Boundless Voyage チタン ボウルセットの一番小さな直径12.6㎝のボウルを使って「目玉焼き」を作ってみました。
多めの油を注いで弱火で熱しました。
煙がたってきたので、いったん火から下ろし卵を入れました。
コンロのセンサーに押されてボウルが斜めになっているので、平らな場所で卵を入れたかったからです。
そして、再び火にかけました。
へらで白身を動かしてもこびりついてはいませんでした。
水を少し垂らした後に、手製のアルミ蓋を被せました。
相変わらず火加減は弱火のまま。
タイマーは3分にセットしています。
ところが、そのうち「ポンッ!」という大きな音がしました。
黄身が破裂したか?
その後、もう一度「ポンッ!」と音を立てました。
蓋を開けてみると、白身の一部が破けていました。
今まで、目玉焼きを作っていて、このようなことは一度も起こっていないので、とりあえず火を止めて皿に移しました。
火にかけている時間が短かったこともあり、皿に移そうとしたら、すぐに破れて、こんな有様になってしまいました。
でも、ボウルにこびりつきは全くありません。
不思議に思って調べてみると・・・・
「目玉焼きを調理中に破裂する」場合があることが分かりました。
電子レンジで爆発させた経験はありますが、このようなフライパン (この場合はボウル) では一度もありません。
まさか爆発するなんて考えてもいませんでした。
下の記事に詳しい原因が書かれていました。
上の記事によると、原因は「卵黄膜」。
黄身の表面を覆っている薄い膜だそうです。
今回使った卵の卵黄。プリンプリンしていました(笑)
でも、どうして?
どの卵にも卵黄膜ってありますよね。
読み進めていくと・・・・
卵黄が徐々に熱せられて、卵黄の温度が上昇。
卵黄自体が膨らんできます。その卵黄を覆っている膜が、それに耐えられなくなって割れてしまう・・・ということだそうです。
つまり、古い卵なら卵黄膜が破けやすくなっていますが、新鮮な卵だと固く、圧力が抜けなくなって、爆発してしまうということのようです。
ということは、この卵が新鮮だったということでしょうか?
茶色い卵でした。
ある記事によれば、茶色の卵の方が値段が高いので、美味しい、栄養価もあると勘違いしているみたいですが、白い卵も茶色の卵も同じだそうです。
ただ、鶏の種類が違うだけのようです。
そして茶色の卵を産む鶏の方が大食いなので、エサ代がかかってしまうようです。
値段が高い=質が良い と勘違いをしてしまっているのが我々消費者です。
さて、爆発させない方法はこう書いてありました。
「目玉焼きの爆発を防ぐには、初めから焼き上がるまでじっくり弱火で焼くのが良いようです。
少し時間はかかってしまうかもしれませんが、爆発を防ぐことができます。(同記事より抜粋)」と。
? ?
今回、弱火で調理していましたよ。
急激に温度変化するような強火や中火ではありませんでした。
間違い、間違い
と、ここまで書いてきて間違いに気づきました。
なぜなら、卵黄が爆発していたら、もっと飛び散ってしまうはず。
でも、卵黄は無傷でした。
では、原因は?
もう一度振り返ってみると・・・
下の画像を見ると、卵黄は破裂はしていませんね。むしろ、「濃厚卵白」の部分がひび割れています。
普通なら、この濃厚卵白が蒸されて白い膜となって黄身を覆う筈ですが、これが破裂したみたいですね。気泡のような穴も確認できます。
もしかして、水蒸気爆発?
いつもよりも多めの油のせいで、この濃厚卵白が破裂したのかもしれません。
調べてみると、「濃厚卵白」をかき混ぜてから黄身を乗せれば、電子レンジでも作れるという動画を発見しました。
どうやら、「濃厚卵白」というのが犯人らしいですよ。
*卵黄と濃厚卵白を別々に調理すればはっきりするかもしれません。
ということで、やってみました。白身だけを焼いています。水を入れて蓋もしました。
ジュクジュクという音は聞こえましたが破裂はしませんでした。
「濃厚卵白」が原因じゃない? 黄身を除く時に白身を動かしたから?
それとも、ずっと弱火だったから?
分からなくなりました(笑)
白身だけだと味気ないです。
残った黄身はというと、入れたとたんに破れてしまって・・あらら、無残!
仕方なく焼き上がった白身の上に乗せたら・・・・?
どうやら、料理に向いていないみたいです(笑)
そんな事件はありましたが、チタン製のボウル、こびりつかさずに調理することが出来るのは間違いありません。
前回も書きましたが、このチタン製のボウルセットは取り皿以外にもクッカーとして使えるということが証明されました。
結論 : チタン製のフライパンもどきも「弱火」で使えばこびりつかせずに「焼き料理」が出来る事が証明されました。
ただ、炊飯のように「強火」~「弱火」と温度変化が必要な調理には向いていません。
おまけ
下の図のように、熱源が同じなら、底面積が小さいフライパンの方が熱が十分にいきわたり、ムラが少なくなるということも考えらますね。
小学校で銅板を使った熱の伝わり方の実験をしませんでした?
熱源よりも遠ければ遠いほど熱の伝わり方が遅いです。逆に言うと面積が小さければ、熱が素早く伝わるという事です。
フライパンでいうと、右のように底面積が小さいほど早く伝わり、熱のムラが少ないということになります。ですから、小さなフライパンほど、上手に焼けるという事です。
Boundless Voyage チタン ボウル⑨に続く⇩
収納ケースについて⇩ これがぴったり。シェラカップも一緒に収納。
気になったニュース⇩
3日午前7時25分頃、滋賀県東近江市蓼畑町の愛知川で、通行人から「川に車が横転している」と、110番があった。約1・8キロ上流のキャンプ場に来ていた男女2人と連絡が取れず、県警東近江署員や東近江消防本部の隊員らが捜索したが、見つからなかった。同署などは4日も捜索を続ける。
同署の発表によると、横転した車は、行方不明の2人が乗っていた神戸ナンバーのものとみられるという。
キャンプ場の管理者によると、2日は計3組が利用。2日午後9時~9時30分頃に他の2組には避難を呼びかけたが、2人がテントを張っていた場所には増水のため近づけなかったという。
《同記事より抜粋》
場所は・・・
川沿いにいくつかキャンプ場があります。
最近流行りのSUV。
Yahooニュースのコメント欄には、最新のスバル フォレスターとありました。息子もフォレスターを買ったばかりなので、他人事とは思えません。
荒れ地でも走れるという車高の高い車。
ただ、どんな道でも走行できたとしても、鉄砲水には対抗できません。
人が少ないキャンプ場は最高でしょうが、自然の驚異とも一体。
一時の楽しみのためにしては、代償は大きすぎましたね。