rmenx’s blog

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テントの前室扉を跳ねあげてタープ代り  これからの季節の雨対策  & FUTURE FOX パップテント FOX-BASE

そろそろ梅雨入りしそうな天候です。今週は雨が続くらしい。

6日。関東甲信が梅雨入りしたようですね。

梅雨入りしたので、晴れの日が少ないかもしれません。その合間をぬってキャンプですか?

 

たとえ、雨が降ろうとキャンプは人気。

でも、キャンプ中の雨って・・・

 

これで雨対策?

ドームテントはコンパクトで組み立て簡単。

コールマン(Coleman) テント BCクロスドーム 270

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前室扉を跳ね上げればちょっとしたタープ代りになります。

一般的なタープよりも覆う面積は小さいですが、荷物を一つでも減らしたいソロキャンパーには有難い仕組みです。

*雨対策として、ネットには大きなタープを張ったり、リビングスペースの大きなテントを使うよう薦めています。これなら快適に過ごすことが出来ます。

広いリビング付きのテントが使える方は羨ましい限りですが、でも、今回はテント一つの雨対策です。

 

ところが、上の写真のように扉を高く上げていると、雨が降ると水は低いところに流れるので、低い部分に雨水が溜まってしまいます。

このテントの場合、水の重さで扉が下のように垂れ下がって来ます。

扉をピーンと張っておけば影響は少ないですが、残念ながら雨で濡れると、テントがたるんで来るんですね。たるんでくると、そこに水が溜まります。

雨を経験されたかは、すでにご存じかと。

 

水を取り除こうと扉の下から突き上げると、水が「ビシャー」と落ちてきます。

でも、またしばらくすると、水が溜まって撓んでくるので、その繰り返しです。(笑)

こんな経験をされた方がいるかもしれませんね。

 

雨の中でのキャンプは、雨水との闘い。

でも、ここに雨水が溜まらないようにするには?

水をさらに低い部分に流せばいいということです。

多少、居住性は悪くなりますが、ポールが5本セットなら、1本を外してつなげば低くなります。

ただ、中途半端な高さだと、やっぱり中央部分に水が溜まってしまいます。これは仕方のないことなんですね。

では、どうする?

ポールの高さを左側よりも短くして高低差を作ればいい。低い右側に水が流れていきます。(微調整したければ、雨用にポールを適当な長さに切ったものを用意)

 

或いは、中央をロープで引っ張る方法も。

ただ、小さなテントだと中央にグロメットがないものもあるので、この方法は使えません。

このように、扉の角度をつけて設置すれば雨の降る日も、その下でまあまあ濡れずに過ごすことが出来ます。

居住性は悪くなりますが、溜まった水をいちいち排除するよりも快適です。

 *「まあまあ」と言うのは、風が強く、横殴りの雨の場合には対応できないからです。

 

この日は急に降り出した雨で、こんなことに。

天井の低い屋根の下ですが、濡れるよりもマシ。

快適とまで行きませんが、濡れずに済みました。この時はポールを一つ外すと低すぎたので、ポールを斜めに立てて低くしています。

その場で、こんな風に工夫することもキャンプの楽しみです。

人気のヤドカリテントも 2本のポールで支えているので中央に水がたまりやすいです。この場合も片方のポールを低くすれば、ある程度水が溜まるのを防ぐことができます。ポールが2本だと、必ず真ん中に雨水が溜まります。

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VADI-LIDSO 4人用 ワンポールテント 六角形 テント

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このテントはポールが1本なので、水が左右に流れて、溜まりません。

 

パップテントも 2本のポールで立ち上げますが、扉をテントよりも高く持ち上げれば、テントの屋根に流れる構造なので溜まることは、そうありませんね。

Amazon限定ブランド】ジージーエヌ(G.G.N.) 55 パップベース パップテント

《Aamzon》

 

雨の日キャンプは快適?

