メスティン+固形燃料で「ほったらかし炊飯」をされている方は多いと思います。セットしてしまえば、あとは勝手に米を炊いてくれるので有難いです。
今回は庭で採れた「むかご」を使おうと思います。
店で売られているモノは、もっと粒が大きいのでしょうが、自家製では小さく貧祖です(笑)
そのむかごを使った「むかごご飯」
レシピを見ると、すり鉢の中で転がして薄皮を取り去る作業が必要⇩
ですが、面倒なのでザルに入れて、ゴロゴロと転がしただけです。
お米は半合。
米を軽く研いで、水も1合の半分 (90cc) 入れました。
日本酒を入れるので、水を少しだけ減らし、塩も少々加えてむかごを乗せました。
しかし・・・・むかごが少な過ぎる。
この後、20分くらい水に浸しました。
ほったらかし炊飯の準備
下にはステンレス製のバットを敷き、エスビットをセット。
いつものように固形燃料 (カエンニューエース25g)で炊きます。
普段、電子炊飯ジャーのお世話になっていますが、時々、こんな風にメスティンで米を炊くのも練習になっていいですね。
さて、固形燃料に火をつけました
ところが、古い固形燃料だったために、火のつきが悪いし (なかなか火がつきませんでした) 燃焼もいつもと違います。チョロチョロとしか燃えません。
「これじゃあ、だめだ」と思い、この燃料を使うことにしました。
TEMPO固形燃料
テムポ科学製の固形燃料です。今は販売していない古い固形燃料です。
このTEMPO固形燃料。
裏を見てビックリ・・・なんと44年前のモノ。
カエンニューエースだったら、とっくに消滅しています。
この固形燃料。色や形からエスビットポケットストーブ用の固形燃料に似ています。
確認は出来ませんでしたが、もしかして、ヘキサメチレンテトラミン(ヘキサミン)を固形化した「ヘキサ固形燃料」という製品のようです。
アルコール固めた固形燃料とは別物です。
火のつきは悪いし、火力も弱いです。なんたって、年代物ですから。
しかも、10分程度しか燃焼しないとのこと。10分では炊飯は出来ません。
そこで、途中で1個追加しました。こういうのはやっちゃいけない行為ですよ。
ようやく沸騰
追加したおかげか火の勢いが増し、すぐに沸騰して、激しい湯気と汁が垂れてきました。
ただ、当然、火力も増し燃焼時間も長くなっている筈ですから、「ほったらかし」というわけにはいきません。
湯気の出方と流れ出て来る汁の量、そして、音を頼りに炊飯を続けました。
*炊飯の基本って、これでしょう? ほったらかしに慣れてしまうと、炊飯の方法を忘れてしまいます。
・お米を炊く際の火加減のコツ
お米を水に浸し終えたら、お米の表面を整えて火にかけます。
鍋の厚みや素材、お米の分量などによって細かな加熱時間は異なりますが、最初は強火で一気に沸騰させ、沸騰して吹きこぼれ始めたら弱火に火力を落とし、15分程度加熱を続けるのが基本です。
焚き火を使う場合は、火の勢いが強くなったら鍋をかけ、沸騰したら焚き火台の高さを調整したり薪をならしたりして、鍋底に火が当たる程度の火加減に調整しましょう。しばらくしたら蓋を棒などで押さえてみて、蓋が振動するかを確認します。振動がなくなるか、蓋の隙間から湯気が出なくなったり、パチパチという音が聞こえなくなったりしたら炊き上がりのサインです。
少し焦げたようなにおいがしてきたら、焦げはじめている証拠なので、すぐに火から降ろしてください。《ALPENグループ》
「パチパチ」という音が聞こえたので、そろそろかなーと思いましたが、まだ固形燃料が激しく燃えていて強火のままです。
*米の分量や固形燃料が、いつものカエンニューエース25gを使った時の「ほったらかし炊飯」とは違うので、湯気・音・臭いで判断しないといけなくなりました。
《次回に続く》