やっぱり音がする
修理をした何週間はまったく音もしなかったトイレ。
その後しばらくして、再び音がするようになりました。蓋を開けると、下の画像の部分に水滴がついていました。
ここから、ポッポッと落ちて来るんですね。
前回直したときは、この浮き球を持ち上げたら、水が「ジャー」と出たので、慌ててネジを回して浮き球を下げました。
上の画像では「アーム」がだいぶ下向きになっています。でも、水が出て当たり前だったんです。実際は浮き球を上にあげなくてはいけませんでした。
その時、水面はオバーフロー用のパイプ上よりもかなり下にありました。実は逆だったんですね。
水が止まる仕組みを理解できていなかったんです。
*オーバーフローのパイプから水が溢れる様子す。
その後、浮き球の「アーム」が水平になるように調整しました。
でも、まだ音は聞こえます。水漏れしていたのは「ピストンバルブ」のようでした。
やっぱり、この部品を交換しないといけないかなぁーと、Amazonで検索してみると、
「SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ ほとんどのタンクに適合 マルチ PV46-3S-13」
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この部品を、丸ごと交換するようです。
素人が、ない知恵を使って、あぁだ、こぅだとやっても、部品そのものが劣化していてはダメだという事です。
交換方法の動画もあるので、それに従ってパーツを交換できそうです。
ただ、レビューに「交換しても・・・しばらくするとタンク内から水が漏れる音がポタポタとしてきます。」とあり、原因は、タンクの底についている「フロートバルブ」と書かれていました。
我が家のはどうかと、マイナスドライバーで止水栓を回して水を止め、タンク内の水を流しました。
そして、手を突っ込んで「フロートバルブ」の周囲を手で擦ってみたら、「あぁー、真っ黒」
これかー。まさにレビュー通りでした。
フロートゴムの確認方法
フロートの大きさは「大」と「小」と二種類あるようですが、我が家のは「小」でしょうね。
LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉 (小) 55mm
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この「フロートバルブ」も原因の一つのようなので、いっそのこと、ゴムなどの消耗品は全て交換した方がいいかもしれません。
でも、手で「フロートバルブ」を擦ったためか、水滴が小さくなったような気がします。
タンク底の穴にゴム製のボールが乗っていて、水圧で押さえつけられて漏れを防いでいるので、薄皮が剥がれて「フロートバルブ」の座り具合がよくなったのかもしれません。
水洗トイレの仕組みが変わっていない
それにしても、水洗トイレの仕組みは昔から変わっていないという事に驚きました。最初に考案した方、偉いですね。
30年経っても、部品交換で元通りに使えるようになるのですから。
それは、さらに30年先まで使えるってことでしょう?
単純な仕組みで、しかも部品が現在も製造されているからなんですね。
最新型のトイレは便利で魅力的
それに比べて、最新型のトイレでは「タンクレス」という直接水道を流す仕組みのトイレもあるようです。
でも、水圧が弱い関係で、時には流れにくいことも。当然ですが、停電の時は水が流れません。
タンクに水を入れて流す・・・という裏技も使えません。
一体型の場合は、ウォシュレットが壊れても、それだけを交換することは出来ないようです。
また、タンクがない分、手を洗うスペースを別に作らないといけません。
長く使えるの?
便器に近づくと、便フタが開き、便座に座ると脱臭、便座から立つと自動で洗浄してくれるタイプもありますが、電子回路やスイッチを使っているタイプは30年後には部品供給はできないだろうなーと心配しています。
単純な機械式なら、部品さえあれば修理は可能ですが、電子部品になると、たぶん、たぶんですよ、故障したら丸ごと交換しないといけないだろうと思います。
しかも、そういうトイレって値段もかなりします。
さて、今回の件でトイレについて色々調べました。
新しいトイレも魅力的で便利ですが、耐久性は? 停電の時は? など、心配になることも多いです。
やっぱり、型は古くても長く使えるモノがいいような気がします。
ところで、この古いトイレ。
パッキンなどのゴム部品の劣化が進んでいるので、早目に交換した方が良さそうですね。
★しかーし、最近、このような修理関係の記事が多くなりました。
それだけ、家中、ガタが来ているという証拠です。もちろん自分自身も。
《「トイレが水琴窟に?③ フロートゴムの交換」に続く》