池で二度も溺れているカナヘビを見つけたので、これは何とかしなくちゃ・・と思いました。
知らない間に溺れていたら、可哀そうです。
そこで、ひょうたん池の東側。浅い部分に寒冷紗を垂らしておくことにしました。
追記 : 2021.05.02
エビネを日光から守るために買ったものですが、たくさん余っていたので使ってみました。登れるようにするには、タオルなどを垂らしてもよさそうですが、吸水性が良すぎると、タオルからどんどんと水が蒸発してしまいそうです。寒冷紗の場合は細かいネット状なので心配ないと考えられます。また、野外で使うために対候性にも優れています。
★耐候性とは、プラスチックや塗料、繊維、有機素材等の工業製品が太陽光・温度・湿度・雨等の屋外の自然環境に耐 えうる性質であることをいいます。劣化の因子としては、光・熱・水が挙げられます。具体的な影響としては、太陽光による変色や粉化現象(チョーキング)、 温度変化による素材の膨張・伸縮、雨による加水分解・浸食や昼夜の温度差による結露などがあります。耐候性を把握することは、製品の品質や寿命、材料選び の観点から重要な要素といえます。《三洋某柄株式会社》
上はいくつかの石で押さえ、水の中にある寒冷紗は浮き上がったりしないように石を沈めました。池の水が減ってしまう場合も考えられるので水中にも垂らしてあります。
ただ、このままだと寒冷紗の左右の隙間から入られてしまいます。池の壁と寒冷紗の間 (オレンジ⇩) に入ってしまったら絶体絶命。
そこに入れないように石で押さえることにしました。
最終的に、これで良しとしました。
この寒冷紗までたどり着ければ、脚がうまく寒冷紗に引っかかって上に上がれるでしょう。実験したい気分ですが、そうもいきませんよね。
ただ、池の全方位に寒冷紗は施していないので、西側など深い場所に落ちたら・・・・
とにかく、池に落ちても寒冷紗が垂らしてある場所まで泳いで来てくれることを願うばかりです。
そのうち、アサザの葉が大きく池を埋め尽くせば、それに乗って休むことができるかもしれません。
バッタで実験してみました。
水の上に浮いてはいられますが、この壁は登れません。力尽きたらおしまいです。
ところが、寒冷紗まで辿り着くと、難なく登ることに成功。
カナヘビなどの生き物も助かる可能性が出てきました。
寒冷紗があれば・・・・助かります。
使用している寒冷紗は以前購入した「家庭園芸用 クレモナ®寒冷紗」という製品です。1.8x5mと大きいのでかなり余ってしまいました。
追記 : 2021.05.18
最近、ため池から脱出する動画がアップされていますが、一人で上がれないことが証明されていました。また、おぼれた子どもを助けようとしても、助けることなどできないこともわかります。
でも、ロープ一本垂らせば、それに掴まって池から脱出することが出来ました。
また、下の動画では池の縁にネットを取り付けてあります。これなら、ネットに掴まっては仕上がることができます。まさに、今回の寒冷紗と同じです。
《動画5 這い上がりネット》
ただ、全ての池にネットを取り付けるのは不可能なので、絶対にため池で遊んではいけません。
別の水槽で溺れたカナヘビ⇩
池のかなりの部分にネットを張った記事⇩