知り合いの小学校の先生から、遠足の時は必ず割りばしを数本忍ばせていくということを聞きました。
理由はわかりますよね。
せっかく作ってもらったお弁当。いざ、食べようしたら、箸がない。
子供の気持ちが痛いほどわかります。そんな悲しい思いをさせないようにと、忘れてくる子もいるだろうと、予備の箸を用意しておくのだそうです。
キャンプも同じです。
先日見た動画では、持ってきたライターが使えず焚火が出来ませんでした。そこで、火をもらいに他の方のキャンプサイトに出かけて行きました。動画の演出上のことなので仕方ないでしょうけど、実際は困りますね。
事前にライターが点くかどうかをチェックするのは当たり前ですが、予備を持っていたら、そんなことにならずに済んだのに・・・。
経験値が少ないと、こんなことが起こってしまいます。
経験を積むとは具体例の蓄積
仕事で同僚 (特に自分より若手のメンバー) を見ると、同じ程度の経験をしてもその後の成長に違いがあることに気づきます。具体的には、経験を次に活かしているかどうかです。経験を応用し横展開しているかどうかです。
経験値を積むことは、自分の行動・得られた結果・失敗等から学ぶということです。無意識に蓄積されていくことも含まれます。いずれも経験とは具体的な内容です。
経験値を積むとは、体験という具体例を自分の中に蓄積していくことです。
「自分の行動・得られた結果・失敗等から学ぶということです。無意識に蓄積されていくことも含まれます。いずれも経験とは具体的な内容です。」
⇧ これっ、重要ですね。記事の後半には「失敗からのレベルアップ」と具体的な方法が書かれています。「もう知っているよ・・」と言わずに、あらためて確認してみてください。
さて、クッカーなどは頑丈なので、いきなり壊れて使えなくなった・・・ということは考えにくいですが、ライター、ランタン、バーナー・・などは使えなくなってしまうことが十分考えられます。
ですから、たとえ自動着火装置が取り付けられているバーナーでも、ライターは必須なんです。しかも、高山では電子ライターは着火しないので、フリント式 (石を使ってるライター)、サバイバルマッチなどを持っていくのが常識。
下はジッポーのオイルライター。黄色に見えるのがフリント⇩
フリントとは
1 「火打ち石」に同じ。2 ライターの着火装置の一。やすりとこすり合わせて火花を出し、燃料に引火させるもの。鉄とセリウムの合金が用いられる。発火石。→フリント式ライター - 《goo国語辞書》
要するに、燧石(ひうちいし)です。
こういう原始的なのが一番確実。電子式はいざの状況で役立たないことは、日常生活でも常識です。
特に灯油加圧式ランタンは気まぐれですから、そのランタンだけで賄おうなんて思っていると、使えなくて残念な気持ちになってしまいます。灯りも二台体制が必要ですね。
ということで、邪魔にならなければ、常に予備のランタンを持っていくことをお勧めします。
もちろん、カセットボンベの予備も。(ゆるキャン△のように、キャンプ途中でカセットボンベを買い出しに行くなんて、やめましょう!)