前回の記事では、チタンのフライパンについて書きました。
まとめとして、Boundless Voyageのチタンのフライパンでなくても、Boundless Voyageのチタンボウルでもフライパンと同じように調理が出来るか?ということでした。
今までチタンのクッカーでの炊飯では失敗続きだったので、フライパンではどうだろうと半信半疑でした。
とにかく実際に自分で使ってみない事には分かりません。
本来は調理器具セット。主に食器として使っていましたが、今回もクッカーとして使ってみます。
手抜きの卵焼きです
Boundless Voyageのチタンボウル (直径143mm) を強火で熱すると、熱伝導率の関係で、その部分だけが強く熱せられます。そこで、一貫して「弱火」で調理するよう努めました。
通常のコンロを使ったので、コンロから飛び出ているセンサーのためにチタンのボウルは軽いために浮き上がってしまいました。
弱火にして、少し多めに油を入れて熱します。
軽く溶いた卵を入れました。
縁が浮き上がっているので、ここはこびりついてはいないことが分かります。
へらで動かしてみると・・・・セーフ!
こびりつかない
ボウルを左右に動かすと、スルスルと卵が動きました。
こびりついていません。
ひっくり返してても・・・全くこびりつきなし。
でも、形が崩れてます。
チタンのボウル。
弱火で使えばこびりつくこともなく調理できますね。
ただ、弱火のためか、卵はなかなか固まりません。
そこで、ちょっと中火ぐらいにしてみると・・・・
こびりつきはしませんが、ボウルの縁が茶色に変色し始めました。これは火が強すぎたんですね。
とりあえず卵は焼けました。 見た目は悪いですが完成です。
ボウルのこの部分が変色していました。やっぱり中火では火が強過ぎたようです。
でも、変色しただけで、こびりついたりはしません。
火加減さえ調整するなら、卵焼きぐらいは出来ますね。
この後、金属たわしで擦って、茶色の部分を落としました。
底を触ってみると、少し変形したようで、押すと凹みます。
以前使ったステンレスのクッカーでも、使った後に底が歪みペコペコすることがあったので、たぶん、このチタン製のボウルもチタンの厚みが薄いのでしょう。
結論
火が弱いので食材に火が通りにくいですが、油を多めに入れて、時間をかけてじっくり焼けばこびりつかさずに焼くことが出来る事がわかりました。
つまり、強火で焼かなければチタン製のフライパンでも調理が可能だということです。
ただし、このチタン製のボウルに限ってのことかもしれません。
他のチタン製のフライパンについては、試してないので分かりません。
アルミ製のトレック900でもそうでしたが、焼く食材にもよりますが、弱火ならどんなクッカーでも調理できそうです。
《続く》