もっと早く気づいていれば助けられたのに・・・
メダカ水槽にカナヘビが浮かんでいました。
ここに落ちたら滑って這い上がれません。
あの小さなカナヘビですか? ぐったりして全く動きません。
尾が切れています。何者かに襲われたのでしょうか?
こちらの水槽には脱出用の寒冷紗は取り付けていません。
まさか、この水槽で溺れるなんて・・・・
一か所でも寒冷紗を取り付けて置いたら・・・と思うと、悔やまれます。
ミツガシワを除去してしまったのも原因でしょうね。ミツガシワが植えてあれば、それによじ登って助かったかもしれません。それをきれいに取り去ってしまったからでしょう。
人間のエゴかー・・・・
しかし、二度とこんな事故が起こらないようにと、寒冷紗を取り付けました。
やっぱり水辺は危険です。
と・こ・ろ・が・・・・・
10分後、様子を見に行くと、杭に乗せておいたカナヘビはおらず、その下の地面に何かが?
死んだカナヘビを食っている?
いやいや、違います。死んではいませんでした。元気です。あれは何だったんだー。死んだ真似?
*ネットで調べると、緊張すると「死んだふり」をして動かなくなるようです。パニックになって気を失ったのでしょうか?
でも、今回の場合は、どう見ても死んだとしか思えな状態でした。
でも、ほっとしました。よかった生きててくれて。
それにしても、がっつりとかぶり付いています。
少しくらい揺らしても離れようとはしません。縄張り争いか?(※1)
この後、持ち上げようとしたら、パッと分かれて逃げていきました。
そして、またドブン! 再び池の中に。水に飛び込めば、敵から逃れられると思っているらしい。
尾がないので上手に泳げません。しかも、上まで這い上がれません。
とりあえずアサザの葉の上に乗せましたが、心配なので寒冷紗の近くで放しました。
すると、勢いよく駆け上がり、あっという間に藪の中に隠れてしまいました。
やっぱり寒冷紗、効果がありますね。
これは、あの2匹以外のカナヘビ。我が家には何匹生息しているのでしょう?
今回、カナヘビのおもしろい生態を見ることが出来、感激しています。
※1 さて先日、ニホンカナヘビの珍しい光景に出くわしました。分園事務所脇の垣根の下で2尾のカナヘビが絡み合っていたので、よく見ると、1尾のカナヘビが別のカナヘビのお腹に噛みついています。縄張り争いよるけんかでしょうか? じつは、恋の季節(繁殖の時期)を迎えて交尾しているのです。後ろで噛みついているのがオス、もう片方がメスで、このようにオスがメスの体に噛みついて体を安定させ交尾をします。余りに強く噛みついているので、交尾後のメスにはしばしばオスの歯型が残ってしまうこともあるようです。
メスはやがて卵を産みます。産み落とされたばかりのころは直径1センチメートルにも満たない卵は、水分を吸って、孵化するころには1.3~1.5センチメートルほどまでに大きくなるようです。
名前についてもう一つ。ニホンカナヘビは、「ニホン」とついているように日本の固有種です。水分を吸って大きくなる卵は、雨量の多い時期に産み落とされることでもわかるように、日本の気候や環境によく適応してきたといえるでしょう。
また、森の中のような薄暗い所よりも、湿潤であれば草地など比較的開放的な環境を好む傾向があるため、里山ばかりでなく井の頭公園のような水辺と適度な茂みがある公園でもよく見られるものと思われます。最近の井の頭池では、ミシシッピーアカミミガメやブラックバスなど外来生物が幅を利かせていますが、ニホンカナヘビのような在来種が住める環境を今後とも維持したいものです。
〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 池田正人〕
(2011年05月13日)東京ズーネットより
二ホンカナヘビは基本的に縄張り争いはしないようです。この場合は、噛みついた方がオス、噛みつかれた方がメス。メスを動かないようにして無理やり交尾ですか?
それにしても、カナヘビの恋?には痛みが伴いますね。
人間の恋も別の意味で痛いですけど・・・
追記 : 一日雨なので・・・
我が家では、基本的に水替えはしないので、雨が降ると有難いです。投げ込み式のフィルターが底の水を吸い上げて拡散するので、いい具合に水の入れ替えが出来るはずです。
以前、大雨で池自体が水没したことがありました。池だか庭なんだかわからない状態で、池の外にメダカが泳いでいました(笑)
追記 : 2021.06.27_
あの尾の切れたカナヘビでしょうか? 取ってつけたような尾ですが・・・。
元気なので安心しました。