★キャプテンスタッグ バーベキューコンロ グリル V型 B6型を炭だけで使われる方は読み飛ばしてください。
目皿の上に乗せただけでもアルコールストーブは使えます。
でも、それではつまらないので、いろいろと実験を繰り返しています。
前回製作した嵩上げ器
余っていたステンレス板で作ったアルコ―ストーブ用の嵩上げ器。
使い回しのステンレス (一度別の目的で加工したものを再利用) 板なので折り曲げた跡が歪んで醜く残っています。
でも、これ自体はしっかりと仕事はしてくれました。余っていた材料で作ったために見た目が悪いだけです。
でも、こんなものをブログに載せるのもなぁーと考えていたので、もう一度マシなモノを作り直そうとステンレス板を注文しました。
作り直しに際して
試作品は幅が短かったのでガタガタ動きましたが、もっと丈夫で安定するようにと、目皿幅一杯で作ることにしました。
目皿を安定させるのだったら、いっそ板に穴を開けて、その中に入れるということも考えました。
N-project チタン遮熱テーブルなどでアルコールストーブも使えるようするために、このような方法を用いています。
でも、こうすると、穴の径を7㎝近く開けないと入りません。
グリルの目皿の幅が約7㎝ですから、穴は開けられないことが分かり断念しました。
しかもステンレス板に奇麗に穴を開けるなんて出来ません。シャーシーパンチやリーマでも無理でしょうね。これは即断念しました。
仕方なく、もう一度元の形で作ることにしました。
ただ、この場合、アルコールストーブを止めるための折り目がある加工は面倒なんです。メーカーだったら、型を作ってあっさりと作ってしまうでしょうが、アマチュアはそんなわけにはいきません。
もっと奇麗に簡単に出来ないかと考えたのが、下の案です。
丸い輪を作り、これを本体の嵩上げ器に止める。この方が作りやすいような気がしました。
アイディアは浮かぶのですが、いざ、工作にかかった途端・・・
「硬い。硬すぎる!」
パンチングメタルだから少しは切れるだろうと甘く見ていました。さすがに、0.6mm厚のステンレス板は硬くて切りづらかったです。
しかも、パンチング穴が大きすぎて、丸い部品を本体に取り付けるどころではありません。
仕方がないので複雑なものはやめて、単純な箱型に戻しました。
作業中に外れてしまうので、保護用のビールを外してから寸法を書いた方がいいですね。
しかし、ステンレス、硬い! ここまで切るのも大変でした。
さらに、その後の箱型に曲げる加工はさらに大変でした。
うまく曲げられません。
しかも、ギリギリの長さにしたために、長すぎて目皿の中に入りませんでした。
仕方なく曲げたものをもう一度真っすぐに直しました。そして、あらためて曲げると・・・
今度は高さが変わってしまったので、また切って・・・
ようやく出来上がったのがこれです
切り口が痛々しいので、アップの画像は載せられません。
でも、このままではアルコールストーブが左右に動いて固定できません。
そこで、前回作った嵩上げ器を作り直して取り付けました。細いパンチングメタルの穴に差し込んでこの飛び出した突起が取り付けたり持ち上げる時に役立ちました。
パンチングメタルの穴から差し込んで、裏で曲げて固定します。
簡単に外すことが出来ます。
これで動きません。
とりあえず完成としておきましょうか?
アルコールストーブの上端からクッカーの底まで約3.2mmの距離
この距離なら、まずまずです。
今回は厚さ0.6mmというぶ厚いステンレス板を使用しました。加工は大変でしたが、頑丈です。
せめて、0.3mmくらいなら、もっと楽に、そして自由に加工が出来ると思います。
でも、Amazonには見当たりません。普通の0.3mm厚のステンレス板でもよかったかなー。
★金属加工、むずかしいですね。
頭で思い描いていても、いざ、製作となるとハードルが高いことに気づきます。
工作台や万力さえない我が家ですから、なおさらです。
金属加工が得意な方、設備や道具のある方なら難なく製作できると思います。
★加工しやすい0.3mm程度のステンレス板で製作し、ドリルで穴をいくつか開けた方が角も奇麗に仕上がるし、見た目もグッドです。
★参考にはならなかったかもしれませんが、アルコールストーブの嵩上げについての記事でした。
*繰り返しますが、このグリルでのアルコール燃料の使用は禁止なので、自己責任でお使いください。
《続く》