いよいよ炊飯に挑戦です。(はじめから、嫌な予感はしていましたが・・・)
使ったクッカーは中鍋。バーナーはST-330です。
今までアルミクッカーでは炊飯したことがありますが、チタンは今回が初めて。
1合です。
沸騰するまでは、中火ぐらいでスタート。時々、箸でかき混ぜました。
火をつけてしばらくすると、クッカーが小刻みにカタカタと揺れ始めました。「?」
たぶん平らな銅板の上に、底が凹んだクッカーが乗っていたので、水蒸気の勢いでクッカーが振動し揺れが始まったのだと思います。
沸騰し始めた頃、蓋が外れ傾きました。やはり。そこで重石を乗せました。
重しのため振動は収まりました。弱火にして熱し続けます。
この隙間からしか、炎が見えません。青い炎が見える程度の弱火です。
もっと弱い、超弱火がよかったかもしれません。なぜって、熱伝導が良すぎるからです。
蒸気も勢いよく噴き出しています。「うっ、焦げ臭い?」
こぼれ落ちた水滴が銅板の熱で焦げています。その臭いかと思い熱し続けました。
この辺りまで順調でしたが・・・・
ところが、途中で蒸気が出なくなりました。
もう出来上がったかと思いましたが、実は火が消えていたのです。そんなことって・・・ボンベは空ではないので、単に火が消えてしまったのです。
火を点けなおし、青い炎がしっかり見えるぐらいに調整しました。(さっきもそうやっていたのに、どうして途中で消えてしまう? ST-330は弱火がダメか?)
★「とろ火にすると青い炎が赤くなったり、気が付かぬ間に消えてしまっていることがある。」とAnazonのレビューありましたが、これかー?
水蒸気は勢いよく出続けているのに焦げ臭い
まだ、蒸気は出続けています。そろそろかなー。
かなり焦げ臭いです。絶対に焦げているなーと確信したので、火を止めました。
蓋を開けてみると・・・薄黄色?のご飯の完成。えっ、色付きご飯?
焦げが水に溶けて攪拌されたって感じですね。
今まで炊飯してきましたが、この色は初めてです。こんな風になるんですね。
お焦げもしっかり過ぎるくらいというか、焦げだらけ。
食べてみたら・・・・
しっかり炊けています。
米は柔らくも固くもありません。もちろん、芯もありません。
蒸らしていませんが、焦げ臭い点を除けばなんとか食べられます。
ただ、炊き立ての、あの「美味い!」という味ではありません。
底は・・・完全に失敗でした。
炊飯器が古くなると、熱がうまく全体に回らず、ご飯が黄色くなってしまう場合があります。このページ
という状態だったのでしょう。
飯粒を落としても、これだけの焦げがこびり付いています。前回の目玉焼きどころではありません。底全面。
熱伝導が良すぎ、そして火が強すぎたのでしょうか? 焦げが半端ないです。
焦げつぎを取り除く作業は次回に⇓
さて、ここからが考察です。どう考えたらいいでしょう?
炊飯では、蒸気がなくなる。パチパチ(チリチリ)と音がする・・なんて言いますが、蒸気は出続けていたし、パチパチは聞こえませんでした。ただ焦げ臭いにおいが漂っただけ。
炊飯を振り返ってみると、
沸騰までにかかった時間は約5分。その後弱火で 15分ほど熱していました。普通の炊飯ならこれでいいはずですが、その時にはまだ蒸気が出ているにも関わらず焦げ臭いにおいが充満。あわてて火を止めました。本来なら、火をとめて10分ほど蒸らしますが・・・
途中で火が消えてしまい、モタモタしたのも原因かなー?
最初に焦げ臭いと感じた時点(沸騰してしばらしてから)で、火をさらに弱めればよかったのかもしれません。そして、頃合いを見て蒸らしに入ればよかったのかもしれません。
火が強すぎた
これだけ焦げてしまったということは、やっぱり火が強かったことが考えられます。
かなり絞ったんですけど、まだ強かった。銅板の影響もあるのでしょう。悔しいですね。
決め手は火加減。超弱火でよさそうです。
ある記事によると「(バーナーパッドを使って) 吹きこぼれたら極弱火にして15分、そして15分蒸らす」とありました。それでも周囲に芯があったようです。やっぱり難しい。
このまま終わりたくないので、もう一度挑戦してみます。