五徳に乗せたクッカーが不安定で使いにくいとか、チタンクッカーなので熱を均等にしたいとか、いろいろな理由がありますが、使われている方も多いバーナーパットです。
《Amazon》
以前、ユニフレームのバーナーパット (2015/10/19 購入) を使っていましたが、あまりにも輻射熱が多くて、手放してしまいました。
まさに下の画像のようにSOTOのバーナーに乗せて使っていました。
《Amazon》
輻射熱対策が重要
現在はボンベの過熱を防ぐために、バーナー専用の遮熱板や遮熱テーブルも数多くの製品が販売されています。でも、かつては、製品からの「輻射熱」なんて、メーカーもユーザーもあまり気にしていませんでした。輻射熱なんて言葉を知らなかっただけ?
このキャンピングムーン ファイアパット
===ご使用についての注意事項===
1) 使用時の輻射熱が下側に対流することによりガスバーナーなどの調理器具に損傷を与えてしまう場合がありますので、ガスボンベ直結型のバーナー(ST-310、CB-JCB等)に使用する際に遮熱板を必ず組み合わせて使いましょう。
2) また火力をあまり上げず弱火で調理し、こまめにガス缶が熱くなっていないか必ずチェックしてください。
3) 使用中や使用後しばらくは本体が大変熱くなっています。火傷のおそれがありますので、合わせてご注意してください。
4) 初回火入れ時 ステンレスの特性上、一般的な鉄より膨張します。テストを繰返しましたが、初回火入れ時は必ず網部が膨れ上がりますので下記内容の注意点をご確認の上火入れしてください。
⑴ 何も乗せないでください。
⑵ メッシュ網に当たる程度の弱火を当てます。
⑶ 火を入れ続けしばらくすると元に戻るので待つ(元に戻ったら安定していますので使用可能です)。
⑷ 急冷厳禁です。初回はこのような内容をご注意下さい。
※ご使用後の網部は完全に戻ることはありません。多少歪、うねりは残ります。このような網部の特性をご理解お願い致します。
《Amazon》
丁寧に説明していると思いませんか。特に使う時には、上の画像のように遮熱板を使うようにと促しています。
普通、バーナーパットと言うと、熱を拡散する目的で使われることが多いですが、上に乗せるクッカーだけではなく、下側にも輻射熱による影響があるんですよね。
そのため、必ずバーナーには遮熱板を使用するようにと、わざわざ注意喚起をしているんです。
先述のユニフレーム(UNIFLAME) バーナーパットSでは、「※下への輻射熱により、器具に損傷を与える場合があります。弱火でお使いください。」と書いてあります。
そのレビューに、「この製品に限ったことではないが、パットを置くことでイワタニカセットジュニアバーナーの場合は放射熱でカセットが熱くなる。熱対策をしたほうが良さそうなので、ステンレス板の製品を別途購入した。」とありました。
FUTURE FOXからも同様の円形のバーナーパットが発売されています。でも、下向きの輻射熱の記載はなく、バーナーに必ず遮熱板を使うようにという事も書かれていません。パットからの赤外線で暖をとれるということなので、かなりの輻射熱が発生している筈ですが、
それらしいレビューは「輻射熱が結構有りそうなので同じFUTURE FOXさんの「SOTO ST-310 専用 シングルバーナー ステンレス遮熱板 テーブル」と併用されると良いかと思います。」の一つだけ (215中)。
この製品では下側への輻射熱の影響はあまりないのでしょうね、きっと。
キャンピングムーンは他のメーカーのパットよりも多くの輻射熱が発生する?
でも、輻射熱のことを丁寧にきちんと注意書きに加えていることはユーザーにとっては有難いことです。驚きです。
そこまで、気を遣うなんて、すごい。
さすが、キャンピングムーン!
昨日の記事に関連して、
ジュニアバーナーにバーナーパットを乗せる場合には遮熱板が必要ということが分かります。