ST-310の五徳部分に取り付ける遮熱板は、いくつか販売されていますが、カセットボンベまで覆ってしまう遮熱板は、オークションなどを除けば、この2つです。
ST-310は優れたバーナーですが、OD缶と違ってバーナーに取り付けられたカセットボンベの存在が大きく、デッドスペースになっています。それを解消すべく開発されたのが、ボンベ上まで覆う遮熱板。そして、それがミニテーブル代わりになるという優れものです。
当然、バーナーだけをカバーする遮熱板に比べて、大きいし重いし、嵩張ります。
木製もあるようですが、輻射熱で焦げてしまわないか心配。ステンレスで作ると丈夫ですが、その分重くなるので、いずれもアルミ製が主流。
N-project製 アルミ縞板(長方形)
《Amazon》
フルカバー遮熱板【SOTO ST-310専用】L型(一体型)
30㎝ × 14㎝ × 8㎝【幅 奥行 高さ】重量:277g
N-project製 アルミ縞板(長円形)
《Amazon》
アルミ縞板 フルカバー遮熱板 脚が折り畳み式
32.5㎝ × 14㎝ × 2~8㎝【幅 奥行 高さ】重量:350g
Space fire製 旧モデル 生産中止
《Amazon》
【ST310専用アルミ遮熱板堅牢モデル】
【脚折りたたみ式】
《Amazon》
サイズ:31cm×16cm×1.5mm 板厚3mm。折り畳み式。
N-projectは、
滑り止め加工として一般的な縞板なので、平らな板よりも強度が増しています。
L字型は脚の部分が出っ張るので、少し嵩張ります。でも、一体型のために丈夫です。
折り畳み式ではボンベ側の天板が下がらないようにと、脚が後方に取り付けられていて、コンパクトに畳めるので便利。しかも前後が下に折り曲げられているので強度もアップしています。
レビュー数も多く(現在、225)、使いやすく、縞板の模様が見た目もよくカッコいい。しかもお洒落感があると評判です。
Space fireは、前モデルでは脚がゆるくなってしまいグラグラするので、組み立て式をやめ、折り畳み式を採用。板厚も2mm⇒3mmと厚くし、前後に折り曲げ加工を施して強度を増してあります。かなり頑丈です。
デザインは従来通り、「クセのないすっきりとしたデザイン]ということで、天板がフラットなメタルトップ。すっきりとしています。凸凹がないので掃除もしやすいです。
現在、予約受付中!
値段的には、
N-project 折り畳み式 >Space fire新型>N-project L型
Space fireのレビューには、「MVOWIZON」というステンレス製の一体型も紹介されていますが、現在Amazonでは扱っていないようです。重くて一体型だからでしょうね。
《Amazon》
いずれにしても、バーナー部分だけを覆うタイプと違って、カセットボンベの上部が有効に使える点はアイディア商品だと思います。
ただ、ST-310がもともとコンパクトなソロ用として開発されたことを考えると、だんだんと装備が充実し、遮熱板自体が大きくなってしまうことには逆行を感じます。
でも、ソロには大きなツーバーナーは不要ですが、コンパクトなソロ用バーナーをより使いやすく発展させた、ワンバーナー&ソロキッチン(Space fireより)という新たなジャンルなのかもしれません。
N-project製もSpace fire製も同じような形 (仕組み) なので、あとはメーカーで決めるか、デザインで決めるかですね。