四日目
先生から電話をいただきました。だいぶ元気を取り戻し、立てるようになり、ペットフードも食べているようです。
ただし、固形のフードは食べなかったとか。
もう退院してもいいということでしたが、早い退院の方が入院費用 (一日¥40,00) が少なくて済むというメリットはありますが、傷口だとか薬だとか大変そうなので、もう二日間入院させておくことにしました。
下は、妻がジムの帰りに動物病院に立ち寄って撮影したものです。
もう、元気いっぱい。
六日目
いよいよ、退院です。
わんこが見違えるほど元気になり、元の状態に戻りました。
安心しました。
原因は、やっぱり子宮蓄膿症だったようです。
帰宅後、嬉しいのか激しく動き回ります。
でも、エリザベスカラーを取り付けたままなので、やたらと周囲の物にぶつかってばかり。
階段もエリザベスカラーが当たるので上がりにくいです。
でも、危ないので二階への階段は封鎖しました。
散歩中、下を向いて臭いをクンクンと嗅ぎながら歩くため、アスファルトの道路にエリザベスカラーが当たって、ズルズルと音を立てて引きずっているし、壁際を歩くのでぶつかるたびにガリガリと音を立てています。
もう可哀そうで。
遠くまで行くのは無理と判断し、近場で散歩は済ませました。
玄関の階段もカラーがあると引っかかるので、階段さえも上がろうともしなくなりました。
「疲れたー」と思っても、自分のハウスに入るのも大変なので、頭だけ出して・・・
でも、やっぱり入りたくて一苦労。
ただ、エリザベスカラーが当たるのが嫌らしく、結局、床に寝ていることが多くなりました。
七日目
翌日の朝は、ネバネバの下痢でした。
たぶんストレスによるものと想像できます。
体に何かを装着していたら、人間ならそれなりに考えて歩きますが、わんこでは無理なんでしょう。
歩くたびにカラーがぶつかるんじゃ、人間だってストレスがたまります。
薬の影響もあるのかなー?
この日は絶食。チュールだけ少し与えました。
八日目
カラーを外しました。
とにかく、手術の効果は絶大で元気になり一安心です。
あとは抜糸のみ。
皆さんにはご心配をおかけしました。
費用はというと・・約21万ほどかかりました。前日の費用や抜糸も入れると、それ以上。
参考までに明細を残しておきます。
再診料 ¥500
レントゲン検査 ¥7,000
超音波断層検査(エコー) ¥2,000
静脈カテーテル留置(血管確保) ¥2,000
静脈点滴 ¥3,000 x4=¥12,000
注射料(吐き気止め) ¥1,900
注射料(抗生剤) ¥1,300 x4=¥5,200
注射料(鎮痛剤) ¥5,000
ドパミン(血液循環改善剤投与) ¥2,000
全身麻酔 ¥20,000
子宮摘出手術 ¥65,000
病理組織検査 ¥14,000
乳腺腫瘤摘出手術 ¥5,000
注射料(抗生剤) ¥2,000 x2=¥4,000
超音波断層検査(エコー) ¥1,500
入院 1泊(犬から20Kg) ¥4,000 x5=¥20,000
入院管理 ¥1,000 x6=¥6,000
超音波断層検査(エコー) ¥1,000 x6=¥6,000
血液検査 ¥4,900
注射料(腸運動改善薬) ¥1,300
院内肉眼 ¥300
血液検査 ¥5,100
内服薬(抗生剤) ¥140 x3=¥420
内服薬(消炎鎮痛剤) ¥180 x3=¥540小計 ¥191,660
消費税 ¥19,166
合計金額 ¥210,820
自己負担額 ¥210,820 (端数切捨)
けっこうかかりました。
こんなもんですか?
でも、母が10万援助してくれたので助かりました。
メス犬には生理もある
近所では早いうちに子宮を摘出してしまったわんちゃんがいます。我が家のわんこを見て
「何日入院したの? 高かったでしょう?」
「はい」
メス犬なので、生理のたびにおむつを履かせていました。でも、散歩の時には外し、帰宅後、また新しいおむつを付けました。経費もかかります。
でも、わんこ、おむつ、嫌がるんですよね。
おむつの隙間から舐めたり、外してしまったり、家族は大奮闘でした。
そして、今回の子宮摘出。
我が家にやってきた時から分かっていたことですが、「最初から子宮摘出ってどうなの?」と疑問に思いそのままにしておきました。
わんこにとってどうなんでしょう。
難しい問題ですね。