プリムスのP153というストーブもデザインが素晴らしいですが、SOTOのウインドマスターも「2013年度グッドデザイン賞」を受賞しています。
今回の審査委員の評価として
登山やキャンプなど、アウトドアを楽しむ際の食事は、重要なひとつの要素である。小型で軽量、燃焼性能も十分でさらにスタイリッシュなガスストーブはアウトドアシーンを盛り上げるひとつのアイテムとなるだろう。耐風性を上げるために凸型の燃焼部を凹型に変え、五徳をクッカーに合わせて取り替え可能にするなど、細やかな配慮と造形が美しい。
との公開コメントをいただきました。当社では一昨年受賞した「MUKAトーブ SOD-371」に続く受賞となり、当社の製品が今年も高く評価され、その創造力が高く認められたことを示しています。《2013年10月1日 新富士バーナー株式会社》
今回購入した「アミカス」
●重量 81g(本体のみ) ●発熱量 3.0kW(2,600kcal/h)
手にした瞬間から、その質感とつくりの良さに感激です。ウィンドマスターの系譜だからでしょう。
正直、前回購入した「フェムトストーブ」より緻密なつくりで、さすが「MAID IN JAPAN」。(どうして、もっと前に手に入れなかったのだろう)
お得だという「ガスボンベ 250缶のセット品」
ストーブ単体に200円ほど足した額ですからね。こっちを買う方がいいです。
(クッカーとセットになっているのもあります)
4つの五徳が小さくたたまれています。
すり鉢状のバーナー。ウィンドマスターの後発のため、同様の形状。ただし、アミカスにはマイクロレギュレーターはありません。冬山や零下のキャンプ場という、よほどの寒さでなければ必要ありませんから。3シーズンなら問題なく使えるでしょう。
四本五徳は安定感があります。
SOTOのストーブに採用されているステルスイグナイター。突起部がないので壊れにくくなっています。
たたんである足を広げて持ち上げて引っ掛ける。四角い穴に「爪」引っ掛けるだけ。
こんな風に固定されます。
穴に隙間があるので足が少し上下しますが、上にクッカーを乗せれば安定します。
折れ曲がった爪を通す分の隙間が必要なので、穴が大きくガタつきます。
でも、この仕組み。よく考えましたね。うっとりしてしまいます。
ただただ、この構造には感心してしまいます。
フェムトストーブではイワタニのジュニアバーナーのように、広げた先端の五徳が何かの拍子でたたまれてしまうことがありますが、アミカスでは固定されるので、五徳に気を遣う必要がありません。これもいいです。
ST-310をお持ちの方には見慣れた火力調整レバー。
回しても、すぐにはガスは出てきません。
ボンベ取り付け部分。
真鍮製のネジの中、そして外側にもOリング取り付けられています。
見るからに安定感のある本体。この形に惹かれませんか?
プリムスのミニキットを乗せてみました。
綺麗です。
ウインドマスターの方が火力もあり、マイクロレギュレーター も装備しているのでハードな環境でも使用できます。
ただ、五徳は後からはめ込む組み立て式なので、セットが少し面倒くさいかもしれません。それなら「アミカス」のような上に持ち上げる簡単タイプ、そしてこのギミックの方が面白いですね。デザイン的にも、給水塔のような形の「ウインドマスター」よりも、五徳一体型の「アミカス」の方が優れていると思います。
またウインドマスターは「アミカス」よりも大きいし、値段も高い。僕にとってはオーバースペックです。大きいクッカーを使いたいなら、風にも寒さにも強い「ST-310」で十分です。さらに「ST-330」があるし・・・。
みにもちゃんねるさんの
「アミカスとウィンドマスターを比べた動画」を参考に!
この動画を見ると、両者の違いがよくわかります。マイクロレギュレーター付のウィンドマスターは寒いときに活躍しそうです。とはいえ、ウィンドマスターでは自分が考えているクッカーとセットで収納するには長くて大きすぎるので入りません。
そこでアミカスに決めました。コンパクトだし、極寒でなければ使えるからです。
同様にプリムスの 「P153」も大きいので、「フェムトストーブ」にしました。