉岡秀隆
未亡人 - 浅丘ルリ子
家政婦紹介所所長 - 井川比佐志
10歳の息子役の男の子。吉岡秀隆そっくりです。
派手なアクションや恋愛場面はありませんが、淡々としながらも、博士と家庭婦、その息子との三人の交流が深まり、心なごむ作品でした。
数学の話は興味深かったです。
子供の頃、こんな話を聴いていたら、もっと数学に興味が湧いていたかもしれません。
具合が悪い時は、テレビから流れて来る機関銃のような話し声や笑い声は辛いですし、こういうビデオを観たいとも思いません。
でも、ようやく元気を取り戻しつつあるので、「沈黙・・・」も観終えました。
実写版はもう少し期待していたのですが、それなりでした。アニメ版のように北極海戦に続くと面白いですが・・・