前回 (2019年12月)は、「角上魚類」に行った時に購入した鯛のあらを使って「あら汁」を作りました。
今回は、スーパー内にある魚屋にあったものを使って調理します。
お刺身は買うでしょうが、小さなお子さんがいる家庭だと、骨がある、鱗がある・・・と食べにくい部類に入りますから、滅多にしないでしょうが、なんたってお安い (¥200位)。
以前、回転寿司に行って「あら汁」を注文したら・・・・「あら」と言うよりも綺麗な「切身」が入っていてびっくりしました。
これなら骨もなく食べやすいのは間違いないのですが、ちょっとね。美味しくありませんでした。
鯉こくと一緒で、あれも骨があって食べにくい。でも、だから美味しい!
鯛の骨を取り除きながら、汁を啜(すす)るのが「あら汁」の醍醐味じゃあないですか?
角上魚類の時は、一匹買って「刺身」と「あら」にしてもらいましたが、今回は「鯛身あら」として売っていました。買い手が少ないんでしょうね。
一パックだけ売れ残っている・・という感じで、寂しそうに置かれていました。
頭と中骨。けっこう大きいです。
まだ鱗がついたままです。
この鱗をそのままにしておくと、汁を啜(すす)る時に、鱗が口に入って煩わしいので、鱗取りと頭を食べやすい大きさにカットすることにしました。
鱗取り
ネットでは、大きめのビニール袋の中に入れて、その中でスプーンやペットボトルのキャップのギザギザ部分を使って取るとよいと書かれています。これなら鱗が飛び散らずにすみます。さらには手袋をするとよいとも。
さすが、ネットに載せるだけあって、安全対策は万全ですね。
違う記事では、鯛を水の中に沈めてペットボトルのキャップで取る・・と書かれていました。鱗が飛びません。なるほど・・・感心しました。
みなさん、よく考えますね。
★鱗が飛び散るとキッチン中が魚臭くなります。それを防ぐためにビニール袋内で取るんですね。
まっ、面倒なので、そのまま包丁で取ることにしました。
鯛の鱗は手強いです。意外と固くついているし、目の近くや背中、鰓(えら)の辺りにもあります。
けっこう時間がかかりました。鱗が残っていると嫌なので慎重に行いました。
やってみて・・・・
作業自体、けっこう面白いですね。苦にはなりません。(楽しいです、ポロポロと面白いように鱗が剥がれていくので・・)
キャンプも同じ。少し手間がかかるから面白い。全てインスタントじゃ、つまらない。
頭は固いので、いつものように金属バサミを使用。それでも固かったです。こんな風に下準備ができました。
自分の中では、ペットボトルのキャップもいいけれど、やっぱり包丁で鱗を取ることに意義がある・・・なんて考えています。
何でも便利グッズばかり増える現代。
楽にできる・・もいいけれど、「包丁一本」で処理できることがもっと大事かと。
*一つの道具をいろいろな用途に使うというキャンプにも通じています。
あとは塩を振って、さーっと湯通しをして霜降りに。
灰汁 (あく) を取った後に味噌を投入。
今回はネギだけ。
最後に味を整えれば完成です。昆布だしを少々加えています。
大きな器によそって。
これは、美味しかったですよ。
ただし、骨が苦手な方はダメでしょうね。