rmenx’s blog

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むかごご飯 メスティンで炊いてみた② むかごご飯完成 & 固形燃料あれこれ

《前回からの続きです》

 

TEMPOの固形燃料で炊いています。まるで石鹸のような固形燃料です。

1個ではチョロチョロと頼りない炎だったので、この後に1個追加しました。

ところが、追加したためか、火力が一気に上がり、湯気が大量に出始めました。ようやく沸騰したんですね。

ここまでが前回の記事です。

 

しばらくして湯気の出方が少なくなってきましたが、かと言って火力はまだまだ強いし、「このままでは、絶対に焦げ付くなー」と感じたので、メスティンを火から降ろし、逆さまにしました。

 

いつもの固形燃料とは違う、物凄い焦げ方。カエンニューエースとは、成分が違うんですね。

でも、燃料はまだ激しく燃え続けていたので消火しました。

15分ほど、この状態で蒸らし・・・

蓋を開けてみると・・・・・いい具合に炊けていました。

味見してみると、少し固めのご飯でしたが、塩味もちょうど良く、むかごもとても美味しかったです。

まだ残っていたむかご⇩

 

 

音で判断して火から下ろしたことが良かったのか、お焦げも少なくて済みました。

とりあえず成功ですね。

これが市販のむかごだったら、もっと大粒だし、もっと美味しかったかもしれません。

母用にと作ったので0.5合という少ない量でしたが、母は喜んでくれました。

作った甲斐がありました。

 

長期間の保管には向かない固形燃料

元々、カエンニューエース 25gの固形燃料を使うつもりでした。でも、放置しておいたので、どんどんと蒸発してしまい、スカスカになっていました。

 

この固形燃料は早く使う事をお勧めします。

 

この固形燃料。25gで 1個当たり¥30~¥40。安いと言えば安く、お得です。

ただ、鍋料理などを扱うお店や毎月のようにキャンプに行かれる方なら、保管による劣化の心配はないでしょうが、時々しか使わない方にとってはどうなんでしょう?

 

長期間の保管に向く固形燃料

その点、テムポの固形燃料は欠けてはいたものの、ちゃんと火が点きました。約40年前の固形燃料ですよ。

これは凄いことです。長持ちすれば、保管に気を遣うこともなくなります。

ということは、頻繁に固形燃料を使わない方なら、多少価格が高くなっても、この固形燃料の方が長持ちして、使いたい時に使えて便利です。

ただ、この製品は販売されていません。変わるものとしては材料 (ヘキサミン) は違いますが、エスビット用でしょうか?

Esbit アウトドア キャンプ ポケットストーブ用 専用固形燃料

Amazon

火力はカエンニューエースよりも強いのですが、その分、価格が高く燃費悪い。

長期保管なら、これでしょうね。

マイナーですが、「Godora 強力固形燃料タブレット 46個」も10年以上もつようです。(ただ、値段が・・・買えません)

 

 

固形燃料あれこれ

TEMPOの固形燃料の主成分はエタノールAmazonと書かれています。

毒来の強いメタノールではありません。

 

*この缶入り固形燃料。調理が終わったら蓋を被せて消火。蓋をしておけば、次も使えるという固形燃料です。

災害用、キャンプ用にと売られていましたが、最近はマイナーな燃料ですね。特にキャンプで使われている方は稀かと。

 

これに関連して、

下は、固形燃料作る実験です。固形燃料って、作れるんですね。

27.燃料作り
[目的]    石鹸を利用して固形燃料を作る。
[領域]    化学:石鹸と油脂
[準備]    石鹸 メタノールCH3OH
[操作]
     石鹸を砕いてメタノールを加え、加熱して溶けたら型に流し込み固める。[留意点・工夫点]

・    石鹸は固形がよい。粉石鹸ではうまくいかない。
・    石鹸はおろし金等を使用すると細かく砕くことが出来る。
・    石鹸5gにメタノール50mlが適当である。
・    石鹸を溶かす際、湯せん鍋を使用すると2~3分で溶ける。石鹸かすが残っても構わない。長く湯浴するとメタノールが気化してしまい、吸って気分が悪くなることがあるので注意する。
・    できた固形アルコールを放置しているとアルコールが蒸発してしまうので、早く使用する。
・    メタノールの代わりにエタノールを使うと石鹸があまり溶けず、固まり具合もよくない。その場合は石鹸の代わりに酢酸カルシウムを使うとよい
・    燃料用アルコールに石鹸や油脂を加えて加熱して溶かし、冷却するとゲル化して固まるという性質を利用した実験である。

《第5章 おもしろ科学「燃料作り」より》

操作方法は分かっても、なかなか自宅で作るのは大変でしょう。

酢酸カルシウムの水溶液とエタノールで固形燃料が出来るそうですが、難易度は高そうです。

 

でも、ネットを見ていたら、こんなものを見つけました。

 実験くんNo.53手づくり固形燃料 実験レシピ公開!

Amazon

自宅で固形燃料が作れる実験キットです。

商品の説明

手づくり固形燃料でキャンプの料理にチャレンジ! 在宅学習 自由研究 夏・冬休み パーティー イベントなど・・楽しみ方いろいろ。

〜手づくり固形燃料にトライ〜

 実験の目的 変性エタノールと酢酸カルシウム(Ca)で固形燃料をつくる。

 実験に使う薬品 ◇変性エタノール 100cc ◇酢酸カルシウム 12g ◇食紅青

 実験に使う器具 ◇アルミカップ 3個 ◇5cc計量カップ 1個 ◇3ccスポイト 1個 ◇マドラー(かくはん棒) 1個

 非常災害時の燃料、照明としてもご利用いただけます。

続いて、これはドラッグストアーで購入した、ケンエーの燃料用アルコール

アルコールストーブ用にと買ったものです。

こちらは、両方含まれていますよ⇩

 

さらに、固形燃料を調べていたら、こんな製品を見つけました。

固形燃料 デュアルヒート 小缶 約2時間燃焼

《Yahooショッピング》

製品の説明の抜粋⇩
アウトドア、災害時にも最適。安全で経済的な、アメリカ生まれの新タイプ固形燃料。
「非アルコール」固形燃料 消防庁《非危険物》認定品。

安全性が評価され、燃料としては日本で唯一、消防庁危険物データベースに「非・危険物」として登録されています。(消防庁 非・危険物登録番号9994X013410)
非・危険物に登録されているため、航空輸送含め、すべての交通機関での輸送が可能です。これは保存燃料としては初。アルコール燃料などとは違い、粘性が高く、発火しにくいうえ、プルトップ缶で密閉しているため高い安全性を獲得する事が出来ました。

プルトップのアルミ缶。完全に未開封(空気に触れていない)の場合は、半永久に保管が可能です。
「非・危険物」なので、どこにどれだけ備蓄しても、消防署の規制を全く受けません。

専用の五徳(別売)を使用して、鍋ややかんを乗せることが出来ます。

※やかんや鍋を乗せるためには、五徳が必要です。併せてお買い求めください。

アルコールを使った固形燃料はすぐに揮発してしまいますが、アルミ缶に入ったこの製品は永久だとか。

実際に使用する時は、別売りの五徳を使用します。また、専用の消火蓋もあります。

こんな製品もあるんですねー。

いざの時、燃料が使えないなんてことのないように長期間備蓄するなら、この固形燃料もありだと思います。

煮炊きだけではなく、ヒーターアタッチメントを乗せたら暖房にも使えそうです。