rmenx’s blog

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「イカ泳ぎ」なんて授業では教えないけど・・・ 追記 : 岐阜県の水難事故等に関するQ&A

「水泳の授業で必修に」と注目集まる。

海での水難事故に備え、知っておきたい「イカ泳ぎ」がこれだ【動画】

 

平泳ぎだと、顔は下を向くので、常に泳いで息継ぎしないと沈んでしまいます。平泳ぎが出来る人の場合。

 

平泳ぎが出来ない人はどうする? 

 

そこで、よく言われるのが「仰向け」になって浮いていること。

よほどの波がなければ、呼吸ができるので楽な浮きかたです。

この時に、腰を曲げてしまうとおしりから、すぐに沈んでいきます。初心者だと、すぐに腰を曲げてしまい、体が沈んでいくので慌てます。慌てたら溺れます。

お腹を水面に突き出す感じで体をそらし気味にするといいです。

でも、初心者には難しいですよ。

これも、練習次第です。

 

でも、呼吸がしやすいという点では効果があるかもしれません。ただ、波や流れがある川や海、プールでは、そうもいっていられません。

波をかぶっても水を吸い込まないように、そして、上手に口呼吸出来る練習を!

 

この件について、下の記事で解説していました⇩

水難救助「浮いて待て!」に落とし穴?
8/21(月) 18:14配信 テレQ(TVQ九州放送)

 

救助を待つときは「浮いて待て!」。今までこう教えられた人も多いのでは?

ですが・・ある状況下では逆効果となる可能性があるんです。

 

日本水難救済会 遠山純司 理事長:
波のあるプールや海に出て、大の字で浮いてみたが、顔を波があらって、瞬時に呼吸ができなくなって、精神的にもパニックになり、浮いていることができないと分かった。

海上保安庁などと実証実験をしたところ、波のない場所では有効な「背浮き」ですが、波が顔にかかるとかえってパニックを起こす可能性があることが分かったのです。

また、小学生の約7割が浮具がないと「背浮き」ができないというデータもあるといいます。

そこで協会が推奨しているのが・・正式名称はエレメンタリーバックストローク

これ何かの動きに似ていませんか?

通称「イカ泳ぎ」です!

《後略》

記事にあるように、川でも海でも、そしてプールでも波があるのですから、顔に水がかぶってしまうことが多いです。

経験者なら、実証実験なんてしなくても、こんなことは分かる筈。

「浮いて待て!」と広めた人は、まさか知らなかったとか?

 

 追記  :  関連記事⇩

「大の字で浮いて待つ」は元海上保安官でも1分もたないほど危険水難救助のプロ推奨「イカ泳ぎ」をご存じか
プレジデントオンライン9/8(金)13:15

 

また、イカ泳ぎもある程度、泳ぎに慣れた人でないと難しいでしょうね。

特に水泳初心者はたくさん練習しないと身につきません。

1,イカ泳ぎとは

そうやって仰向けに浮いている状態で、手足を画像のようにゆっくりと動かして進みます。手足の動かし方も練習しないと、初心者では無理です。

これもプールなどの止水域で十分に練習しておくことが大切。

いきなり、溺れそうになったからといって出来るわけではありませんから。

 

自分は水泳が得意 (特に潜水は大好きでした) だったので、この「イカ泳ぎ」は小学生の時からやっていました。

これって、楽なんですよ。

顔が上を向いているので、空を見ながらプカプカと浮いていることができます。波がない時は自由に呼吸することが出来ます。

 

イカ浮き」して、時々、「イカ泳ぎ」

 

ただ、プールでさえ多少の波があるので、顔に水をかぶってしまうこともあります。これは、何度も練習し、水を飲みこまないように経験するしかありませんね。

 

競泳種目を習うことって大事?

学校の水泳の授業は、水泳大会にでも出るような競泳種目の「クロール」や「平泳ぎ」しか教えてくれません。日水連の影響もあるのでしょうか?

水泳進級表に載っている項目も、クロールで25m、クロールで50m、平泳ぎ・・・等々。しかも、「タイム」を競うし。

無駄口 

今年の高校野球も盛り上がっていますね。高校野球といえば毎年ヒーロー?が誕生します。

ところが、水泳界では、そうでもありません。毎回見る顔ばかりです。選手層が薄い?