ネットでは雨の日のキャンプの魅力を語る記事がいくつかあります。

「ザアザア」と音を立てて大雨が降る中で、レインウェアーを着込み、道具を車から出し、まずはタープの設置、その下にテントを張る。そして道具を並べてと準備完了。

しかし、晴れていればパーっと地面に広げられるタープやテントでも、濡れてしまうと生地同士がくっついてしまい、広げるのも困難。

素早く設置しないと自分もテント自体もズブ濡れになってしまいます。撤収時の雨も同様、たたむのは大変です。

 *キャンプ場を訪れる人が少ないし、しかも雨の音だけ。虫はいないし・・・キャンプ場を独り占めしたような気分にはなれますが、雨の日は「良いこと尽くめ」ではありません。

 

タープさえ張れば大丈夫?

しとしと降る小雨ぐらいなら何とか過ごせますが、雨が強いと、よっぽど大きなタープでないと風にあおられて横から雨風が吹きこんで来ます。風が強すぎればタープ自体も危ないです。そんな中で食事の用意&食事というのは辛い。

さらには、トイレに行くのもわざわざ傘を差して・・・とかなりの覚悟が必要です。

下手すれば、寝ている間にテントから浸水だなんて・・・(今のテントは防水が完璧かも知れませんが)

周囲に人や虫がいないため、いくつかのメリットは感じられそうですが、一日中降っていたら、一日中テントかタープ内で過ごさないといけません。

せっかくキャンプ場にいるのに、家にいるようにゲームや音楽を聴いて過ごすなんて情けないです。

経験者としてはデメリットばかりの雨の日キャンプはお勧めしません。

そこまでして行く価値ある?

 

さらに、帰宅後の乾燥作業が待っています。

小さなモノならそれほど難しくはありませんが、特に乾かすときに広い場所を必要とするテントやタープは面倒です。

ただ、お金はかかりますが、「テント乾燥サービス」というのもあるようなので検索してみてはいかがでしょう。

 

耐水性の高いテントや、タープの下にテントを張るなどの工夫次第で、なるべく濡れずにキャンプを楽しむことは出来ますが、

《写真は1992年頃の我が家のテント》

 

極端な話をすれば・・・

普通は好んで行かないだろう、雨の日に狙いを合わせている上級キャンパーがいるとか。空いているからです。

でも、これから悪天候になると分かっているのに出かけるのは、あの事故を思い出させます。

そういう人を決して上級者と呼ばないでしょう。ただ無謀なだけ。それとも武勇伝でも語りたい人?

 

上級者は決して危険を冒すことはありません。だから上級者。経験豊かで優れた能力を持つ、いわばプロフェッショナル。

良く言われている、登山時の天候不順の時、あえて頂上を諦め、戻る勇気のある人の事を言うのでしょう。

 

ただ、天気予報をチェックしていても、急に雨に降られることはあります。特に山では天候が急変します。また川近くでは増水して危険です。

かなり前の長瀞のオートキャンプ場で、

中州でテントを張っていたキャンパーがダムの放流による増水で車の屋根に避難した事故がありました。

消防車が何台も到着、カヌーをしていた方も協力してロープを浸水した車に渡し、救助している光景を間近で見たことがありました。

雨の降る暗いキャンプ場内で、ただ緊急車両の赤いランプがクルクルと点滅している光景って異様でした。そして、周囲のキャンパーは、ただただ、じっと救助の様子を見守っていました。

翌日、引き上げられた三菱のデリカ他の車内は水浸し。もう使い物になりません。でも、命が助かっただけもよかったです。

危ないと判断したら、テントをたたむなり、或いはテントを捨ててでも安全な場所に避難を!

★雨の日にキャンプを楽しめるのは、若い独身の方だけかもしれませんね。

面倒くさがり屋やファミリーだったら、敬遠するでしょう。

 

 

FUTURE FOX パップテント FOX-BASE

FUTURE FOX FOX-BASE – FUTURE FOX-OUTDOOR

一般的なパップテントよりも少し大きめで、秘密基地らしくサイドが大きくなっています。

このテント、活用できそうです。