実際にベランダで燃焼実験をしてみました。
組み立てても実際に使えるのか、テストすることが大事です。
N-Proのチタンテーブルに、ガオバブ 固形燃料トレーに乗せた自家製アルスト、極チタン。
このアルストは、その形から炎が外側に向かって燃焼するので、五徳の縁がすぐに染まっていきました。燃焼効率は悪いですね。
極チタンは径が9.4㎝なので、内側に入ってしまいます。(プリムスのMやコールマンパックアウェイは12.5㎝だと五徳に乗る感じ)、それでも数分後に沸騰しました。明るくて炎が見えないのが残念。
*アルコールの入れ過ぎに気を付けてください。間違ってドバドバといれてしまうと、ストーブから溢れ、それに気が付かずに火を点けてしまうと、地面が火の海になってしまいます (経験から) *下に動画あり⇓
次にトレーに乗せられなかったアルスト。そのままでは穴に落ちてしまうので、13㎝径のアルミ板に乗せてみました。
五徳をセットしてみました。
でも、「せっかく可動式のテーブルを取り付けたんだし」と、拡張テーブルに乗せ直して点火。
炎は見えませんが、こちらのタイプの方が熱が上昇しやすいので、早めに沸騰しました。
インスタントコーヒータイム。
火消しには、ガオバブ 固形燃料トレーを被せました。
傾いていますが、実際はぴったりはまりました。
最初に試したアルストの外側はかなり焦げて色づいてしまいました。ステンレス製の五徳もポットスタンドも見事に。
綺麗に色づいてしまいました。火に近くなる風防は、みんなこんな風に色がついてしまいます。
同じような五徳&風防に「ミュニーク」というステンレスの製品 (14g ウッド・・・は60g) がありますが、径が8.2㎝と小さいし、がっちりと円形を保てるわけでもないので、極チタンなどを乗せるのは不安定かと。それと価格が4倍。「超軽い製品」まで望んでいない方には「ウッド・・」で十分かもしれません。
アルコールストーブと五徳の高さについて、ネットでは「底から3.5センチあたりから4.5センチ程度です」とあるので、今回の場合は五徳の風防上(6.7㎝)-アルコールストーブ(4.3㎝)=2.4㎝。実際は五徳は溝の中 (6㎝) に設置されているので、1.7㎝ とさらに距離が短いです。ちょっと五徳が低すぎですね。近すぎると火力が弱いです。
では、チタンテーブルにはめ込んだアルコールストーブではどうでしょう。この範囲(3.5~4.5㎝)ならベストということなのですが、今回の風防を使うと、こんな感じでちょうどいい感じです。
N-Proの風防が手元にないので、はっきりとは分かりませんが、写真で見ると、かなり近いようにも見えます。
自作で五徳を作られている方の中には、五徳の高さを調整できるものを製作されています。
拡張テーブルへの影響も全くなく、可動テーブル使用可です。また、今回の製品たち。とてもいい感じで使うことができました。
十分に使えますよ。
参考までに⇓
暗闇の中で無造作にアルコールを入れた後に着火。
周囲にアルコールが飛び散っていたのも知らずに・・・まるで薄青い布を広げたかのような幻想的光景になりました。昼間は炎が全く見えないので、テント内などでは絶対にやらないでください。
この後、さすがに「ヤバイ」と思って、大きめのスパッタシートとトレーを被せて消火しました。慌てた様子はカメラの動きでわかるでしょうか?
最後の「シュボッ!」が怖い!
下は、香川のしんchさんの「【アルコール燃料を使う方へ】リスクの限定と道具の選別(注意点)初心者さんは「固形燃料」がオススメです」 火が広がる様子がよくわかります。
特に明るい昼間は炎が見えないので、注意を!
火が広がっても慌てないこと、これが大事です。
下はあらためてアルコールを少なめに入れて着火させた動画(6分23秒)。
途中から被せた五徳が真っ赤になって燃焼しています。炎が15㎝以上も立ち上っています。
ゆらゆらと陽炎のように揺れる青い炎。癒されますね。
★明日は、ヒロシキャンプで使っていた「キャンティーンカップ」について⇩