便座に座っていると、タンクの中から水琴窟のような音がかすかに聞こえてきました。
どうやらタンクの内部で水漏れしているようです。
三十年近く前のモノ。古いですからガタがきていて当たり前です。
とりあえず、ネットで構造を調べてみて、ボールタップか浮き球の辺りだろうと見当をつけました。
蓋をはずしてみました。
だいぶ汚れています。
でも、こんなに長い間使っていても故障もせずに、よく働いてくれています。さすが、日本製。
水が漏れていたのは〇印の部分。
とはいっても、水が少しずつ溜まっていき、ある程度の大きさになるとポタンと落ちる程度です。
浮き球を持ち上げてみると、水が出てきました。
逆に浮き球を下げてみると、水は止まりました。
原因はここか?
この浮き球を下げれば水が止まるという事なので、この浮き球を下げてみることにしました。
「どうやれば下げられる?」と、この部分を眺めていると、茶色いナットを反時計周りに回せばネジが下がることに気づきました。
このナットで長さを調整できる仕組みなんです。
このナットは手で回すことが出来ました。
そこで何周か回してみました。
「いいぞ、いいぞ!」
水漏れが止まりました。
部品を交換するなど、大掛かりになると思っていましたが、こんなに簡単なことで直ってしまいました。
業者を呼んだら、
「これは古いですねー。もう部品もないし、丸ごと交換ですね」なんて言われかねません。
でも、古いことは古いので、いつかはきちんと交換した方がいいかもしれませんね。
ただ、スイッチを入れっぱなしだったデジカメを床に落としてしまい、レンズが引っ込まなくなってしまいました。再度、電源を入れ直すと・・・
液晶には・・・・壊れた?
なんてこと・・・
いよいよ、三台目のデジカメの登場です。
追記 : 現在、TOTOとINAXの二つのメーカーが有名ですが、この耐久性って、物凄いと思いません?
長く使い続けられる、故障が少ない=信頼性。これこそがメイド・イン・ジャパン品質なんでしょうね。
使い捨て感覚の貧弱ですぐに壊れてしまう製品は巷にあふれていますが、車にしてもキャンプ道具にしても、この信頼性は重要です。
追記 : 2022.05.16
やっぱり音がする
最初のうちは水が落ちる音はしませんでしたが、その後しばらくして、再び音がするようになりました。
前回直したときは、この浮き玉を持ち上げると、水が「ジャー」と出たので、慌てて、ネジを回して浮き球を下げました。上の画像では「アーム」がだいぶ下向きになっています。でも、水が出て当たり前だったんです。
その時、水面はオバーフロー用のパイプ口よりもかなり下にありました。実は逆だったんですね。浮き球を上にあげなくてはいけませんでした。
*オーバーフローのパイプから水が溢れています。
その後、浮き球の「アーム」が水平になるように調整しました。でも、まだ音は聞こえます。結局、水漏れしていたのは「ピストンバルブ」のようでした。
下は、
「SANEI トイレ部品 万能ロータンクボールタップ ほとんどのタンクに適合 マルチ PV46-3S-13」 この部品を、丸ごと交換するようです。
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素人が、ない知恵を使って、あぁだ、こぅだとやってもダメだという事です。
交換方法の動画もあるので、それに従ってパーツを交換した方が良さそうです。
ただ、レビューに「交換しても・・・しばらくするとタンク内から水が漏れる音がポタポタとしてきます。」とあり、原因は、タンクの底についている「フロートバルブ」と書かれていました。
我が家のはどうかと、止水栓を回して水を止め、タンク内の水を流しました。
そして、「フロートバルブ」の周囲を手で擦ってみたら、「あぁー、真っ黒」
レビュー通りでした。
この「フロートバルブ」も交換しないといけないということです。
大きさが「大」と「小」と二種類あるようですが、我が家のは「小」かな?
LIXIL(リクシル) INAX 取替用フロートゴム玉 (小) 55mm
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それにしても、水洗トイレの仕組みは昔から、そう変わっていないという事に驚きです。最初に考案した方、偉いですね。
今回の件で、とにかく古いトイレは、パッキンなどのゴム部品の劣化が進んでいて、それらを丸ごと交換した方が良さそうです。
さて、いつ交換しましょう?