前回、「スノーピーク ソロセット 極チタン」にシリコンチューブを取り付けてみました。
でも、蓋だけは、つまみを外すのが難しく、切ったシリコンチューブをはめただけでした。
でも、つまみをなんとか外して、きちんとシリコンチューブを取り付けたい。
注意!
つまみを何度も広げたり縮めたりすると、つまみは意外と脆いので、「ポキッ!」と簡単に折れてしまいます。
ダメージ、金属疲労、せん断力で破損。
絶対に自己責任でお願いします。
ということで、つまみが使えなくなってしまったので、キーなどをまとめる時に使う「ステンレス製キーリング(外径18mm、内径14mm 実測)」で代用しました。
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キーリングは二重になっているので、シリコンチューブを通す時も、また蓋に取り付ける時も苦労しました。
でも、見た目も大きさもちょうどよいサイズ。
つまみが丸くて、可愛く見えます。直立します。
これは誰もやっていないでしょうね。
誰もやらないカスタマイズだからこそ、価値があります。(と言っても仕方なくですけど・・・)
こんな風に取り付けてあるので、リングを動かすと少しきついです。
ちょっぴり金属同士の摩擦・擦れ・・も気になりますね。
長期間の使用に耐えられるかは、取り付け部分のスポット溶接の強度次第ですが、そんなに簡単には溶接個所は外れないと考えています。何百回、何千回も動かすわけではないので、たぶん大丈夫だと思います (楽観)。
蓋にもぴったりと・・・
このキーリングを取り付けたことの良さは、どの位置 (角度) でもピタッと固定できるところです。
これは本当に便利です。これなら新型の蓋のシリコンに引けを取りません。いや、それ以上です。
形が丸いので指の形にしっくり、山形よりも何倍も掴みやすいです。
それもそのはず、缶のプルトップの形だからです。
新型のつまみも中央が凹んでいて摘まみやすい形。
チタン製のキーリング(外径18mm、内径14mm)も販売されていますが、 今回は手持ちのステンレス製キーリングで製作しました。シリコンチューブも施せばステンレスもチタンも変わらないでしょ。
本当は元の形 (径3mm) の三角環がいいのですが、なかなかサイズ的に合うモノがありません。
ここからは、失敗編⇓ 絶対に真似しないこと!
つまみを強く引っ張ると、溶接部分が外れたり、蓋が変形してしまう恐れがあるので、つまみを二つのペンチで広げることにしました。
外した後の写真ですが、方法としては、こんな風に二つのペンチを使って、つまみだけを掴んで広げると外れます。
こうすることにより、蓋の部分に負担がかからずに広げることが可能。
シリコンチューブの形に注目。
シリコンチューブを通すことが出来ました。
蓋に取り付けるときも、蓋に負担がかからないように、つまみだけ掴んで縮めます。
取り付け終了。
シリコンチューブの形にこだわったのは、つまみが少し浮いていて掴みやすいんです。その理由はシリコンチューブの形。
赤丸の部分が少し出っ張っているので、ここが蓋に当たって、少し浮き上がるんです。これならつまみを掴みやすい。
反対側に倒すと・・・今度は蓋に密着します。
これだけ持ち上がっていれば、掴めるでしょう。
※ただし、垂直に立つようにしてしまうと、何かの拍子で倒れてしまうので、少し斜めになるようにした方がベストです。
ネットでは同じように蓋のつまみにもシリコンチューブを取り付けた記事がありました。また蓋のつまみを紐で縛ってあるものも。みなさん工夫してますね。
シリコンチューブの形によって、つまみが掴みやすくなるなんて・・・思ってもみませんでした。
ここでやめておけばよかったのに・・・悲劇が!
シリコンチューブをつけなおそうと、もう一度つまみを広げた時、「ポキッ!」
あっけなく折れてしまいました。お見事!
針金のように、ぐにゃーと粘り強く曲がるのではなく、鋳物のように折れました。あらら・・・・
失敗の先駆者にだけはなりなくなかったなー。
固くて脆い・・・金属疲労? それがチタンなのかもしれません。
もし、チタン製の「取っ手」を外される方も金属疲労には十分注意してくださいね。何度も繰り返すと危ないです。
※スノーピークなら部品があるかも、と電話しましたが、残念、廃盤品なので部品も蓋もないそうです。新しいシリコン付きの蓋はありますということですが、その蓋だとサイズは合いません。シリコンが嫌だったので旧型にしたのに・・・
何年間か部品としてストックしてあると思いましたが、そうではないんです。でも、ないので諦めがつきました。
みなさん、つまみ、大事に扱いましょう。
追記:2020.7.30_
Amazonで検索していたら「チタン棒」というのが見つかりました。
チタン合金棒金属シャフトバー
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以前、チタンの針金で探した時は、こんな棒状のようなものはなかったような気がするのですが。探し方が悪かったのかな? 直径が3mm、長さは250mm。
元の長さがだいたい50mmほどなので十分過ぎます。
ただ、果たして、ペンチなどで、元の形のように折り曲げられるかどうか。それは分かりません。