コベアキューブの続きです。
今回はヒートパネルの製作の様子を紹介します。
キューブは底も脇も密閉されていませんし、ガスボンベとバーナーの間に壁もありません。だから比較的ヒートパネルを取り付けやすいのです。
とにかくバーナーからの熱がヒートパネルを通してボンベに伝わればいいわけですから。とはいえ、ヒートパネルをどんな形でどんな風に設置するかを考えました。
最初に試したのはココ。ネジがあるのでヒートパネルが固定できると思ったからです。
でもダメでした。この部分、ほとんど熱くならないのです。
そこでもう一度考え直しました。
よし、バーナーから直接熱をいただこう。
所有しているイワタニのツーバーナーはバーナー部分を簡単に外すことができました。だったら、このキューブも外せるかも?
バーナーをくるくる回転させたら・・・簡単に外れてしまいました。やったね。
このバーナーのネジを使って固定することにしました。
バーナーを外すとこんな感じ。細長い穴が二つ見えます。内部からこの穴を通してバーナーまで通します。(試作品の画用紙が見えています) 幅が広いものはこの穴を通りませんから、幅を調整しました。
型紙の画用紙を使ってアルミ板を切り出し、さらに外側には接着剤付きの薄い銅板を貼りつけてみました。アルミ板だけでもよかったのですが、伝導率の良い銅板を使ってみたかったのです。
銅板が足りなくて一部アルミ板が見えています。
あとは、バーナー部分で固定するだけです。
バーナーに直接触れているので熱源としては最高ですね。
下から覗くと・・・・銅板の粘着が外れてもいいように折り曲げています。
カセットボンベが乗る部分はアルミ板をボンベに巻き付けてRを出しました。でも、なかなかぴったりと合わないんです。何度も微調整。
さらにコンロから銅板が浮かないように、銅板を下にくぐらせてあります。これで完成です。
ボンベに対してヒートパネルの大きさは・・・
かなり小さいですよ。
バーナーに近い銅板はかなりの熱で触れないほどです。
写真の少し見える銅板に触ってもぬくぬくする程度です。たとえ銅板が熱せられてもボンベが冷え切っているので冷めてしまうのでしょう。このヒートパネルが温まり気化を促進させるということでガスを最後まで使い切ることができました。
次回はイワタニのカセットフー プチスリム PS-G(ゴールド)の紹介です。