rmenx’s blog

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コールマン PEAK1 400A ツーレバー② グラファイトパッキン交換 難易度高!

ガソリン漏れの原因がグラファイトパッキンだと分かったので、すぐに部品を注文しました。翌日には届きました。

ネコポスの中は丁寧に梱包されていました。

3つ入っていました。

これがグラファイトパッキン。クルクル巻いてある感じです。

 

点火レバーを抜く

我が家にはまともな工具がないので、ペンチです。

本当はサイズのあったレンチを使う方がネジ山を崩さずにベストです。

ネジが外れたので、ツマミはクルクルと回して外しました。

 

ここまでは簡単。

でも、ここからが難問でした。

ペンチでグイグイ回しながら引っ張って、ビクともしません。

長い時間、格闘しました。途中、諦めかけましたが・・・・

力いっぱい引き抜こうとしましたがダメ。

ぐいぐいやったら、ようやくグラファイトパッキンが見えてきました。

でも、抜けません。

固着が原因かもしれませんね。

 

さらに・・・・無理やり、力任せに左右に動かしながら引っ張ったら、ようやく抜くことが出来ました。意外と、抜くのは大変でした。

シャフトの根元が曲がっていますし、簡単には抜けないわけです。

抜いた穴を見ると、黒い粘土のようなグラファイトパッキンが詰まっています。

細いドライバーでカスをほじくり出しました。

グラファイトパッキンを取り去った後。穴が見えます。

 

グラファイトパッキンの取り付け

シャフトは真っすぐではなく、奥が曲がっています。これが引っかかって、なかな外れなかったんですね。

グラファイトパッキンを嵌めてみました。これは簡単に挿入できます。

 

ところが、シャフトを入れようと思ってても、中に入りません。

いくらグイグイ押しても叩いても・・・・ダメ。

 *原因は後で分かったんですか・・・この時は知る由もなし。

 

結局、中までシャフトを押し込めず、せっかくのグラファイトパッキンがこのざま。

仕方がないので一旦抜くことにしました。

抜くしかないでしょ。

少し潰れてしまったグラファイトパッキン。それには真鍮のリングがついていました。

 

なんだこれ? 

先ほど見えていた穴の主。

こんな部品が入っていたんですね。真鍮製のリングです。

この真鍮のパーツごと抜けてしまいました。

 

穴の中を覗いて原因がわかった

図にしてみました。

上の画像のシャフトの先が、さらに穴の奥にある真鍮製のクリーニングニードルの切り欠きに入り、赤い燃料レバーを回すと、そのクリーニングニードルが上下することで燃料のON・OFFが出来る仕組みだったのです。

ですから、真鍮のリングの先にあるシャフトの先端が、そのクリーニングニードルの切り欠きに入らないと奥まで差し込めなかった。

 

クリーニングニードルの画像は⇩

ご自分でニードルを新規に製作されてしまう方です。凄いです。

 

下はクリーニングニードルがはっきりと分かる動画です。

 

つまり、クリーニングニードルの切り欠き見えない状態、つまり塞がった状態 (右) では、いくら力いっぱい押し込んでも、切り欠きのないクリーニングニードルにぶつかるだけで、シャフトが切り欠きに入る筈がなかったんです。

丸い真鍮の穴からシャフトがクリーニングニードルの切り欠きに入ります。

シャフトを回すことで、クリーニングニードルを上下させられるんですね。

 

やり直し

グラファイトパッキンを嵌めた後に真鍮のリングを通します。真鍮リングが重要です。穴の中を覗いて真鍮板の切り欠きが見えることを確認して押し込みます。

今度は簡単に入ってしまいました。成功です。

あの切り欠きが大事だったんですね。

 

ガソリンが漏れていた時はネジがかなり深く入っていましたが、これはグラファイトパッキンが破損していたから。

今回は、新品のグラファイトパッキンを入れたので、ネジ山が見えるくらい浅くねじ込んでいます。レバーが動くことも確認しました。

赤いレバーを取り付けて元通りにしました。

ポンピングをした後に着火。

追加のポンピングをしてもガソリンが漏れることはありませんでした。

大成功です。

ようやく修理完了です。

 

今回の交換作業では、ネットの記事を読んでも引っこ抜き方がよく分かりませんでした。力任せで引っ張っても抜けなかった時は情けなかったですね。

また、挿入の仕方もはじめから分かっていたら、こんなに大変ではなかったかもしれません。

コールマンパーツショップの画像を見ると、真鍮のリングがついています。

やっぱり・・・・この真鍮のリングまで外しておかないと、交換は無理という事なのでしょうね。でも、交換作業をやっている最中も、真鍮リングのことはすっかり忘れていました。

くどいですが、真鍮のリングまで外さないとグラファイトパッキンは交換できません。

 

ということで、なんとか交換することが出来、ピーク1を再生することができました。

キャンプ開始当時からの愛機です。

修理が出来て、キャンパーとしては嬉しい限りです。

 

こちらの火力調整レバーもいつか交換してみたいと思います。

 

「コールマン PEAK1 400A ツーレバー③ 黒レバーの修理とバーナーリング」に続く⇩