エピソード35 「鬼子母の末裔」に続いて観たのが、
「エピソード36 雪の蛍」
東京・新宿の空き地で、若い女性の遺体が見つかった。高級ブランド品を身に着け、いかにも外出中といった感じだったが、スマートフォンもバッグも見当たらず、身元は不明。
臨場した新宿西署の牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)は、被害者のコートの襟に白い綿のようなものが付着しているのに気づく。
調べたところ、それは10月から12月にかけて北海道、東北、信州を中心に空中を舞う“トドノネオオワタムシ”という昆虫だと判明。空中を漂う姿が雪のように見えることから、“雪螢”とよばれている虫だった。
また、被害者は妊娠4カ月だったこともわかった。 まもなく、被害者の身元は、長野・諏訪在住の根岸いずみ(黒川芽以)と判明。手がかりを求めて諏訪を訪れた牛尾は、いずみが老舗料亭社長・泉田耀造(宮川一朗太)と愛人関係にあったことを知る。 (C)テレビ朝日・東映
泉田耀造(ようぞう)の後に社長になった妻の泉田栄子(森口瑤子)に会うために「瑞泉亭(ずいせんてい)グループ本社ビル」を訪問することになった牛尾刑事。
そして、「瑞泉亭グループ本社ビル」として登場するビル。
この豪華な佇まいの建物、これ見たことある、あの建物だ!
確か・・・と調べていたら、やっぱり同じ建物でした。
ここは、以前は化粧品関係の会社のビル。
当時、ひときわ目立つ、ずいぶんと豪華な建物だなぁーと驚いていました。
場所は新青梅街道沿い。
モノレールの駅がある、上北台近くのアウトドアワールドの道をはさんだ反対側にある建物です。旧カワイ化粧品ビル。
いろいろな映画のロケ地になっているようです。
電柱や周囲の建物は画像に手を加えていますが、建物自体はまさしく同じです。
自分の知っている風景や建物がドラマに登場
なんか身近さを感じますよね。
アニメやマンガのファンが作品の舞台となった場所やスポットを「聖地」と呼ぶことがありますが、その作品にぴったりな場所や建物を、ホントよく見つけてくるものです。
この後のエピソード37 - #37 「停年のない殺意」では、妻の澄枝役を演じて来た岡江久美子さんが亡くなった (実際には2020年4月23日に逝去) という設定で、代役を立てずに、そのままドラマが進んでいきます。
長年、夫婦役を演じて来た岡江さんですから、追憶の中で生き続けているということなんですね。
さらに、エピソード38 - #38(ファイナル) 「十月のチューリップ(原作: 余命の命)」では「葡萄の丘」が登場します。
左の建物は「天空の湯」です。
これらの建物について、さらに詳しく調べていたら、面白いものを発見しました。
分かりますか?
上に写っているのは、「Google Street View」の撮影車ですね。
偶然にもカーブミラーに映り込んでいたのでした。
初めて見ます、「Google Street」の車。
こんなに可愛い車だったんですね。
まあ、小さくないと小回りが利かないからなんでしょうけど。
最後になりましたが、このドラマは、寡黙で実直な新宿西署の「モーさん」こと牛尾実直(うしおまさなお) が主人公。
小さな疑念から捜査をはじめ、関係者の過去を洗い出しながら事件の真相に迫り、執念の捜査で難解な事件を解決していくというストーリー。
このシリーズ。主役の片岡鶴太郎はもちろんのこと、犯人役や登場する役者たちの演技も素晴らしいです。
やっぱり、ドラマは本物の役者じゃないと。
最後の#38(ファイナル)に登場した美村理恵 (旧名 ミムラ)さん。
素顔をくちゃくちゃにしながら、涙ながらの演技が印象的でした。
昨日の土曜日は、近所の神社の夏祭りでした。
風の影響なのか、我が家にも太鼓の音が聞こえてきます。
夏祭り。
小さな子のいるファミリーなら浴衣を着て出掛けるところですが、今更ね。