ここまで来たら、実際にコールマンのストーブ 508 で試してみるしかありませんね。
・ホワイトガソリン (ガソリンには薄青い色がついています)
・黄色い漏斗は「COGHLAN S(コフラン) フィルターファンネル」
・キャンプを始めたウン十年前から使っているアルミ製のボトル。
ストーブに漏斗2杯分のホワイトガソリンを入れました。
もう少し多くてもよかったですね。ガソリンの量が少ないと、タンク内の空気が多いため圧縮するのに時間がかかります。(満タンにすると、逆に空気が少ないので、圧縮出来ません)
ツマミを左に2回転させて、中央の小さな穴を押さえながら、ポンピングしました。
「あれっ、」スカスカです。
しばらく使っていなかったし・・・
そこで「コールマン リュブリカント」というポンプカップ専用潤滑油を塗りました。
銀色の小さな穴から注ぎ込むのですが、今回はキャップを外し、直接塗っています。
それでも、押したという「手ごたえ」が伝わって来ません。
2019年にオイルドポンプカップに交換したのですが・・・⇩
何十回かポンピングした後に点火してみました。
ポンピングしても時々スーッと抜けているので、圧力が完全に高まっているとは思えません。
黒いレバーを中央くらいに、ガスマッチの火をつけたまま、赤いレバーを「OFF」と「ON」間に動かします。
ボッと点火しました。思った通りに大きな炎があがりました。
レバーを絞って点火すれば、こんなに大きくはなりません。初めての方は慌てるでしょうね、この立ち上がる炎を見たら。
さらにポンピングを続けます。
黒いレバー「CLEAN-LOW-LIGRT/HI」を左右に動かします。クリーニング機構です。
これで安定した青い炎に変わります。
・ ・ ・ ・
ところが、一部オレンジの炎が残っています。
その時の動画⇩ 最後までしっかりとポンピングが出来なかったので、圧力不足かもしれません。
赤い炎が燃えあがる場合は、空気圧不足かジェネレーター内部のカーボン付着が原因とありますが、一部だけなのでバーナーリングのつまりとも考えられそうです。後で詳しく原因を調べないといけませんね。
ホエーブスとオールドコールマンをこよなく愛するブログ Outdoor Fan さんのページに、それらしき原因が書かれていました。⇩
その動画⇩ 我が家の「508」 は90年製です。
「ストーブの赤火の原因は様々ですが、バーナー周りに付着した不純物やバーナーリングの錆が原因であることも多いです。
ガスが当たって剥がれた不純物や錆が燃える際に、いわゆる赤火になります。
赤火の原因にはこのほか、ジェネレーターの詰まりや混合気の濃さなどが関係しますが、今回はバーナーボウルの汚れ落としとバーナーリングの錆落としで解決した事例をご紹介します。」
とありました。今度試してみようかと思います。
翌日、ポンピングがしっかりと出来たので、炎が安定しました。やはり、ポンピング不足が原因だったようです。
緩いので簡単に被せることが出来ました。下の部分が赤熱してきました。
最大火力。
明るいので見えにくいですが、内部筒はうっすらと赤くなっています。
天板や外筒の上部は赤くはなりません。
この時はアタッチメントの上部にはあまり熱が伝わっていませんでした。火力が弱かったためでしょう。
この範囲は暖かく感じました。
写真では分かりづらいですが、 508 のバーナー径が大きいために、炎がアタッチメントの外側にはみ出して燃焼しています。
また圧力不足で最大火力にならなかったこと、内部燃焼筒が高いことなどが赤くなりづらかった原因と思われます。
アタッチメントの周囲が温かかったのは、はみ出した炎のためのようです?
はみ出している炎が観察できます⇩ *炎が揺れているのは風のため。
天板に乗せてあるのはST-330用の風防です。ST-330では、バーナー径が小さいので、炎が直接内部燃焼筒を熱し赤熱させるのでしょう。
短時間だからか、タンクに触れても熱くありませんでした。
また、遮熱板に触っても熱くありません。当然、その下のツマミも大丈夫でした。
*このヒーターアタッチメントに遮熱板は必要なかったか?
「FUTURE FOX」のロゴが完全に焼けて、青く変色してしまいました。
赤いレバーをさきほどと同じ「OFF」「ON」の中間地点におき、その後、「OFF」にすれば火は消えます。
自分は面倒なので、そのまま「OFF」にしています。火が消えた後に、小爆発のように「ポンッ」と音がして、消えていきました。
バーナーリング部分が熱いと、再着火してしまうので、冷めた頃を見計らって、燃料キャップを緩めました。
「シューッ」という音と共に、圧がゼロになりました。
明るいときは内部燃焼筒の形は見えにくかったのですが、周囲が暗いと、このようにクッキリと見えるようになりました。ポンピングが無理なく出来るようになったため、火力が上がったためとも考えられます。
真っ暗だと、角度によっては肝心なナバホ柄が見えにくいです。
下は、その時の動画です⇩
この時はアタッチメントの上方10㎝くらいは熱く感じました。また周囲は15㎝ほど離れても熱く感じました。
★ヒーターアタッチメントに過大に期待はしない方がいいです。見た目は素敵ですが、それほど暖かくはなりませんよ。
焚き火が一番です。
おまけ : コールマンの純正のヒーターアタッチメントを取り付けた写真。
《「ヒーターアタッチメント FUTURE FOX⑥ SOTOのST-330で燃焼させてみた」に続く ⇩》