夏が近づくと、生き物がたくさん現れます。キャンプの話題よりも生き物の話題が増えています。
さて、ミツガシワにいるヤゴ。ごそごそと動き、もっと上に上がろうとしています。でも、壁が滑って上がれません。
諦めたかと思いきや、アサザの葉の間から突然顔を出しました。
そして、葉の上に。完全に水上に出てしまっています。
そのアサザの上を移動中。あらあら、蜂が・・
一度潜った後に、壁まで辿り着き、這い上がろうとしています。
水中で呼吸が出来なくなる体に変化してしまったのでしょうか?
もし、そうだとすると、ヤゴは溺れます。
そうならないように、必死で上に上がろうとしているように見えました。
でも、滑って、これ以上上がることが出来ません。
ここで止まりました。
どうする気でしょう。まさか、ここで羽化を始めるのでしょうか?
しばらくして池を覗くと、ここにいました。羽化するには、このくらいの高さがないと腹が水に浸かってしまいます。やっぱり羽化するのかい?
でも、人(影)を察知すると、水中に戻ってしまいました。
安全だと確信出来たら、この場所で羽化するのでしょう。
寒冷紗、大活躍!
暗くなると、もう一匹現れました。暗くなったのでエビも現れ、10匹以上は確認できました。ヤゴが羽化してしまえば敵はいません。エビの繁殖のチャンスです。
翌朝、期待して池を見ると・・・
「?」「・・・」
抜け殻もなにも、どこにも姿がありません。ポツポツと雨が降っていたので、突如、羽化中止?
数日経ってもヤゴの姿は見つけられません。一体どこに消えた?
追記 : 2021.05.31
池の底に仰向けになって死んでいるヤゴを発見しました。
ヤゴは羽化の際、水面に出た時点で、エラ呼吸から肺呼吸に変わります。何らかの理由で、水中に潜ってしまったのでしょう。こうなると、溺れてしまいます。
以前、羽化に失敗し、翅が完全に伸びなかったり、殻から抜け出したのに、途中で水面に落ちてしまったヤゴもいました。羽化は命に関わるほど、非常に危険なんですね。
*ヤゴを飼育されている方の記事がいくつもありますね。
追記 : 2021.06.02_羽化に成功しました⇩