ギャンブルと酒好きなゴウ(沢田研二)は、妻・淑子(宮本信子)や家族に見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは【映画】--。
行きつけの名画座の館主・テラシンとゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。
若き日のゴウ(菅田将暉)たちは、時代を代表する名監督やスター俳優に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。
しかしゴウとテラシンがともに食堂の娘(永野芽郁)へ恋心を抱き、運命の歯車は狂い始める…。時代を越えて繰り広げられる、愛と友情の物語。
若き日のゴウが信じ続けた“映画の神様”が、時を越えて奇跡をもたらす--。
(C)2021「キネマの神様」製作委員会 2時間5分
出演者
円山郷直(まるやきさとなお、通称 : ゴウ):沢田研二=若き日のゴウ:菅田将暉
円山淑子:宮本信子=若き日の淑子:永野芽郁
円山歩:寺島しのぶ
円山勇太:前田旺志郎
寺林新太郎(テラシン):小林稔侍=若き日のテラシン:野田洋次郎(RADWIMPS)
監督 出水宏:リリー・フランキー
女優 桂園子:北川景子 水川:志尊淳 森田:松尾貴史
淑子の母:広岡由里子 借金取立人:北山雅康 家族の会主催者:原田泰造
常連の女性客:片桐はいり 岡村:迫田孝也 授賞式の司会者:松野太紀
撮影所の守衛:曾我廼家寛太郎 木村:今井翼 照明助手:前田航基
詳しくは⇩
上の記事より⇩
コロナによる数々の困難を乗り越えて公開
本作品は、昨年3月に撮影をスタート。しかし、その1ヵ月後に主役のひとりである志村けんを失い、日本中が悲しみに包まれました。
撮影は中止を余儀なくされ、映画の完成も危ぶまれましたが、志村けんの遺志を沢田研二が引き継ぎました。そのニュースを知ったときの驚きと喜びは、言葉に表せないほど。子どものころ、ドリフターズの人気テレビ番組『8時だョ!全員集合』に夢中になり、音楽番組『ザ・ベストテン』で、化粧をしてハデな衣装を身にまとった「ジュリー」にドキドキした当時の記憶が蘇りました。ちなみに2人は『8時だョ!全員集合』で共演し、同じ事務所で先輩・後輩として仲がよかったそうです。
ということだったんですね。
沢田は、いつも金をせびる、競馬と酒の日々のグータラ親父を見事に演じてきっています。元々、何本も映画に出演している経歴をもち、演技力もなかなかのもの。
自分が昔書いた脚本「キネマの神様」を脚本コンクールに出そうという孫の手を借りて応募したところ、見事、木戸賞を受賞。
シアトル銀幕でのお祝いパーティーで、得意の「東村山音頭」を歌う沢田研二。本来なら、志村けん本人が歌っていたのでしょうか?
北川景子はお奇麗だし、若き日を演じる菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎も好演です。
さらに、脇を固める小林稔侍、宮本信子、寺島しのぶと、山田洋次らしい映画に仕上がっています。
今も現役でコンサートを続けるジュリーこと沢田研二
知人にも追っかけがいます。
あの井上堯之バンドをバックに熱唱する若き日のジュリー。
ワイルドワンズの加瀬邦彦が沢田研二をプロデュースしたという記事⇩
2013年、タイガーズのメンバーのライブ⇩
今回は、「ジュリー」こと、「沢田研二」の話題でした。