モノを作ることは楽しいです。
プラモデルはいずれ処分されてしまう運命。なので、最近作りません。
でも、料理は腹に入って空腹を満たすとともに、満足させてくれます。しかも、家族も喜んでくれるし・・・
キャンプ関係のブログでも調理している記事をよく見かけます。キャンプ場でも家庭でも作ることは同じ。楽しい作業です。
北海道十勝 チーズフォンデュ
家庭で気軽に「チーズ・フォンデュ」が出来るというセットです。
これが作り方。
今回は2箱使いました
作り方は簡単に言うと、
溶けたチーズの入った鍋がメイン (②~④) ですが、その前にパックになっているチーズと小麦粉を鍋 (①) であらかじめ混ぜておくということ。
チーズが溶けたら具材をチーズに絡めていただくだけです。
①ボウルなどにチーズ (200g x 2パック) を入れて、付属の小麦 (10g x 2パック)を振りかけながら、よくかき混ぜておきます。「かき混ぜる」というよりも「まぶす」という感じでした。
②メインの鍋 (ホーロー・土鍋など) の内側にニンニクの切り口を当てて、こすりつけます。*焦げ付かないようにとオリーブオイルを塗っておくという手もあるようです。
そこへワイン (80ml) を投入。
チーズの量はそれほどないので (2箱で400g)、大きい鍋は必要ないようです。我が家では小さめの土鍋 (直径20㎝ほど) を使いました。
スイスと違って、いかにも日本的って感じです(笑)
専用の鍋もあるようですが・・・そこまでは。
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③火をつけてワインのアルコールを飛ばします。
ところでアルコールをどうやって飛ばすの?って問題ですね。
上の記事は食べた後に調べたものですが、自分は少し沸騰してぐらいと判断しました。水分がどんどんと蒸発してしまったら、鍋の中にのワインを入れた意味ないじゃないですか?
④先ほどのボウルに入れたチーズを鍋に少しずつ移しながら、へらで溶かしていきます。
火力にもよりますが、チーズはなかなか溶けません。
溶けないからとあせって強火にしてしまうと、チーズが鍋底にこびりついてしまって、後で厄介なことになってしまう (後述) ので弱火を使った方がいいです。
へらでかき混ぜながらとろけ具合をチェック。試しにブロッコリーを試食しています。
★ここでは櫛を使っていますが、普通の一本の櫛だとジャガイモやウィンナはクルクルと回ってしまって、うまくチーズを巻きつけられません。
フォークのように先が2~3本ある櫛ならガッチリと具を突き刺せるし、具が回転しないので食べやすいです。(真ん中はカニ用?)
超弱火がいい というより保温?
※今回使ったカセットコンロは、イワタニのエコプレミアム。
内炎式のかなり弱火 (とろ火) にまで出来るコンロです。
火にかけていると、どんどん水分が蒸発して焦げやすくなってしまいます。こういう時は温めたワインをつけた足すんだそうです。
このとろ火でさえ、鍋底にこびりつき始めました。
まだ火が強いんです。
そこで、途中から網を下に敷いて熱を押さえることにしました。でも、これでもまだ強すぎてこびりつきました。(笑)
直火ではなく、電熱器のようにジワジワと保温するぐらいの熱源がいいようです。
ホットプレートも使えそうです。
★カセットコンロの場合は、食べている最中も時々かき混ぜる方がいいかもしれません。
作り方にも「弱火にしてかき混ぜながら・・・お召し上がり下さい」とありました。
でも、食べるのに夢中で、そんな暇はありませんでした。
具は何?
スイスではパンがメイン。それにジャガイモでしょうか?
ネットにはいろいろな食材が書かれていますが、チーズに合うものなら好みでいいと思います。
下は食パンをトーストしてから食べやすいように切り分けたもの。
手でつまんで、チーズで包みこむように巻き付けています。
今回は、このトーストとウィンナ、ジャガイモ、ブロッコリーだけでした。
ただ、チーズばかり、これだけの量 (400g) を食べると、よほどチーズ好きな方ならともかく、自分は飽きてしまいました。
ピザトーストでも、こんなにたくさんのチーズは乗せませんから、チーズを過剰に摂り過ぎたような感じです。
食べ終わってからが大変
焦げ付きが落とせない!
焦げ付かせないようにと注意を払ってきたつもりですが、こんなことに。
鍋底に茶色く焦げたチーズがビッシリと貼り付いています。
茶色に変色したチーズは、スプーンを使っても、簡単に剥がすことは出来ません。というか、剥がれませんでした。
そんな時は・・・
さっそく熱湯を入れ、さらに火にかけながらスプーンで根気よく剥がしてみました。
チーズ色の部分はなんとか剥がせましたが、茶色に焦げて固まってしまったものは、この方法では全くとれませんでした。
でも、数時間、そのままにしておいたら、柔らかくなり、スプーンでこそぎ落とすことができました。
その後、試しに酢を入れておきました。
数時間、酢も入れた鍋。
スプーンでこすると剥がれてきました。酢って効き目ありますね。
ホーローだと傷つきやすいですが、こんな土鍋ならガシガシやっても大丈夫でしょう。
最後はステンレスのタワシで擦りました。
チーズの焦げを全て取り去ることができました。
こんな思いまでして、チーズ・フォンデュを食べる気にはなりませんが、火の調節が楽に行える火器だったら、焦がさずに作れたでしょうね。
調理器具として、卓上アルコールランプ(保温プレート)とありました。
やっぱり「保温」でいいんです。
以前、チタンのクッカーのこびりつきを落とすのが大変でしたが、そこまでして、調理し食べるなんて面倒です。そのため、チタンは敬遠していました。
このチーズ・フォンジュの場合も同じ。
チーズのお焦げも美味しそうですが、鍋から剥がせなければ食べることはできません。
チーズ・フォンデュ。我が家ではハードルが高すぎました。