前回の記事⇓
そして、 第二回目の目玉焼き。
アルミホィールを敷けば焦がさずに焼くことは可能でしょうが、それでは邪道?なので、なんとかこのフライパンで焦がさずに焼きたいものです。そのための実験です。
前回の失敗を受けて、かなりの弱火です。
ここまでは順調そう。
水を入れて蓋をしました。でも、ジュクジュクと音はしません。火が弱すぎる?
水が沸騰しきれないぐらい弱火だったからでしょうね。
蓋を開けたら・・・蓋についてしまいました。
蓋が低い? 底から蓋まで3㎝あります。(右上は前回のもの)
前回の時は縁が焦げてこびりついてしまって剥がすのがたいへんでしたが、中央に焦げがありませんでした (右上は前回のもの)。
今回は中央が焦げ付いてしまいました。前回 (今回よりも強火でした。) の時の方がよかったみたいですね。こんなに焦げ付いちゃ、ダメです。
油の温度、バーナーの温度と何やら関係がありそうです。
「トレック900で目玉焼き」と検索しましたが、スルスルとフライパンの上を滑るような記事は見当たりませんでした。こんなふうに焦げ付くのが通常なんですね。
この記事でもこびりついています。
高温になるとこびりつきやすくなるとは聞いていましたが、ST-310は一点集中型の炎なので、それが原因の一つでしょうか?
・・・また、「油返しにより、底面全体が均一な温度になるのです。 さらに、油がこびりつきを回避します。《中略》
この予熱された180度のフライパンであれば、食材表面のタンパク質が熱凝着を越えて、熱変性して凝固します。 付着する前に、表面を固めてしまうのです。ですから、予熱が甘いとこびり付きやすくなります。 そのため、フライパン調理にとっては、油とともに予熱も重要なのです。
食材全体の表面を180度で焼いていくことが目標ですので、 フライパン底面全体を180度の状態にします。 そのために、まず予熱ないし油返しを行います。《中略》
なお、油から煙が出てしまったら、ほとんどの場合、予熱のし過ぎです。 油から煙が出る直前を目安にしても良いでしょう。《中略》
予熱と油返しが終わったら、適量の油を入れて、卵を割ってフライパンに落とします。
予熱後の火加減は、初めから終わりまで弱火です。
お好みで、黄身の部分を白くさせたいようでしたら、卵を入れた後すぐに 蓋をかぶせます。 水を入れなくても蒸気は出て来ますので、同じように弱火で焼いてみて下さい。《男の料理始 第3回》」とネットにありました。
こびりつく原因は、どうやら予熱が足りなかったのかもしれません。あとは油回し。
焦げ付かないように火を強くしないようにと頭にあったので、ついつい弱火にしたままでした。
ステンレスのフライパンでは全くこびりつかずに皿に移動できたのに・・・
「フライパンにもなる」「蓋で炒め物ができる」は・・幻に?
あるページに「(アルミフライパンは)油なじみが良いフライパンではないので、炒め物や焼き物調理には不向き。料理初心者向きのフライパンではない」とありました。
アルミフライパンは軽くて女性にも扱いやすいと謳われていますが、実は難しいんですね。
フライパンに多めの油を入れて火にかけます。
油を全体に回しなじませ、フライパンから煙がでてくるまで待ちます。
煙が出てきたら十分温まった証拠です。
余分な油を再利用のポットに戻し、調理を開始してください。
また火加減もとても重要で、短時間の調理に向いているフライパンです。
強火の時間がながければフライパンも焦げてしまいますので、短時間の炒めもの、水分の多いパスタソースを温め余分な水分を飛ばすなどの調理に最適です。そのため、イタリアンシャフなどの間ではよく使われています。
アルミのフライパンはくっつく、焦げるという噂が1人歩きしてしまっていますが、使いこなせないとそのような自体になってしまうのです。
なので、使いこなせない人は普段からあまり料理をしない人と言えるでしょう。
アルミのフライパンは熱の入りがとても早く、パスタソースを温め絡ませる工程にはとても役立つ物です。
しかし、オムレツやスクランブルエッグなどのフワフワ、とろとろの食感を残したい卵料理などの火加減や火から下ろすタイミングなどは難しく、料理人の長年の経験と技がないと一般の人では上手くできる人は少ないのではないでしょうか。テフロンのフライパンに比べると火加減の差で、すぐ焦げてしまうのも特徴です。アルミフライパンを使いこなすためには、コツをつかむために練習が必要そうですね。
この記事です⇓ ぜひ参考に!
これを読む限り、アルミのフライパンで手際よく料理できるようになるためには、ひたすら練習に励むしかなさそうです。
それと、弱火に出来ないバーナーでは上手に焼けないということです。奥が深すぎる!
ということで、第三回目!
フライパンを前回よりも少し長めに熱し、油も多めに入れました。フライパンを回して縁にも油をつけています。
⇓茶色に焦げているのは前回の洗い残しのせい。しっかり洗っていなかった証拠です。
煙が出始めたので、卵を投入。すぐに白身が焦げ始めました。
「グツグツ」と言う音をチェックしながら、火は弱火をキープ。
そして、水を少し入れて蓋をして・・
時々、蓋を開けながら焼き具合をチェックしました。
1、2分後、膜が出来たので火を止めました。
焦げ付きはなく、こびりついてもいないので、皿に楽に移動できました。
フライパンの焦げのようなモノは、こびりついているわけではありません。簡単に剥がれました。
白身は少し柔らかく水っぽい感じでしたが、半熟で上出来です。
洗剤をつけたスポンジで擦ったら、簡単に綺麗になりました。
今回は成功と言っていいでしょうね?
フライパンに全くこびりつかずに、楽々と皿に移動できたのですから、成功でしょう、この程度の目玉焼きでいいのなら・・
Amazonのレビューにはフライパンで問題なく作れるというレビューを見かけますが、映像や画像がないので半信半疑でした。
また、フライパンとしては全く作れないという真逆のレビューもありました。
例えば、油を引いて目玉焼きを焼くとこびりついて離れません。そのため綺麗に調理できません。フライパンはあまり使い勝手がよくありません。
でも、今回のように、油の量や火力などを調整すれば、なんとか焦げ付かせずに作れることがわかりました。火にかければ何でも焼けるという単純なものではないということです。こういうレビューで、アルミフライパンの評価が下がってしまうのは、どんなものか・・・。
ただし、小さなフライパンなので大きいモノは作れません。
ともかく、このトレック900のフライパンで目玉焼きが出来るということは実証できま
した。
追記 : 2020.12.21_
スクランブルエッグ
熱したトレック900のフタにマヨネーズを垂らし・・
溶いた卵を入れて・・・
ぐるぐると手際よくかき混ぜて・・・
スクランブルエッグの出来上がり。
固くこびりつくこともなく、タワシで簡単に綺麗になりました。
火加減は極弱火です。
ただ、側面にはマヨネーズがついていなかったために、少しこびりついてしまいました。まんべんなく脂分をつけておくことが肝心です。