やたらと大きな段ボール箱で届きました。
クッション用の白いクシャクシャの紙。中にポツンとプラバンが入っていました。
いつも思うのは・・・こんな包装でいいのかな? なんかもったいないような、もっと安上がりな方法はないものかと。
でも、商品が皴になったり折り目がつかないよう工夫しているのだと思います。ありがたいことです。
手に入れやすいプラバンを使って製作
前回の記事では、家にあったスポンジ付きのプラを使って補強しましたが、誰もが簡単に手に入るものではないし、厚みは1mmと薄くペラペラなので、あらためてプラバンを使って製作してみたいと思います。
今回は、比べるために二種類のプラバンを買ってみました。
上が「プラバン 1.2mm厚 B4サイズ 2枚入り」。
下が「プラボード 2mm厚 B4サイズ 2枚入り」です。
写真ではわかりにくいですが、プラバンが真っ白。プラボードも白ですが、ちょっと色が違いますね。
実際に触ってみて、質感・厚さ・曲げ具合などを考慮した結果、プラバンの方が扱いやすそうなので、今回はプラバンで製作することにしました。
底と背面用を作ってみる
本来なら、左のようにケース内にぴったりと収まるように製作したいのですが、プラバンを折り曲げる作業は難しそうなので、今回はそれぞれパーツごとに製作して、ケース内に貼り付けるという方法をとっています。
*蓋以外の全てのパーツを接着してしまってもいいかもしれませんね。
或いは、お手軽な段ボール (プラ段) に展開図を書いて組み立てても良さそうです。
板取り (一枚の板から無駄にならないように材料を切り出すこと。) をうまく行うと、プラバン B4サイズ(257mm×364mm) 一枚から無駄なく、背面・底、フタ、側面の部品が切り取れます。
でも、しっかりと実測してぴったりになるように取り付けないと隙間が空いてしまいます。注意が必要です。
★ケースに個体差があるかもしれないので、製作される方は実測することをお勧めします。
プラバンの良いところは、カッターで切れ目を入れて折り曲げるだけで、「ポキッ」と折れる事です。
底と背面はつながっている方がいいと思い、折り曲げようと試みましたが、うまく折り曲げられず、結局二枚に切り離して、裏でガムテープで止めてあります。
実験してみました
プラバンを曲げるにはドライヤーなどで温めて真っすぐな定規を当てて整形するようです。
自分はライターであぶって曲げてみました。これなら出来そうですね。
*四隅は、ケースに傷がつかないようにと丸くカットしておきます。
裏からガムテープを貼って繋げます。
完成です。
ぴったりなサイズのため、両面テープは使わず嵌め込んだだけです。
前回取り付けたものは、そのまま使うことにして、背面と底だけ新調しています。
メーカーが作れば、この部分はつながっていて隙間などが出来ないように作るでしょうが、方法が考えつきません。(この部分に白いテープを貼ってしまうとか、何か良いアイディアがあれば・・・)
プラバンを入れたことで、背面(足の部分)の強度が増しました。
十分、補強の役目を果たしています
下は、前回の「1mm厚のプラ+スポンジ」。
これよりも、今回の 1.2mm厚のプラの方が硬くてガッチリしています。外側からの衝撃にも少しは強くなっていると思います。
*あるプラバンのレビューにリュックの背面に補強用に使ったとありましたが、これもそういう意味で十分補強に成り得ますね。
今回は蓋の部分まで作りませんでしたが、うまく板取りすればプラバン1枚でフタや側面も作ることができます。
作られる方は参考にしてください。
側面をプラバンで作り直す
かなりプラバンが余っていたので、ついでに側面もプラバンで作り直すことにしました。
グリルをぴったりと収納できます。グラつきはありません。
ケース自体、かなり頑丈になりました。
取っ手側はプラを入れると妙に膨らんでしまうので、プラは貼り付けてはいません。(前の記事で触れています)
1.2mm厚のプラバンですが、けっこう補強になりますね。
これでカスタマイズは終了?
カセットコンロの専用ケースのように掴む部分まで成型してしまうと、結果的に大型になってしまうので、このケースのようなギリギリのサイズで十分です。
もしかして、もっと合理的で簡単に製作出来る材料や方法があるかもしれませんが、とりあえずケースの補強はおしまいにします。
最後に取っ手にチューブを取り付けてみました。
取っ手は内側にぐーっと曲げると簡単に外すことが出来ます。
シリコンチューブなどを入れると本体とカタカタと触れ合う音を消すことが出来ます。
*まさか、ここまで真似しないでしょうけど。
ちなみに、チューブは「ジェックス GXー72 ソフトチューブ白4.5m」です。外径約6mm程度のポリ塩化ビニル製。エアーポンプ用です。
これは60~89℃くらいになると軟化するようなので、シリコンチューブの方が安全です。
下は2回購入している、モノタロウの 4mmx6mm のシリコンチューブ。
これで全てのカスタマイズは終了です。
本体には全く手をつけてはいないので、ケースその他を取り去れば元のグリルに戻ります。
《キャプテンスタッグ バーベキューコンロ グリル V型 B6型㉓ トランギアのメスティンで炊飯が出来るように!! に続く》