しかも、日水連ともめているみたいだし・・・

 

でも、誰もが選手になるわけではないので、バタ足がおかしいとか、平泳ぎの足があおりになっているとか、細かいことはどうでもいい気がします。

それよりも、溺れずに助かることの方が大事。

だから、学校でも「水泳の授業で(イカ泳ぎを)必修に」というのは少し共感できます。

 

2,古式泳法

また、顔を出したまま泳ぐ、古式泳法の「のし」。この泳法も知っておくと役立ちそうです。

自分はこの横泳ぎが得意でした。

顔を水につけないので呼吸は出来るし、体力をたくさん使う泳法でもないので、ゆっくりと楽に前に進むことが出来ます。

 *アーティスティックスイミング(シンクロ)で行われる、立ち泳ぎは難しいです。

古式泳法

城の周囲は堀。古式泳法は、武士が甲冑を着ても泳げる泳法のようです。

水中での格闘や立ち泳ぎでの火縄銃の射撃など、溺れるようでは戦えませんからね。

また、「長く」泳ぐことが目的のようで、城に忍び入った忍者が、堀の中で仲間の助けを待つために、いかに体力を使わず、長い間泳いでいられることが必要だったからとか。

武将や忍者ですかー⇩

 

3,ターザン泳ぎ

さらには、「ターザン泳ぎ(顔をあげたクロール)」を教えるべきでしょうね。

(えっ、ターザンって何?)

進行方向を見ながら、顔をあげて泳ぐ泳法。

 下はAmazonプライムビデオ「大ターザン)1938年」より⇩

石丸謙二郎さんがブログで書かれていました⇩

 

とはいっても、いくらこのような泳法 (クロール・平泳ぎも含む) をマスターしたからといっても、流れがあったり、足が届かないような川で泳ぐことは絶対にお勧めできません。

つまり、泳げるから安心ではなく、泳げても溺れるんです。

 

ましてや、温水シャワーに、温度管理された水温(気温+水温>50℃)、水中で目も開けられない、息継ぎが出来ない、息を止めて潜ることさえ出来ない子供だっています。

それが10℃ちょっとと低い水温の中に入ったら危ないに決まっています。

水泳が得意な成人の方でもおぼれてしまう川ですから、その時は「イカ泳ぎ」さえ役立たないでしょう。

 

すぐに致命的な状況に…川に入るのは「自然の中に入ること」

潜む危険を死亡事故の発生現場で検証
8/16(水) 8:02配信 FNNプライムオンライン

 

4,やっぱりライフジャケット これが一番!

泳ぎが得意でない人、特に子供たちはライフジャケットを着けた方が安全です。

ライフジャケットは呼吸が出来るように頭が水面に出せる仕組み。

発泡プラスチックなどを使っている「固型式」と、炭酸ガスなどを使用する「膨脹式」がありますが、操作のいらない「固型式」がお勧めです。

 

ライフジャケットは必須

ライフジャケットは体に合った、しかも体からすっぽ抜けないように股をしっかり固定できるものがいいですね。

本格的な船舶用のジャケットは浮力を増すためにかなりゴワゴワしていますが、水遊び用のジャケットならだいじょうぶ。

これで命が助かるならお安いものです。

 

Yahooニュースでも話題となった長良川を有する岐阜県のホームページ。

水難事故や川の危険性、川遊びのルールなど 詳しく書かれています。

下が話題となったホームページです。

その中から、一部紹介すると・・・・

結論は、川に少しでも入る場合は、「必ずライフジャケットを着用する」。

ただし、ライフジャケットを着用したからといって、事故に遭わないということはない。

★車のシートベルトと同じで、シートベルトを着けなければどうなるか?ということは分かるでしょう。

 

 

シュノーケリングの事故も増えているそうな。

自分はシュノーケルとフィンを使って、佐渡の奇麗な海を潜ったことがあります。

でも、シュノーケルって練習が必要だし、使いこなせない人はやっちゃいけません。

シュノーケリングするときは、(パイプから口の中に)入ってきた水を「ふっ!」と息を吐いて水をクジラのように外に出せるようになってから!!

プールのような安全な場所で、まずその練習をするのが鉄則。アメリカのホームステイで教わりました。
日本ではそんな知識もなく、予備練習もしないから危ない。

《Yahooニュースのコメントより  ( )は付け足しました》

面白そうなので、見よう見真似で安易に使う人がいるかもしれませんが、それはやめた方がよさそうです。