TOKYO FMの日曜朝の番組。
女優の木村多江さんの朗読が素敵です。
こういうラジオドラマって、聴く側の経験値や知識などが大いに関係します。
今回は「水を壊す」
戸田漕艇場が舞台でした。板橋区に住んでいた頃、何度も行ったことのある場所。あの漕艇場の光景が思い浮かびます。
こうして、ドラマの中にさらに踏み込むことができるんですね。
書籍化されたものがこれ⇩
女優・木村多江氏の朗読によるJFN系ラジオ番組「Sound Library~世界にひとつだけの本~」、待望の書籍化!
毎週「私の名前は、月原加奈子。38歳。旅行会社に勤めている」で始まる物語――。
多くのリスナーが主人公の月原加奈子に、心惹かれ、共感する。
月原加奈子の目を通して綴られる物語は、決して派手ではない。勤務先での出来事、友人・家族との関係、休暇で出かけた旅先の風景、幼き日の思い出、恋の話……いずれも短く、小さなお話だが、温かく大きな余韻を残す。
◎写真の中の亡き父が見ていたものを探しに出かける娘――「ガジュマル」 ◎不器用な父が見せたやさしさ――「五千円」 ◎クラスの優等生が夜のプールに忍び込んだ訳とは?――「プール泥棒」 ◎結婚を申し込まれた友人が美術館で下した決断――「小布施の北斎」 ◎旅の手配をしたお客様から届いた一通のお礼状で知った旅の目的――「手紙」など。珠玉の短篇25篇を収録。
作は北阪昌人さん 《作家、脚本家》
TOKYO FM 毎週日曜日 夕方5時~「NISSAN あ、安部礼司」など数多くのラジオドラマを手掛けている方なんですね。
脚本家
脚本によって、ドラマが決定づいてしまうんですから重要です。
ブログも脚本と同じ・・と考えれば、脚本家に学ぶことが多い筈です。
何度か見た「砂の器」
原作が長くて複雑すぎて、とても映画になりそうもない、とさじを投げかけた山田洋次に、橋本忍が次のようなアイディアを出した。「小説に書かれていない、親子にしかわからない旅の場面がイメージをそそらないか」、「親子の浮浪者が日本中をあちこち遍路する。そこをポイントにできないか」と。
(出典:山田洋次、川本三郎「清張映画の現場」、『松本清張研究』第13号、北九州市立松本清張記念館、2012年)
さらに、ラストのシーン
捜査会議の日と犯人(和賀英良/本名:本浦秀夫)の新曲発表会の日を同じ日にしたらどうだろうか、というアイディアも出たようだ(原作では和賀英良は羽田国際空港で逮捕される)。《同記事より》
そうやって、あの映画が生まれたんですね。
脚本によって、ドラマが変わる!
*自分が名脚本家になれば、ブログも変わるってとこかな?