このシリーズも長くなりました。
一つの製品についてのレビューは一度では到底説明できません。
この可愛いコンロ。
炭火でのバーベキュー以外にもいろいろな活用方法がある。 そう思って実験をしています。
こういう製品ってプラス面の他、マイナス面もあります。
それらを知って使うことが、その製品を使う上で大事かと常々思っています。
これこそ、よくキャンプ記事で使われる「徹底レビュー」と呼んでもいいのではないでしょうか?
今回はトランギアのメスティンTR-210を使います
*注意 : 他社製のメスティンは試してないので、このコンロにサイズ的に合うかどうか分かりません。
米1合を用意しました。 *このメスティンでは 2合は無理です。
水の量はリベットの半分くらい。ちょっと少ないか?
時間にして15分ほど置きました。本来は20分くらいがいいようです。
*1時間という方もいますが、1時間も待てないでしょう。そんな暇じゃありません(笑)
コンロの準備
目皿に固形燃料 (25g) を置き、目皿フレームにはメッシュトレイを置いてあります。
KVASSの改造テーブル (穴を塞いだもの) の上に乗せて・・・
しかし、コンロとメスティンの大きさ。ホント、ぴったりなんですね。
炊く際は「重し」を乗せます。
着火。
しばらくすると、メスティンが汗をかいてきました。
コンロとメスティンの間には隙間があまりありませんが、四隅の小さな隙間から熱が上がってきます。
メスティンの蓋に手を当てると、熱くなっていました。
コンロで密閉されているので、中の固形燃料の様子は分かりません。
側面の孔からチラチラと炎が見えるくらいです。ほとんど風はありませんが、それでも普通だったら炎は揺れてしまうでしょうね。
10分頃にはグツグツという音が聞こえ始めました。
炊飯時間15分くらいがいいようです。ちょうど固形燃料が燃え尽きる時間です。
【固形燃料の燃焼時間目安】(25g)/18.5分~25分
その後・・・・火は消えたようです。
でも、メスティン自体は熱くて触れませんでした。
吹きこぼれた跡がくっきり残っています。このまま蒸らしに入ります。
【蒸らし時間】20分?
固形燃料は確かに消えていました。
古いせいかなー、燃焼時間が早かったかもしれません。確認後、再びメスティンを乗せておきました。
★グリル自体が温かいので、布を巻いたりしなくても保温することができます。これは便利。
火をつけてから約40分後、蓋を開けると・・・当たり前ですが、炊けていました。
焦げはありませんでした。
コンロ内に吹きこぼれた跡が見えます。
炊き立ては、そのままでも旨いですが、シンプルに「海苔の佃煮」と「メンマ」でいただきました。
ご飯はと言うと、もう少し水分を飛ばした方がよかったかなぁーという感じです。でも、美味しかったです。
原因は米を浸しておいた時間の短さ、古い固形燃料だったため火力が幾分落ちていた・・でしょうね。
でも、この卓上グリルとメッシュトレイと、メスティン+固形燃料で「ほったらかし炊飯」が出来る事は証明されました。
そして、前回気になっていた「風よけになるのか」「保温できるのか」つにいては微妙でした。でも、ないよりもマシってとこでしょうか。
この組み合わせ、使えます。
メスティンを使っての炊飯は腐るほどあるので、今更感はありますが、この卓上グリル、可愛いし、色々な用途に使えて便利です。
1合分のパックご飯
パックご飯なら、「はごろも パパッとライス こしひかり 200g」 が便利。
半分に割って1合分を作ることが出来ます。
「パックご飯でもいいよ」、という方にはお勧めです。