昨夜は、カエルがいたのにはびっくりしました。なぜ、ひょうたん池の中に立つ棒につかまっていたのでしょう。何をしに来たのかなー?
アマガエルは夜行性なので、暗くなると活動を始めるのですが、ここにエサがあったということでしょうね。
アマガエルが水面近くのメダカを食べる・・・という記事を目にしましたが、水面近くに来たエビでも食べていたのでしょうか? (ネットで捜すとエビも食べるみたいですねー。)
これはヤゴが羽化するために入れた棒。まさか、そのヤゴを狙ったとか?
おたまじゃくしの時はヤゴに食べられてしまいますが、大人になると、カエルがトンボを食べる。形勢逆転になるようです。
さて、本題に・・・
その前に、
ビオトープとは
ちょっと前まではなかなか会話にも出てこなかった「ビオトープ」という言葉。今では誰もが違和感なく受け入れてくれていますね。
最初は環境保全や野生生物保護に取り組んでいる専門家の人たちが使っていた言葉のようですが、最近では、一般に広く言われるようになり、いろいろな意味で使われるようになりました。ビオトープについて多くの人が知るようになったのは良いことですが、今では意味がたいへん多様化しているようです。
よくビオトープって?と言う質問に対して、-生命:バイオbioと場所:トポスtoposの合成語で、生物の生息空間のこと-という答えを耳にしますね。では、もっと具体的にビオトープってなんだろうと考えてみましょう。たとえば、シオカラトンボが卵を産み、ヤゴが育つ小さな池は、シオカラトンボのビオトープといいますね。でも、トンボは小さな池だけで一生を過ごすわけではないので、成長段階や季節ごとに様々なタイプのビオトープが必要になってきます。すると、ヤゴの小さなときの小さな池もトンボになってからの生息域も全てビオトープということになってきます。
そこで、もう少し大きく考えていくと、トンボが飛んでいく森林や湖沼、草地 河川 湿地 岩場 砂地なども、その地域に住むさまざまな生き物が地域固有の自然生態系を構築していればすべてビオトープといえるわけです。・・・
《日本ビオトープ協会のページより抜粋》
今は、池を中心とした人工的な生態系を呼ぶことが多いですが、池がなくても樹木や植物などが植えてあれば、そこにチョウや蜂、野鳥などの生物がやって来るので、それも含めてビオトープということになります。
我が家も池だけでなく、それを取り巻く環境も含めてビオトープとしています。ですから、カマキリ・バッタ・クモ・トカゲ・チョウ・バッタ・・などの生態系が作られています。
ビオトープを作ろうと始めたのが、トロ船を使った簡単ビオトープ。
とにかく植物をたくさん植えました。アサザ・キショウブ・オモダカ・ミツガシワ等。
まだ水が濁っている状態です。
エアーポンプを入れて水質浄化。だいぶ落ち着いてきた頃。
これだけの水量があり、水面が広いと、トンボが上空から発見しやすかったんですね。
初心者がビオトープを作る場合、このトロ船はうってつけです。ただ置くだけなので、誰でも簡単につくることが出来ます。石や植物を配置して、水草・メダカなどを入れたら完成。
でも、ど真ん中にあったのでも邪魔になり、見た目も悪い。トロ船だけがやけに浮いて見えます。やっぱりトロ船ですから。
ということで、現在は片づけてしまいました。今はひょうたん池とメダカ水槽だけです。
ひょうたん池の設置は、ひょうたんの形に土を掘らないといけません。池を乗せては掘り、乗せては掘り・・の繰り返しでした。隙間があればそこに土を入れて・・・けっこう大変でした。
*日当たりが良すぎると苔も生えやすいと思い、日陰を作っていましたが、日陰の原因の樹木の枝を少し剪定してみました。でも、丸いメダカ水槽には日は数時間しか当たりません。
自然に溶け込むようにと、周囲の土は少し高く、樹木の下に低い植物などを植えています。石を配置し、その間にも植物を植え、とにかく自然に見えるように工夫しています。
ヤゴです。
羽化近くなると、今まで水中で暮らしていたヤゴがトンボになるために、空気になれるために水上に顔を出すようになります。
参考
上のビオトープの頃、飼育していたギンヤンマの脱皮直後の画像。
羽化間近なので、水面に上がってきます。
そして、羽化開始。
これは別の個体。メスです。
奇麗でしょう?
トンボは古くから、日本人と深い関係がある昆虫です。