表題を「SOTO ST-310で液出し出来るの?」から、「SOTO ST-310では 液出しは出来ません!!」に代えました。
危険な行為なので強めの表現にしました。
以前、購入したキャンピングムーンのガスホースライン セット。
ST-310などのバーナーを分離式として使えるようにするためのホースとアダプターのセットです。ST-310は優秀なバーナーなので遮熱板を取り付ければ、問題なく使えます。わざわざ分離する必要はないのですが・・・(しかも、分離すると、熱源から離れるので、ますますドロップアウトが・・・)
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このセットには、「マルチホースラインZ16(55㎝)」と「CB缶アダプターZ13 (ST-310にカセットボンベの代わりに取りける)」「OD缶アダプターZ10(カセットボンベをつなげる 脚が付属)」が入っています。
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アダプターはあるので、もう少し短めのホースがないかなーと探していましたが、ホースだけの製品はありませんね。
そこで、仕方なく・・・
キャンピングムーンシングルバーナー用 マルチガスホースライン 25cm
ねじ込み式 OD缶 CB缶 ガス変換 バルブ付
これはホースの長さが25㎝。
ただし、写真で分かるように、調整つまみが取り付けられています。(ホースだけでいいのに・・)
下の写真のようにST-310に取り付けるには、「CB缶アダプターZ13」というアダプターが必要です。
このキャンピングムーンのマルチホース。
実物を手にしてみて、つないでみて、「あぁーなるほど、そう取り付けるのか・・」と理解できたくらいで、最初は写真だけでは使い方がわかりづらかったです。
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このくらいの長さでちょうどいい。
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OD缶の液出し仕様の画像
こんな使い方ができるんですかー? ST-310ですよ。怖い!
キャンピングムーンが、このような画像を掲げているのは・・・
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SOTOのストームブレイカーやプリムスなど、液出しが可能なバーナーには、バーナーの辺りに真鍮製の管(気化器)を備えています。ここで液体になったガスを気化させて、そして燃焼させるという仕組み。火力調整が効かず最大で燃焼します。液出しできるバーナーには必ず、この気化器がついています。
SOTO ST-310では 液出しはできない!!
ST-310は、気化器がついていない普通のバーナーです。そんな構造になっていないので、液出ししたら、たいへん。
ブァーと炎が大きくなってしまうでしょうね。
下はスノーピークのCB缶用の「ギガパワーデルタポッド」。これ、液出しが出来るんです。 普通、こんな気化器がついている筈。
その時の記事⇓
この jijiiさんの動画(チャンネル登録者数 19.5万人)では、OD缶の液出し実験をしています。この方の動画はとても分かりやすく解説されています。
「液出しタイプが主流に成るかも、ファイアーメイプルFMS117H」
⇓こちらは、キャンピングムーンの画像通りに、マルチホースとつなげて、OD缶を数秒間だけ、液出しで使っている動画。
「SOTOのレギュレーターストーブST-310をフュージョン化してみた!使い方の幅が広がった」
そのコメント欄に・・
「OD缶の逆さ使い。ST-310では使い方間違ってないでしょうか? 逆さは液出し用バーナーの使い方だと思います。SOTOのストームブレイカー SOD-372とか。」
そのコメントを読んだ動画投稿者から・・・
「ご指摘ありがとうございます。あまり考えずにオプション品を全てつけた状態で撮影してしまったのが良くなかったと反省しております。
確かに、ST-310は液だし式ではないので、逆さにするのは間違いです。
製品が製品なので、しっかりと確認して慎重に撮影するべきだったと思います。
注記などの表示をしたいと思います。
指摘、助かりました。」
その後、
【注意】 08:30 にOD缶を使っているシーンがありますが、ST-310は液出し式ではないので、逆さまにOD缶を配置するのは間違いです。液出し用のスタンドを付けて撮影してしまいました。
ST-310でOD缶を使う場合は逆さまにしないでください。の注意書きが追加されました。
そうですよね。
「えっ、本当にやっちゃうの?」と思いながら動画を見ていました。
やんわりとした指摘、いいですね。そして、誤りに気づいて良かった! その後の素早い対応も。
動画下の注意書き、或いはコメント欄を読まなかったら、本当に液出しで使えると勘違いするでしょう。テント内でやったら、最悪、テント焼けますからね。
やっぱり、しっかりと下調べをしないといけませんね。この動画は映像も映し方も工夫していて素晴らしいので、特にそう思います。
とにかく、自分のブログも含めて、特に安全性に関しては十分に調べてから発信しないといけないな、と戒められました。
さて、「液出し」についてはおいといて・・・・
こんな風に「液出しスタンド」に差し込んでからOD缶を取り付けるようです。
《Amazon 上の写真ではわかりづらかったので、Amazonの画像を加工させていただきました。》
OD缶の代わりに「OD缶アダプター Z10」を取り付ければ、ここにカセットボンベを取り付けることが可能になります。
(ただし、火力調整つまみまであるので邪魔ですね)
これを使えば、アミカスを分離式として使えるわけです。
ただ、こういう器具って高い。
ホースだけ販売されるのを待ちましょう。